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四恩醸造 窓辺 橙 2015

2016-08-07 00:00:00 | 日本
四恩醸造 窓辺 橙 2015
四恩醸造 窓辺 橙 2015
四恩醸造 窓辺 橙2 2015

窓辺 橙2015年

甲州で造られる橙
甲州って今まではもっときつめで熟成のポテンシャルはありそうだけどちょっと近寄りがたい・・・なんて思っていた品種
そのイメージ壊してくれた小林さんの
甲州
今回の橙も寄り添ってくれます。

少し濁りありの乳白色そこに一点赤を加えた程度
そんなに橙していない
香りはフルーツガム系やわらかで大らかな雰囲気で漂います。
一時期のこれこれ!みたいに強かったりしないんですね
小林さんも年齢重ねたということでしょうか
腕も上がったということでしょうか
面白さありながら繊細さも加わった最近のワインですね
甘やかさキャベツなど野菜系も加わりアルコール感もありドライ桃、スイカといきバナナも少々
味わいもまろやかな甘いニュアンス広がり
でも甘っ!?とはならないバランスの良さ
クリーミーで繊細で酸のバランスもグットです。
もう少し先を見たいワインですが完成度高い今回の窓辺今でも飲めてしまいます。
こちらも小林さんの面白くしたい枠を外したい感あってもちゃんと真面目なところあり
でもちゃんとまとまっている
でもほんとはもっと楽しみたい・・・でもやっぱり会社とか仕事とか
趣味ではない・・・
でもそのへんわかっていただける
たっくさん遊ばせてくれるそんな場所あったらもっともっと羽ばたきそう・・・なんて

でも適度なプレッシャーの中
危うい均衡を保ちつつワインの楽しみを追求する
そんな世界へと行くのではと勝手に期待しております。


以下蔵元様情報
*窓辺(橙)2015
品 種:甲州種100%
生産者:武×藤、篠原敏彦・雪江、吉田裕一・幸子
産 地:甲州市勝沼町下岩崎・菱山、韮崎市穂坂
Alcool:11.0%
F-SO2:ppm
T-SO2:>30ppm

峡東地区野の勝沼町菱山と下岩崎そして、峡北地区の韮崎市穂坂が原料です。それぞれの産地の原料をバンチプレス(房ごと圧搾)・醸し発酵(約1週間の果皮浸漬)・MC(マセラシオンカルボニック実は半年くらい)を行い、おおむね、4週間の自然発酵期間後、4/5は樽で約8カ月熟成させました。貯蔵期間中は亜硫酸を加えず、ビン詰め時に少量添加します。


薄濁った山吹色。ライム・富士リンゴそして、グァバの香りもします。スワリングするとフローラルな香りがします。口当たりは滑らかで、パンのトースト感やナツメグ・甘草のようなスパイス感そして、ドライマンゴーとオイリー感を感じます。口中香では、オイリー感に乗ったピンクグレープフルーツのような苦味と柑橘感そして、花か赤い実の果実感が乗っています。アフターフレーバーは秀逸なオーク熟成の感じと青い果実酸の切れで締めくくります。
最後にここにまとまるかぁ~っという感じです。口中のふわっと感はできているのですが、最後の切れでまとまるタイプは、白ワインじゃん!!!て、感じです。
 コップでなくて、切れが出る細長めなグラスが良いかと思います。
キスの天麩羅を抹茶塩でいただきたいです。こぶ塩もいけっちゃいますね。少しぼやけ感もあるので、ピーマン含めた野菜の南蛮漬け(もちろん魚も)とかもいけると思います。温度上げても大丈夫ですが、肉よりは野菜や魚の愛称が効果的でいづれも油で厚みを出してあげるとより相性いいと思います。


薄濁った山吹色。レモン・なしのような香り。スワリングすると緑茶とフローラルな香りがします。口当たりは滑らか。スグリのような赤い果実を感じます。おとなしめで、口中もレモンやなしのような果実感とオイリー感です。ややミントのようなハービッシュ感や杉のような若い木質感やや残糖感が感じます。
まとまりがあるようで、残糖感が出ているこの感じ、焼き鳥屋さんに行きたいです。老舗よりも若いお店がいい感じです。自分は塩派ですが、今回はたれがきつくない店でのあえてのたれを注文したいです。若鶏ねぎまいらず。ししとうもしいたけもいただきたいです。口直しはキャベツがほしい感じです。魚よりも、肉と野菜をメインにややこげ感があると幸いかと存じます。グラスは広めで、コップもいけます。温度も高め大丈夫です。っと思います。
オネストテロワールより)




(+)酒商うちやまより2本購入。2,052円。