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Vosne Romanee La Croix Rameau J Cacheux 2007

2013-02-02 17:53:15 | フランス・ブルゴーニュ
Vosne Romanee La Croix Rameau J Cacheux 2007
Vosne Romanee La Croix Rameau J Cacheux 2007
J.CACHEUX et Fils
J.カシュー エ フィス

所在地 FRANCE BOURGOGNE VOSNE-ROMANEE
新樽を多く用い、色濃く凝縮感のあるワインを生むドメーヌ

現在はジャックの息子、40代のパトリスがドメーヌを運営する。広さは5ヘクタール弱――最近オート・コート・ド・ニュイが加わった――と、著名なドメーヌに較べると若干小さめの地所ではあるが、生み出すワインは色濃く、ピノの風味が横溢する口当たりのよいもの――数量が少ないため、探しだすのは容易ではないが――。
ヴォーヌ=ロマネを中心とする赤は、そのどれもが侮れない。筆頭にくるのはグラン・クリュのエシェゾー、植えられているぶどうは戦前のものも見られ、樹齢の平均は40年以上を数える。ヴォーヌ=ロマネ・レ・シュショはロマネ=サン=ヴィヴァンとグラン=エシェゾーに挟まれたクリマで、その立地からも分かるとおりヴォーヌ=ロマネでトップ・クラスのプルミエ・クリュ。もうひとつのプルミエ・クリュが、ラ・クロワ・ラモー。サン=ヴィヴァンの北東端に位置する区画――広さは0.6ヘクタール――は18世紀にはその一部となっていたもので、ヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュのなかでは、一段頭抜けた評価。ドメーヌでの人気はグラン・クリュのエシェゾーと二分していて、ブラインドなどでのテイスティングには非常におもしろい銘柄。
ヴィラージュで光るのはニュイのオー・バ・ド・コンブ。これは最もヴォーヌ寄りにあるヴィラージュの区画で、上部はニュイのプルミエ・クリュ、ブドに接し、北はヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュ、レ・ショームに接しているという、村名ニュイとしてはたいへんクオリティの高いもの。
高い比率で新樽をあてがい――グラン・クリュ、プルミエ・クリュには基本的に100パーセント。レジオナルのACブルゴーニュでも1割から2割ほどの新樽を用いる――、清澄、そしてフィルターはかけずに瓶詰めするため、オリもしっかり見られるワインは、つくり手であるパトリスを彷彿とさせるような押し付けがましいところのないもので、豊かさのなかにもエレガントさが備わっていて、大きな満足感が得られる。若いうちからでも十分に愉しめるワインだが、熟成後の変身もまた魅力的。
色濃く、濃密なワインを得意とするドメーヌでは、やや弱いと評されている2004年ヴィンテージも、一見すると2003年と見紛うような豊かでしっかりとしたワインを生んだ。

グラン・クリュ単位:ヘクタール
エシェゾ 1.08
プルミエ・クリュ単位:ヘクタール
ヴォーヌ=ロマネ・ラ・クロワ・ラモー 0.17
ヴォーヌ=ロマネ・レ・シュショ 0.45
ヴィラージュ単位:ヘクタール
ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャランダン 0.44
ヴォーヌ=ロマネ・オー・レア 0.32
ヴォーヌ=ロマネ 1.00
ニュイ=サン=ジョルジュ・オー・バ・ド・コンブ 0.52
レジオナル単位:ヘクタール
オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ 1.10
ブルゴーニュ・ルージュ・レ・シャン・ダルジャン 1.00
ブルゴーニュ・ルージュ 0.56
ブルゴーニュ・アリゴテ 0.16
ラック・コーポレーションより)




ヴォーヌ・ロマネ1級 ラ・クロワ・ラモー[2007] ジャック・カシュー

所有する畑が僅かに5ヘクタールと小さく、大きく目立ちはしませんでしたが、その実力はヴォーヌ・ロマネの数あるドメーヌの中でもきわだっている「ジャック・カシュー」。

所有するグランクリュは『エシェゾー』のみですが、かつて18世紀にはあの「ロマネ・サンヴィヴァン」の一部だったという、0.6ヘクタールの極めて小さなプルミエクリュ『ラ・クロワ・ラモー』を0.17ヘクタール所有。

《その畑のポテンシャルはグランクリュ以上!》

と考えるジャック・カシューは、「エシェゾー」と同等以上のワインとして扱う程!

ドメーヌの二枚看板として、最上のワインを生み出しております。

豊かでエレガント・・・、かつてのメオ・カミュゼにも通じると評される素晴らしいスタイルのワインを生み出す「ジャック・カシュー」。

甘く感じるほどのエキス分を持つ素晴らしいバランスの偉大なワイン!

僅か5ヘクタールの畑のみを所有する小さなドメーヌ。
特にラ・クロア・ラモーに至ってはたったの0.17ヘクタール、2樽ほどしか仕込まれない非常に貴重なワインです!

ヴォーヌロマネの実力派ジャック・カシューが誇る偉大なクリマのワインをこの機会に是非!


新樽を多く用い、色濃く凝縮感のあるワインを生むドメーヌ

現在はジャックの息子、40代のパトリスがドメーヌを運営する。広さは5ヘクタール弱――最近オート・コート・ド・ニュイが加わった――と、著名なドメーヌに較べると若干小さめの地所ではあるが、生み出すワインは色濃く、ピノの風味が横溢する口当たりのよいもの――数量が少ないため、探しだすのは容易ではないが――。
ヴォーヌ=ロマネを中心とする赤は、そのどれもが侮れない。筆頭にくるのはグラン・クリュのエシェゾー、植えられているぶどうは戦前のものも見られ、樹齢の平均は40年以上を数える。ヴォーヌ=ロマネ・レ・シュショはロマネ=サン=ヴィヴァンとグラン=エシェゾーに挟まれたクリマで、その立地からも分かるとおりヴォーヌ=ロマネでトップ・クラスのプルミエ・クリュ。もうひとつのプルミエ・クリュが、ラ・クロワ・ラモー。サン=ヴィヴァンの北東端に位置する区画――広さは0.6ヘクタール――は18世紀にはその一部となっていたもので、ヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュのなかでは、一段頭抜けた評価。ドメーヌでの人気はグラン・クリュのエシェゾーと二分していて、ブラインドなどでのテイスティングには非常におもしろい銘柄。
ヴィラージュで光るのはニュイのオー・バ・ド・コンブ。これは最もヴォーヌ寄りにあるヴィラージュの区画で、上部はニュイのプルミエ・クリュ、ブドに接し、北はヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュ、レ・ショームに接しているという、村名ニュイとしてはたいへんクオリティの高いもの。
高い比率で新樽をあてがい――グラン・クリュ、プルミエ・クリュには基本的に100パーセント。レジオナルのACブルゴーニュでも1割から2割ほどの新樽を用いる――、清澄、そしてフィルターはかけずに瓶詰めするため、オリもしっかり見られるワインは、つくり手であるパトリスを彷彿とさせるような押し付けがましいところのないもので、豊かさのなかにもエレガントさが備わっていて、大きな満足感が得られる。若いうちからでも十分に愉しめるワインだが、熟成後の変身もまた魅力的。
色濃く、濃密なワインを得意とするドメーヌでは、やや弱いと評されている2004年ヴィンテージも、一見すると2003年と見紛うような豊かでしっかりとしたワインを生んだ。
(輸入元資料より)

かつては、グランクリュ「ロマネ・サンヴィヴァン」の一部だったプルミエ・クリュ。
ロマネサンヴィヴァンに接し、サンヴィヴァンの畑に入り込んだような形をしています。
ジャック・カシューは彼が唯一所有する特級「エシェゾー」より、高いポテンシャルを持つと考えているようで、価格的にもこのラ・クロワ・ラモーのほうが少し高く設定されています。
ゆはらより)




ドメーヌ・ジャック・カシュー ヴォーヌ・ロマネ・1er・ラ・クロワ・ラモー

ロマネ・サン・ヴィヴァンの北東端に位置する区画。広さは0.6ヘクタール。
18世紀にはロマネ・サン・ヴィヴァンの一部となっていたもので、ヴォーヌ・ロマネのプルミエ・クリュのなかでは、一段頭抜けた評価。 リッチでエレガントな酒質はまさにグラン・クリュクラス。カシューは、特級「エシェゾー」より、高いポテンシャルを持つと考えているようで、生産量も極わずかのため、価格はこのラ・クロワ・ラモーのほうが少し高く設定されています。
ウメムラワインセラーより)




今飲んで90+ ポテンシャル91+ 飲み頃予想 2013~2028
ともかく高品位香がたっぷり。黒果実、ツヤのあるミネラル、複雑な大地香のとてもいい香りだ。液体は濃くも薄くもなく、適度にエレガントで適度な強さもある中庸王道路線のもの。また、果実味は豊かで酸もそれに見合った量があり、ミネラルも多量ですこぶる旨い。ジャック・カシューにしては値が張るワインだが、その投資に見合った幸せをきちんと享受できるもの。(09年04月試飲)
(リアルワインガイド No27より)




ゆはらよりオークションで落札。7,750円。
抜栓日:2013年9月7日
コルク:長めコルク。50mm。ドメイン瓶とVintageが刻印されていました。
液漏れ:ほぼ完璧な状態。染みなし。液漏れなし。
グラス:リーデル・ブルゴーニュタイプを使用。
 
やや低めの温度で抜栓しました。
色:薄めのルビー。ややくすんだ色合い。ちょっと折り入っちゃった。
エッジ:エッジは、ほんのちょっとだけ薄いかな?って程度でしっかりルビー色です。
脚:中等度の粘調度。
 
香り:注いだすぐには、キノコ、腐葉土の香り、なかなかのスパイシーなニュアンスを感じました。少しおいておくと、奥の方からラズベリーの香りが覗いてきます。しかしながら、全体的にはやや内向的な閉じ気味のかおり。時間とともにベリー系の香りが強くなってきます。娘さんは一番最初「ゆでたまごの匂い」と言い、時間が立ってからもう一回みてもらうと、「キノコ」とボツりとつぶやきました。1時間ほど立ってきてからスワリングすると、もう大地香がぷんぷんでこれがまた心を沈めてくれますね。このくらいで開いてきた感じです。
  
タンニン:渋さはなく、上質なタンニンが溶け込んでいます。
 
味:果実系の甘さを先に感じます。次に上品な酸があって、舌の上を流れて行く時には、けっこうなミネラル感を感じました。とにかく、果実甘味がかなり前面に出ています。でも、ただ甘いだけじゃなくて、このミネラル感がアクセントとなって、飲み物としてとてもまとまっています。つやのある飴玉をなめているような感じ。徐々に紅茶のニュアンスが出てきます。これとあう料理ってなんだろうか? ぜんぜんワイン単独で楽しめちゃう、妖艶なワインですね。