この夏の茨城へのお盆帰省(2024年8月11日~8月13日)の3日目に帰る道中で、筑波大学で仕事をしている友人に会うことにしました。
つくばエクスプレスの終点「つくば駅」が待ち合わせ場所です。実家のある筑西市からは直線距離では約30kmくらいで、車なら30分ほどで行ける場所です。ところが、鉄道ではほぼ行くことができません。だいぶ昔に筑波鉄道という路線も廃線になってしまいました。今、鉄道で行こうとすると、速度のゆっくりな関東鉄道常総線で下館駅から守谷駅まで行き、つくばエクスプレスに乗り換えて行くことになり、そうとう遠回りになってしまいます。それで、バス路線を探したところ、1回の乗り継ぎで行けることがわかり、バスで行くことにしました。
下館駅北口で筑西市広域連携バスに乗り、筑波山口まで行きます。所要時間は50分。車内はすいていて、最後のほうは乗客が私1人でした。
筑波山口停留所に着きました。もとは筑波鉄道の駅があったところです。筑西市広域連携バスは関東鉄道が運営しているようです。
筑波山登山の拠点みたいな場所です。ここからは徒歩で登ったり、途中までバス、タクシーを使ったり、中腹からはケーブルカー、ロープウェーを使ったり、様々なルートが組めます。実は私、自分の足で筑波山にまだ登っていないんですよ。いつかそのうちと思っていたら、あっという間に年を取ってしまいました。
次に乗るのは、この「つくバス北部シャトル」です。これも関東鉄道が運営しています。だったら、下館からつくばまで直通便も運行すればいいのにと思いますが、そうしない理由が何かあるのでしょうか。
つくバスに乗りました。さっき乗ったバスと同じポジションですね。最初はすいていましたが、つくばに近づくとけっこう混んできました。さすがは、研究学園都市です。所要時間は55分です。
つくばに着いて、約10年ぶりで、友人と会いました。友人のM君は大学の同級生で、あちこち渡り歩いて生きている人間です。20年くらい前に彼がカリフォルニアにいた時にも、会っています。5年くらい前からは筑波大学で仕事をしています。写真に写っているところとは別の商業施設で焼肉を食べながら、近況を話し合いました。
食事のあと、車で筑波大学を案内してもらいました。
森に囲まれたキャンパスは広くて、ヨーロッパの大学のようです(たんなるイメージですが)。近年、筑波大学は人気が高いのですが、環境の良さもその理由の一つかもしれません。私が学生だったころは、学生の自殺が多いなんてうわさがあって、あまりいいイメージがなかったのですが、40年も経つと変わるもんですね。ノーベル賞受賞者が3名出たり、つくばエクスプレスが作られて東京と直結したりっていうのもありますし。
お盆休みでだれもいないということで、研究室の中も見せてもらいました。
キャンパス中央の噴水公園もいいですね。1970年代に新設されたキャンパスですが、それなりの風格も出てきています。
これが大学の正門。夏休みでほとんど人がいません。
つくば駅まで送ってもらい、お互いの健康をねぎらって別れたのでした。
茨城県って、結構広くて、線が違うと鉄道での移動は大変そうですね。
筑波大学に行ったことがあります。1985年だったと思います。日本人学校の先生が現地に派遣になる前に研修や手続きが筑波大学であってそこに泊まり込みで銀行員として行きました。
先生は日本での給与と海外での給与が出るので、それぞれの給与受取口座を国内店舗と海外店舗に作ってもらい、赴任中どんどん貯まって行く国内口座の資金運用を行えるように手配し、必要があれば内外口座間で送金を行う手筈を整え、最初に赴任した直後から必要になる当座の現地生活資金の手配をする。それを先生の研修中に300人くらいの先生に10人くらいの銀行員が手分けしてお会いして手続きするのでした。
その後2009年につくばにアパートの下見に行きました。やたら安いアパートが多く売り出されてたので見学に行きました。私立大学が撤退したためアパートが供給過多になった結果でした。もちろん買いませんでした。
筑波大学に行っていたことがあるのですね。銀行の仕事っていろいろなことをやるのですね。海外で生活するとなるとお金のことはどうすればいいか、素人では全くわかりませんからね。そこは専門家のサポートが必要です。
あのあたりはアパートも安いでしょうね。筑波学園都市で働く人たちはそこそこのサラリーを稼いで、物価は安いし、遊ぶところも少ないから、お金が貯まるんじゃないでしょうか。