メリーゴーランド/萩原浩/70点

民間から公務員になった主人公が墓場みたいなテーマパークを再建する！？





その気になれば生涯賃金を計算でき、定時を待ち帰るだけ～公務員
と
仕事の引き継ぎが書かれた遺書を残して死んだ同僚～民間

この温度差たるはなによ。
とわかるように利権やら残業代稼ぎやら予算の使い方やら公務員ディスりまくりです。
公務員がこれみたら悔しいんじゃないかしら。



遊園地の再建やらはエンタメよりで実際どーなのよ！？な説得力なんだけど、旧友やら新しい知り合いやらの協力でもって一つのことを、成功させるって良いよねえ。

伏線というより、仕込みが若干浅い感じもするし、キャラが前半後半で変わらなかったりと、物足りなさもあるけど、人の頑張りは見ていて気持ちがよい！

無駄に残業がー
とかいうのは中身なさそうで嫌だけど笑
徹夜の反動とかどーしてんのさ？
とかはあるけど！


都合主義に走らない
ほろ苦ラストも好きなので、よしとします。


テンポ良く読んでいけました！
モチベあげ

リトルダンサー/65点

ボクシングジムに通うビリー(ジェイミ-=ベル)は同じジムの片隅で練習していたバレエに心踊らしていく…







変わり者マンセーなイギリスらしい映画ですな。

ふと思ったんだが、
夢を追う少年
と
炭鉱夫の父

っていう構図はベタ設定なのかしら…。

炭鉱夫の暗闇と少年の輝きが対比されてずっしりとした感動を誘う…ってかｗ
ちーと時代がちがうけど、炭鉱の閉塞感はいやなもんだな・・。

これ2000年の映画でしょぼいもんだろとか思ってたけど、映像編集やらセンスの良い音楽でもって心地良いテンポ作ってくれてるな。


主人公が町中を好きに踊り走って行き着いた場所やら父親が地下に潜るシーンとか、琴線くすぐる仕掛けがたまらんｗｗ

しかし、バレエからタップダンスの要素あったりワロタ

でもなースポコン好きなおれとしてはまだまだ練習中の伏線が足りません。
まったく・・・


でもこれはなるほど納得。


自分の選んだ道を正解にできるか。それがどんな状況であれ。

閉塞間なんてぶっこわせよ。

ランドリー/65点

軽度の脳障害を持つテル(窪塚洋介)はコインランドリーの見張りとして働いていた。
ある日、テルは洗濯機の中に哀しい目をした女性(小雪)の忘れ物を見つける…




なんだか水にこだわった映画ですな。

洗濯機、水たまり、雨、涙…と全部が細ーい伏線でつながっとるのね。

窪塚のやりすぎキャラも悪くません。はまってますよ。ダイジョウですよｗ


でミステリアスキャラ多くて話の先がまったくみえてこないのも良し！

でも結局この内容ならもっとコンパクトにできたんじゃまいかｗ


んーなかかな時間のゆっくりでのんびりと心の傷に触れ、回復していくさまを見れて満悦ですぞ

ザタウン/85点

街名物：銀行強盗






ベンアフレックさん・・良い仕事しすぎですなー
郷愁と町を出た哀愁を伝えたいんだろうな・・
「ゴーンベイビーゴーン」は思いが強すぎてエンタメ色薄れちゃってたけど、今回はばりばりの銀行強盗もの！

哀愁郷愁キャラのおれとしてはたまらんですわ・・


銀行強盗を仕事にするということはどういうことか、冒頭のスピードぃーなシークエンスでもって一気にわからせるのよな・・。日本だったらいらん説明台詞入れたりするのにな。
差が開きすぎだろ。横浜ベイかよｗｗ


まあこの映画にとって銀行強盗の手口なんてカレーのらっきょうみたいなもんだけどな・・。

危ない恋愛も見所なんだけど、やっぱ郷愁だよなーこの映画は。


街ぐるみで銀行強盗やってるもんだから町の結束は堅い。
けど、その堅さから抜けたがってるのも事実。

いつまでもこんなにくだらないことしてられないのよな・・。

大人になれないまま、その町で育っちゃったんだよな。


この街最高！、仲間も最高！


↑
だった時代もあったんだけど、気持ちは変わるからな。


映画で特にリアルだったのが、主人公の母親のエピ。

終盤、母の秘密を教えられるのだけれど

・・・そんなことわかってんだよ。
この街にどんな女がいて、どんな風に育って、どんな風に死んでいくなんてさ。
わかってんだよ。
でもそれを言葉にすんなよ。本当になるだろ。
わかってんだよ。


の表情が今年一番胸に刺さった。

間違った方法でもみんなと一緒にいたかっただけなのかしらね・・。



いやーラストも気持ちのよい哀愁感でもって、ここ最近でダントツでした。

偶然にも最悪な少年/20点

いじめられっこ韓国人とメンヘラ美女





こりゃもうだめだ。

メンヘラ少女の人物像の描き方が糞過ぎる。

冒頭、病院行って医師のカウンセリングを受けるのだけれど、すべての解説に対して

「本で読んだ」

と回答。この時点（開始３分）でこの映画の負けが決まったようなもの。

なんでメンヘラ少女、しかも厭世しとるようなキャラが自分の精神の病気に関する本を読んでるのよｗｗ
それ系の本読むのって案外パワー使うだろうに、こいつにはそれをさせる説得力がない。

読書週間もまったくないのにｗｗ言わせたいだけなの見え見え


物語を転がすためにメンヘラと韓国人が合コンで出会うとか無理しすぎｗ
まああのころからだろうなー合コンが流行りだしたのって。時代に乗りたかったんですね、わかります。



なんかもーこんな糞みたいな映画なのに身障者出してんじゃねーよ。
馬鹿にしてるだけだろ。外からみて、なんにもわかってないだろ。ポーズだけ決めちゃって。
うすっぺらい台詞吐いて、金を無駄にして、時間を無駄にさせて



あー久々に胸糞悪い映画みた