夏休みに秩父へキャンプに行ってきました(2022年8月12-13日)。
キャンプとは言ってもテント泊ではなく、コテージに宿泊して、バーベキューなどの食材セットを買って自分たちで料理して食べるという形式です。これなら、車でキャンプ道具を運搬する必要もなく、必要なものはだいたい現地にそろっているというお手軽なキャンプの方法です。去年の夏から家族でときどき行っています。
そして、西部秩父線の特急ラビュー(Laview)に乗りました。これは世界的な建築家の妹島和世さんがデザインしたものです。明るくてキレイでワクワクするような列車でした。
車両先端の丸みがすごいです。妹島さんのデザインは、金沢21世紀美術館や大倉山集合住宅のように、硬質な曲線が特徴ですね。
2020年のブルーリボン賞を受賞しています。ブルーリボン賞とは、毎年、鉄道友の会会員の投票により選定される賞です。
窓がとても大きいのも特徴。
座席が、クマのぬいぐるみのようでかわいいですよね。
西武秩父駅に着きました。これは、駅に直結の土産物屋+フードコート+温泉。
さらにバスで移動して、目的地のPICA秩父に到着
われわれが泊まるコテージ。テラスでバーベキューができます。ただ、台風が迫っているので天気が心配。雨が降ってもここで焼きます。
周りはうっそうとした森でいい感じ。
建物の周りにはキノコがたくさん生えています。最近、関東で大量発生しているという猛毒のカエンタケは見なかったです。
夕方になったので、炭に火を入れました。娘がポップコーンを作ろうとしています。
これは2日目の朝。
PICAの炭は火が付きやすくて使いやすいです。
キャンプ場をチェックアウトして行ったのが、秩父ミューズパーク。位置的には、広大な秩父ミューズパークの中にPICA秩父が入っているかんじです。本当はフォレストアドベンチャーで森遊びをしたり、カートに乗ってみたいと思っていたのですが、台風が近づきつつあるので、午前中だけ軽く散策して早めに帰ることにしました。
ミューズパーク内の閉鎖中のプール横にある、これも閉鎖中のゲームセンターと子供用遊具たち。
夜になったら勝手に動き出しそうな、子供が一人で来たら帰って来れないような、ちょっと怖い雰囲気のある場所です。今時あまり見ないこの廃墟感は貴重です。
で、ちゃんと運行していたスカイトレインというのに乗って、秩父ミューズパークを1周しました。スカイロードという園内の道路を走るのですが、園内はとても広大で、贅沢に作られているのに、人が少なすぎるという違和感を感じて、なんでこうなってしまったのだろうかと答えの見えない疑問を考えるのでした。
「ミューズの泉」
「野外ステージ」
「音楽堂」
スカイロードの終点でスカイトレインを降りました。
これは「旅立ちの丘」という名の展望台。
秩父の市街地と荒川にかかる秩父公園橋。
秩父のシンボルにして石灰岩の採石地、武甲山(1,304m)の頂上には雲がかかっています。
一瞬、雲がどいて頂上が見えました。
帰りのバスで通った秩父公園橋の上から見る荒川。この下流に川下りで有名な長瀞があります。
そんな秩父のキャンプ旅でした。PICA秩父は価格的にもリーズナブルでよい施設だと思います。
秩父の武甲山もいずれ登りたいと思っていますが、近くから見ると結構迫力ありますね。
あとそのミューズパークのディズマランド感は個人的にはツボです(笑)
コテージ泊は、予約さえ取れれば気軽に行けるのでお勧めです。武甲山は巨大なピラミッドのようで迫力ありました。
ミューズパークをディズマランドと見立てたのはさすがです。もっと荒廃の度合いが高まるといいですね。