乾季のケニヤは湿度が低く、洗濯物は畳むときにパリパリと音がしそうなくらい良く乾きますし、当然ギターなどの楽器の鳴りも良く、快適です。ただ世間がかなり埃っぽくなりますし、植物は干からびて落ち込んだように元気がなくなり、ちょっとかわいそう。
職場の中庭にある樹も葉を落とし、枯れた芝の上にできる影も隙間だらけで、なんだか地中にある根っこの配置図みたいに見えます。
一方雨季は雨ばかり降っちゃって、道は土路土路になりますし、愛犬バタコは庭を走り回って遊んだままの泥足で室内に入って来るものですから床も土だらけ。しょっちゅう掃除をしなくてはならず、兼業主夫の私は忙しくなります。洗濯後に室内に干す衣類は乾いてもしんなりとしており、畳んでしまうと繊維内に湿気がこもるような気がします。愛用ギターの音もくぐもって聞こえるようになり、趣味を楽しむ気持ちも曇りがち。
ですが植物は急に活き活きとし始めます。乾季中は枯れた骸骨みたいだった中庭の樹も、雨が降り出した途端に葉が茂り花が咲き、ご覧のとおり影も充実します。
水分豊富で植物元気。因果歴然。至極当然。でもなんだかやっぱり不思議で面白い。
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