Chateau La Conseillante 1999
(+)実家のワインセラー・新規購入編です。
娘のBirthday Vintageです。
【レヴァンジル】【ヴュー・シャトー・セルタン】と並んで、ポムロールの代表的なシャトーの一つに数えられてきた名門シャトー・ラ・コンセイヤント。
1871年から現在に至るまで、同じオーナーが所有し続けているという珍しいシャトーであり、そのためか「非常に品質が安定しており、どのビンテージでも一貫したスタイルを持っている」と評されることも多いのです。また、長い歴史を持つ反面、ポムロールではいち早くステンレスタンクを導入するなど、最先端の技術をいち早く取り入れる柔軟性も備えています。
ブドウ畑は【シュヴァル・ブラン】の隣に位置し、粘土、砂利、砂が混じった土壌も似ています。このため、比較されることも多いのですが、ビンテージによってはラ・コンセイヤントの方が高い評価を受けることもあるぐらいなのです。
ワインはラ・コンセイヤントの特徴であるスミレの香り以外に、ブルーベリーなどの黒系果実の香りと、決して強すぎない樽香が非常にバランス良く調和されていて、深い色と多くのタンニンを備えた典型的な長期熟成タイプです。口の中にいつまでも残る余韻は非常に心地よいものです。
「ポムロールで最もエレガントで瑞々しくおいしいワイン」と評されるラ・コンセイヤント。ポムロールならではの少量生産ですので、“見つけた時が買い時”だと言えるでしょう。
(オールドビンテージ・ドットコムより)
CHATEAU La CONSEILLANTE
シャトー・ラ・コンセイヤント
POMEROL
ポムロール
シャトー・ラ・コンセイヤントは、アペラシオンの中心の、分厚い砂利の台地に位置している。
シャトーは、現在の名前ラ・コンセイヤントをマダム・コンセイヤントによって与えられ、これは18世紀に敷地が彼女の直接所有権下になった時である。(その頃普通であった伝統的な分益小作とは対照的に)畑は東ポムロールに素晴らしく位置しており、レヴァンジル、プティ=ヴィラージ、ヴィユー=シャトー=セルタンの隣で、シュヴァル・ブランの反対側、サンテミリオンとポムロールアペラシオンのまさに境界線上にある。
ワインメイキングは、1世紀以上父から息子へと伝えられた伝統の恩恵を得ているが、近代ワイン醸造学における最新の発見をもまた利用しているため、ワインの質は不断の成功に達している。
ワインは、ステンレススティールタンクで醸造され、毎年50%は新樽で熟成される。1989年と1990年の両方共、100%新樽が使用された。
白に銀の素晴らしいラベルは、このシャトーを1世紀以上所有しているニコラ家の’N’を取り巻いてデザインされている。
セカンドラベル: なし
畑の面積: 13ha
品種: 45%メルロー
45%カベルネ・フラン
10%マルベック
土壌: 粘土/砂利&砂質砂利
酵母の添加: 野性酵母
マセラシオンの期間: 21~25日
発酵の温度: おおよそ30度
発酵槽のタイプ: ステンレススティール
樽の年令: 新樽を50%使用(89年と90年は100%)
樽熟の長さ: 22~24ケ月
清澄: 卵白
フィルターの使用: なし
ボトルのタイプ: ボルドレーズ
シャトーにおける壜詰め: 100%
lhaあたりの葡萄の木の本数: おおよそ5,500
平均樹齢: 40年
1ヘクタールあたりの生産量: 35~40hl
収穫: 手摘み
平均生産量: 5,000ケース
貯蔵: 5~20年
サーブするときの温度: 17度
料理との紐み合わせ: ラム・子牛・家禽・デリケートな猟鳥獣の肉とパーフェクトである。
(ピーロート・ジャパンより)
★ポムロール・トップクラスの味わい!★
シャトー・レヴァンジル同様、ポムロールの東端、サンテミリオンとの境界にあるシャトー。サンテミリオンのシュヴァル・ブランとも近い位置にあるシャトー。
ポムロールではペトリュスを除くとヴュー・シャトー・セルタンとレヴァンジル、そしてこのラ・コンセイヤントがトップクラスに位置づけられてきた。
ワインは香り高くしなやか。
メルロ65% カベルネフラン30% マルベック5%。
(ワインパーフェクトより)
シャトー・ラ・コンセイヤント 1999 750ml
非常に高く評価されているポムロールのシャトー、シャトー・ラ・コンセイヤントは、このアペラシオンで最もエレガントでみずみずしく、おいしいワインを生産している。
ラ・コンセイヤントは最新の注意を払ってつくられたワインで、ステンレスタンクで醸造され、オーク樽で熟成される。新樽は毎年100%である。ワインのスタイルはペトリュス、トロタノワ、ラフルール、またはセルタン・ド・メイほど力強くないが、これらのシャトーよりしなやかで、もっと早飲みのスタイルである。
見事なまでに複雑な、成長した、魅惑的なスタイルのラ・コンセイヤントだ。暗いルビー色をした1999年は、甘いブラックラズベリーやチェリーリキュールの趣と混じり合った西洋杉、香ばしいオーク、甘草、新品の鞍革、乾燥ハーブを見せる。ミディアムボディで、硬い角はなく、極めて純粋で、ほとんど甘い。みずみずしく、おいしいラ・コンセイヤントは、「ボルドーのブルゴーニュ」という評判通りのワインだ。予想される飲み頃:現在~2012年。パーカーポイント89点。
(ロバート・パーカー著ボルドー第4版より抜粋)
(エサキホンテンより)
エノテカで購入。12000円。
ワインの店いとうでも購入。10500円。あら、こちらのほうが安かった。
ワインの店いとうで購入したものを抜栓。
2012年3月4日抜栓。コルクにはシャトー名、Vintageが刻印されています。しっかりしたコルクで全く液漏れありませんでした。染みてもいなかった。グラスはリーデルのボルドータイプを使用。グラスに二杯注いだ後、澱を混ぜないためにデキャンタしました。デキャンタに注いでいる間じゅう香りが漂っていました。色は結構濃いガーネット。まだ若干フレッシュさ、力強さが残っていますが、エッジにはほんの少しエンジ色が見えます。最初は、カシス、プラム、ブラックベリーの香り。時間と共に複雑さが増してきます。スワリングによって濃厚な香りに変化します。ややインキーな香り。娘さんは、バナナ、レタス(青野菜)、ボールペンの香りと言っていました。たしかにボールペンのインクのような香りがします。そしてバナナの甘さも感じます。奥さんはプラムと開口一番言っていました。時間がたってから娘さんにもう一度香りをみてもらうと、今度はメロンスパークリングの香りと言っていました。とにかく、甘さ、果実甘味がドカーンと濃厚に香ってきます。リキュール系の香りもしてきます。これは心地よい香りだ。温度が上がってくると、鼻に抜けるようなミント系の香りもみられました。ほんと濃厚系、でもすがすがしい良い香り(ちょっと矛盾)。口当たりはとても滑らかで濃厚です。グラスの脚も比較的粘調度の高いものでした。力強い味わいで、酸味もそこそこきりっとしています。タンニンはいまだ十分に感じますが渋さはなく、とても調和の採れたものです。非常に素直に喉の奥に流れていき、アフタも結構長く感じます。とにかく果実甘味が半端無く感じますね~。丸12年たった今、とっても飲み頃だと思います。まだ、4,5年はいけるんじゃないかな~。残りはハーフボトルに入れ替え、バキュバンして保存。2日目も果実の甘さがしっかりと出ています。多少ギスギス感がありますが、全く問題なく飲むことが出来ました。このクラスは10年超で飲みやすくなりますね。