esーエスー/85点

二週間、看守役と囚人役に分けられ、模擬刑務所に収容される。
それだけで多額の報酬が貰えるはずだった…




1971年に行われたスタンフォード大学の心理実験を映画化。
与えられた役割による没個人化と人格形成についての実験だったみたいだけど、こんな実験あぶなすぎるわｗｗ
そりゃ現代は禁止されてるみたいですよ。一応。
研究結果はどこに生きてるかしらんけど・・。


にしてもこんな非人道的になれる過程が恐ろしいな・・・。
「あいつが言ってたから」という責任のなすりつけで、人の心を忘れてしまうんですか・・・。

ちょっと考えればわかることなのに、思考停止しすぎだろ・・。
あ、でもさ、こんなのいっぱいあるよな・・。
「国で決められてるから」「法律できめられてるから」「予算が限られるから」
と。
戦争とかただの人殺しやないですか・・・。



でさ、内容もさることながら、不安増幅しまくる照明と音楽がずるいわｗ
あんなのアドレナリンでまくるもんなのな。

くそ強い睡魔いたけど、一発でおきたわｗ
心拍数やばいことなってたよｗｗ

でもさ、だれしもがあの‘看守役‘になりうるんだよな・・これは。


人の心、はまじで忘れるなよ。

メゾンドヒミコ/50点

吉田(柴咲コウ)は岸本(オタギリジョー)という名乗る男から
「ゲイ専用老人ホームで働いてみないか」
と誘われる…。



邦画にありがちな"ちょっとした出来事の心理描写"ですか・・。

なんかもーゲイだしときゃ深みでるっしょ感が好きになれないなー
毎度毎度、言わせてもらうけど、ゲイにまつわる共通体験とかないからさ・・。

だらだらとなんかもー淡白な話だなーこりゃ・・・。
しかもいろいろやりすぎなんだよね・・。
学園祭じゃないんだからｗ

だけど、受け入れなきゃいけない現実と受け入れたくない現実とのぶつかりあいが見ててつらかったなー。
あるよな、そういうこと。

受け入れなきゃ前に進めないとか言われるんだけど、前に進む必要って本当にあるのかな、とか考えたり。


前に進むのって正しいのか？

いまいる場所じゃだめなのか？

少し休んでたらいけない？


こんな映画ひとりで見る以外なにがあるんだよ。

頭死んでるカップルがこの映画みてもなんの意味もないわ！
気まずくなってわかれろｗｗｗ

チョコレート/60点

死刑執行人のハンク(ビリー=ボブ=ソーントン)とその死刑囚の妻レティシア(ハル=ベリ-)が偶然に出会いましたとさ・・






今作品でハルベリーはアカデミー女優賞を黒人女性として初めて受賞。

原題は「Monster's Ball」(怪物の舞踏会)で、死刑執行前に看守らがする宴の意味みたいです・・。

一方の邦題は「チョコレート」ですか。黒人の揶揄ワードですか・・。

映画の中にはやたらと葛藤あるのよな・・。

平等×差別
理想×現実
理性×本能

左側のは結局全部きれいごとなんだよな・・。
嘘をついて生きてるのってどうなのよ？

ぶっちゃけさ、
差別とか軽蔑のたぐいの心ってなくならないし、
理想までの距離って縮まらないし、
女の子が隣で寝てたら襲っちゃうし、

口ではなんとでも言えるけど、実際にはなんも変わってないんでしょ？
きれいごとなんて真っ平なんでしょ？


でも自分を殺さないと社会に殺されますんでｗｗ

もしも昨日が選べたら/70点

現実を操作できちゃうリモコンかよっｗｗ







ジャンルは時空系のコメディー映画。
アダムサンドラさん、相変わらず良い仕事してますねｗｗ

脚本に五年も費やしたバタフライエフェクトのような重厚なサスペンスを期待したらダメね。
とにかくコメディー。笑っておくれｗ


もちろんなんでもありの子供じみたSFじゃなく、きちんとしたルールがあるもんで適度な緊張感がｇｏｏｄ！

緊張感と笑いが終盤までバランスよく持続するもんだから、一気に見ちまったぜ。

こういう映画をカップルでみるべきだと思うなー。
まじで。琴線演出も良いし、なによりオチがあったかいｗ


結論、今を大事にできないやつは幸せになれない。

笑いの大学/45点

戦時中の浅草で検閲官として働く向坂(役所広司)のもとに喜劇作家である椿(稲垣吾郎)が台本を届ける…。



表現の自由ｖｓ検閲！！

の規制はもちろん舞台脚本も！・・てすごい時代があったもんだな・・。
各人は思っているのにそれを表現できない。
なんの意味があるのやら・・・と考えると思考停止してる人が大多数ってことなのか。

思考停止してるひとだけ洗脳すれば国は動くってか。ひーこわ。


ちょっとでも問題があれば検閲官は問題とされる箇所を指摘し、修正を求める。

例えばよ、当時の敵国イギリスの作品のパロディーは不許可とか、キスしたらいかんとか、もうなんもないじゃん。
なんでだめなん？みんなセックスしとるでしょ？

しかも喜劇なんてものはけしからんとして厳しい修正案を持ち出すのよな・・。
笑いって世界共通のすばらしいもんだと思うんだけどな・・。こういう時代があったてことだろ日本て。
くさっとるわ。


映画の話の９割が劇作家と検閲官のやりとりなんもんで、ごまかし効かない演技力と脚本が必要だったんだけど、どっちもオワタｗｗ

稲垣吾郎大根すぎだろｗｗ何年芸能人やってんのよ？
まじかよ・・何十年も仕事して、これだったらどうすんだろ・・。

そんで脚本は意外性がなさすぎるのよな。直球直球直球…って、おいおい。
もう少し頭使えよー
こんなもんかー、で終わっちゃてたぞｗ


三谷幸喜というブランドがなければ"不許可"だったんだろうなー