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四恩醸造 仄仄 2016

2016-08-02 00:00:00 | 日本
四恩醸造 仄仄 2016 Part1

四恩醸造 仄仄 2016 Part2
四恩醸造 仄々(ほのぼの) 2016 750ml

四恩醸造 山梨県山梨市牧丘町
セミソレラシステムでノンヴィンテージとなりました。
前回よりも軽快な感覚になっております。
ブランデーの香りがふわっとグラスから溢れ、デザートワインといえど、こってりしすぎず、さらっとした口当たり。
アルコール感とブドウの凝縮した甘みのどちらも感じられます。
流石、四恩醸造さんって感じです!!!

酒精強化ワインとは・・・イベリア半島など気温が高く温度管理が難しいブドウ栽培地域において、酸化・腐敗防止など保存性を高めると同時に、味わいに個性を持たせるために工夫されたワイン群です。
醸造過程でアルコール【ワインと同様にブドウを原料としたブランデーが多く用いられます】を添加することで、アルコール度数高め、そして糖度が残るために甘口ワインとなります。

品種:デラウエア66% ブランデー(甲州産)34%
産地:甲府市善光寺、勝沼町勝沼・下岩崎
アルコール度数:18%
酒商うちやまより)






仄々NV(2016年)

来ました・・・!待ってました!
仄々久しぶりの入荷!
実はけっこうこのワイン待っている方いるんですね
酒精強化ワインとなるこの仄々
以前飲んだ時も日本にこんなワインあるんだ!と驚き面白いワインと思っておりましたが
仄々として
今回完璧ではと思う仕上がり!

今回はまさに集大成ともう言うべき手法となり
”セミソレラシステム”
ソレラシステムというのがシェリーなどで使われる手法で樽の一番下に古いものがあり上に行くに従い新しい樽で一番下の古い樽からボトリングして減った分を一つ上の若い樽から充填
そしてまた減った分をさらに上の若い樽から充填と行くので一番したの樽は常に古いものでじょじょに注ぎ足される感じ
ということでセミですので
2014年以前のものに
2014年のデラウエアのブランデー
2013年の甲州のブランデー
複数ビンテージが織りなす仕上がりとなっっております。

そんな今回の仄々
いつもは375MLでしたが今回は750MLオンリーです!
価格は単純に倍になりますがこの仕上がり見れば全然高くない!
日本が誇る酒精強化ワインであります。
アルコールは18%ありますがまず
いくらでもついつい飲んでしまうので本当に危険です。
ご注意ください!
色は山吹色山吹ワイン!
それもなんとも色香あり美しいクリアーで艶めかしい液体
香りはいきなり熟リンゴ
キャラメル、ロースト、アルコリックでも優しく分厚い
そこから和梨~気持ちいい!
味わいは穏やかでしたたかに強く厚みあり丸みも凄い
残糖はかなりあると思いますが
なんでしょうか
このバランスの良さ全然いけてしまう酒精強化ワインこんなの今までにないですね
どこかシェリーにしてもポートにしてもやっぱり日本人には合わない飲み物かなと・・・どこかでそんな印象持ってしまう
グラス一杯どころか一口二口でごっそーさんでしたが気が付くと半分どころかそれ以上いってしまう危険なワイン
なんたって飲んでいるうちにどんどん変化していく
優しくはなっていくしなんか体に馴染んでいく旨さあり
栗系のニュアンスにナッティー&ダンディーなんですよこれが!
最後にすんごいの持ってきたなと小林さんもニヤリしているのではと思います。

以下蔵元様情報
*仄々(白)ノンヴィンテージ(2016)
品 種:デラウエア 66% + ブランデー(甲州種) 34%
産 地:甲府市善光寺、勝沼町勝沼・下岩崎
栽培者:Revigneron
Alcool:18.0%
F-SO2: 0.0ppm

セミソレラシステムでノンヴィンテージとなりました。前回よりも軽快な感覚になっています。半分は前回2014年出荷以前物が残っており、あと半分は2014年のDelawareと2013年甲州種(つよポン製)のブランデー(機山さんでやっていただいた。(自慢))が充填されました。
今回の2016ヴァージョンは750mlになっております。
 ヨーグルト・バター・軽いトースト感・アーモンドやヘーゼルナッツオレンジピールの香りがします。口中のアルコール感に加え、グレープフルーツのような柑橘感・レモンライム・ややドライマンゴーやイチジクのニュアンス温度が上がるとシナモン・甘草そして、杉や松のニュアンスを感じます。アフターはカスピ海ヨーグルトやココナッツクリームにほど柔らかいカカオの香りです。
 以前ネイティヴのフランス人に言われたのが「アペリティフ(食前酒)」(日本では梅とかカリン酒の感じでしょうか。)が絶対いい!大好きだ!!!!とおっしゃっていただけました。和食でその用い方はかなり秀逸と思います。そのほかの分野だと泡ものなど強者がいるので、「デジティフ(食後酒)」で用いようかと思います。この爽やかな酒精強化の分野はそんなにないかと思います。コースでしたら、デザートの合間の1品としてとか、この酸味と甘さを生かしてソースに用いていただくのも一興かと思います。バーとかだったら〆の一品で、コーヒー風味のビスコッティーとかを添えて出すのも粋かと思います。
 かなり面白いジャンルだと思います。
オネストテロワールより)





(+)酒商うちやまより購入。5,184円。


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