18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

およげたいやきくんと夢

2007-07-31 23:55:18 | 社会・経済
 「およげたいやきくん」という歌をご存じだろうか?450万枚以上を売り上げたのだが、歌い出しが「毎日、毎日、僕らは鉄板の上で焼かれて、やんなっちゃうよ~」ということから、サラリーマン哀歌だと言われたりしたものだ。

 これって今の時代にも共通するように思うが、多くの人が「やんなっちゃいながらも」真面目に働くか、「やんなっちゃうのがやだから、何もしない」かのどちらかになっているように思う。

 いわゆるニートだとかフリーターだとかということば自体を生んでしまう事自体にそもそも頭に来ているのだが、それに甘んじて、「仕事はフリーター」などと平気で言える神経にも怒りを感じるというか、哀しさを感じる。

 いま出来ることをやる、将来、自分が実現したい夢の為に今を頑張るのだということばを贈りたい。時間は無限には無いのだ。限られた人生。生き急ぐ必要は無いが、無駄な時間を過ごすのはあまりにも勿体ない。


 何を選んでも夢がないという人がいるなら、一言、言いたい。「一歩踏み出してから言いなさい」と。

 何もしないで、ニヒリズムのように震うのは卑怯だ。生命力の弱さを感じる。生きることはとんでもなくドロドロなパワーに溢れているものだ。

 生きることのドロドロさ加減を知らない人たちが、何の汗もかかず、才能や、縁だけで夢を実現できるという妄想を抱くのは仕方がない。でも残念だけどもそんなもんじゃない。そんなのはあり得ない。全く無い。100%無い。甘い妄想は早く捨てるべきだ。


 生きるのはみんな必死だ。毎日必死なのだ。子どもを育てるために、自分の夢を実現するために、必死だ。だから、みんな自分の夢を捨てる。夢を見ている人を批判的に見る。
でも違うのだ。

 必死に生きているからこそ、夢を持たなければならない。そういう人こそ夢を持つべきなのだ。なぜなら、そういう行動力がある人が、一番目標に近づくことが出来るから。




民主党が参議院第一党

2007-07-30 00:13:29 | 社会・経済
 まあ予想通りの結果。与党にとっては大逆風の中での結果だからまあこんなもんでしょ。

 肝心なのはこれから。

 自分としては、かつて前原代表の時の「幼稚園児集団」の民主党が本当に何処までやるのかが知りたいという好奇心でいっぱいだ。

 なんだかんだと言いながらも、過去にずっと自民党に居た人たちの党でもあるのだから、社会保険の問題にしても天につばするようなことにならないことを願っている。

 


 でも、比較するのはかわいそうだが、安倍総理は本当に足元がそもそもがたついている上に、社会保険庁問題についても、「小泉さんだったら…」という声も聞こえてきそうなリーダーシップの見えなさ加減がさすがに響いたのだろう。



 荒波に揉まれて、一匹狼のつらさや孤独、一方で庶民的でありながら政治的には信念の人、孤独に強いのだろう小泉さんと、取り巻きに守られたプリンス安倍さんとの差は、たくさんの課題を片づける中で出てくる膿や軋轢、罵声、逆風への対応が求められたときに明らかに思える。

 

 安倍内閣になってからもたくさんの議案が採決され、立法化へ向けて進んでいるのだが、それは、小泉首相の置きみやげの“順風”にのって力学的にやっているだけのようにも映る。


 優先民営化に反対して離党した大御所議員が居ないし、さらに小泉によって安定多数を獲得している衆議院。その小泉が指名した安倍総裁ともなれば、お膳立てはしっかり出来ていて、安倍内閣の前に道あり、という状態だったというのは言い過ぎだろうか?


 打たれ弱さといえばそれまで、育ちの良さという表現も外れていないと思うが、安倍内閣にとってはいまは大変苦しい時期だろう。



 民主党はしかし、コマが無いからねー。どうするんだろうね。これから。小沢代表が言い切っていたけど本当に“年金問題”を解決できるのだろうか?


 政党給付金を考えた小沢さん。「政治にお金はかかるんだ。」というのはもちろんいいし、いろんな団体から献金を受けるのももちろんいい、けども、そういう団体から献金を受けたから、なんだかんだといって理由を付けて、それらの業界にプラスになるような計らいを官の機能を上手くからめてしかも国民の目にははっきり見えないようにすることは絶対ノーだ。


 小沢さんに、医療制度改革のために日本医師会とサシで話をして医師側にとってマイナスとなる法案を認めさせた小泉さんのような行動を取れるのか?

 だれがなっても難癖付けられるのが首相である。小泉さんが支持されたのは、永田町の論理が通用しない事。献金をもらっていようが、得票に関係あろうが、いいものはいい、駄目な者は駄目と言い切る姿を見せ続けたことだと思う。

 小泉さんはパフォーマンスだけではない、実行してみせた事も大きかったが、もう少し分析的に考えると、それらの動きを常にマスコミを通じて知らしめ、“正直な人”なんだということを浸透させ、“お金と政治”というダークなイメージは本当に無く、安心できるようにしたところにあると考える。

 孤高の人だから、時に何を言ってるのか分からない事もあったが、野党がよく攻撃するような無責任さは無いし、こういう人に普通の選挙戦は通用しない。

 「男、小沢」政治生命をかけるのは選挙じゃなくて、政治の方なのだということをシッカリみせて欲しいものだ。もしそうなら本当に面白いことになる。お金とは切っても切れない小沢代表率いる民主党。果たしてどこまでやれるのだろうか?





夏休み

2007-07-29 21:11:01 | ファミリー
 世間は、というか学校は夏休みに入った様子。あちこちで小学生や幼稚園児を連れた親を見かける。

 面白い特徴というか、そういわれればそうだなと頷く風景に、こういうのがある。

 大抵のお母さん達は、別のお母さんたちと一緒に子どもを連れてあちこちへ出かけているが、お父さん達は、別のお父さん達と行動を一緒にしない。


 他のお父さん達と休みが合う合わないというのもあるのだろうし、お母さん達に混じってお父さんが参加するというのも違和感があるのだからしかたないが、お母さん達には分かって欲しい。こういう時のお父さんは結構大変なんだって事を。


 で、もうひとつの特徴。


 お父さん達は、ジュースを飲みに店に入っても、こどもがジュースを飲み終えたらそそくさと店を出る。


 え?あたりまえ?


 いえいえ、お父さん達。それは違うのです。お母さん達は、自分の為にもお店に入るのです。


 ついこの間も三宮でお父さんが子ども二人を連れて店に入ってきた。オレンジジュースを子どもに注文していたが、子ども達が飲み終わるなりさっさとトレイを片づけて出て行った。この間約15分!(^O^) お母さんが子どもを連れた場合、まずありえない時間だ。


 用を足せばさっさとトイレから出る男と、メイクや髪をチェックしたり、服装を直したりなど、トイレ滞在時間が長い女性とでは習慣が違うのかも知れない。

 
 ちょっとほほえましい風景にも、お父さんとお母さんの違いがあって興味深かった。



今どきの...

2007-07-24 00:39:23 | 風景
 ローマ時代から“今どきの若い者は…”ということが言われていたとか、いないとか。そう、いつの時代も、“今どきの若い者”呼ばわりされてきているが、ちょっと待って欲しい。

 “最近の年寄りも”なかなか“若い者”に負けず劣らず、無礼な輩が多い。混雑している電車で、荷物を足元に置いて、鉄棒に掴まって荷物を守るべく、岩として動かないじじい。奥にずれればそんなことしなくていいのにね。

 前にも書いたが、列車を降りるときに、一声かけられない“じじい”も大勢居る。本当に大勢居る。声をかける人のほうが珍しい。“じじい”も“若者”も同程度。ん?こりゃお年寄りを目上とは意識しろと言われてもむりだわな。

 この一声かけない人たちは、もちろん“じじい”だけじゃなくて、普通の、課長、部長クラスのサラリーマンにも多い、っていうか殆どほんとうに声をかけない。

 「すみません」「ごめんなさい」の一言だよ!?

 声を出すのがそんなに惜しいのか?あんたはそんなに偉いのか?マナーが悪いったらありゃしない。心がすさんで、ささくれて、そんな人たちの集まった企業ってとても信用できない。

 

 今どきついでに言えば、そういう社会性が不足しているから、コミュニティでの存在があやうくなったり、多くの人がSNSで交流を求めるのだろうが、こういう場がさらに、普段の生活での一言が言えない状況に拍車をかけているように思える。


 SNSのコミュニティや、お客様への初訪問の際には、きちんとあいさつできるのにね。取り繕うことが上手くなった分、こころはどこかに置き去りにされているのかな。



 



滑舌の練習

2007-07-22 00:55:51 | 芸能
 アナウンサー志望の人や俳優志望の人がどうしても避けて通れないのが滑舌の訓練である。

 訓練を受けた人と受けていない人では、やっぱり言葉の明瞭さが全く違う。しかし、どのようにすれば滑舌が良くなるのか?をごくごく丁寧に解説した本があまりにも少ないし、ネットでもやっぱり無い。

 そこで、ちょっとしたコツをお伝えする。

 一口に滑舌といっても、早口言葉ができればいいと言う物ではない。アクセント(イントネーション)、子音の無声化、鼻濁音もきちんと出来ていないとダメ。たとえば、瓜売りの早口言葉の場合。

 「瓜売りが、瓜売りに来て、瓜売り残し、売り売り帰る、瓜売りの声」の場合、瓜と売りは、アクセントが異なる。

 「菊栗、菊栗、三菊栗、合わせて菊栗、六菊栗」の場合の菊のキは、無声化しなければならないなどなど。簡単じゃない。

 そういった中で、アナウンサーも言いにくい言葉がある。これはトリビアの泉でも話題になったようだが、「高速増殖炉もんじゅ」、「手術中」、「貨客船万景峰号」、「取りざたされる」、「白装束集団」、「出場」、「栃乃洋」、「老若男女」、「暖かく」、「火星探査車」がそれだ。

 この単語だけならまだ何とかなるかも知れないが、文章中に出てくるとかなり手強くなる。

 「主人は手術中の為、出場できない。主治医は手術のベテランだ。」
 「大相撲、栃乃洋などらが出場。」
 
 こんなのもある。

 「有為雄(ういお)の見誤りをお哀れみ」
 「厩の生わら、生濡れわら」
 「書写山の社僧正、今日の奏者は、書写じゃぞ、書写じゃぞ」

 「この杭の釘は、引き抜きにくい、抜きにくい釘、引き抜きにくい釘」

 
 などなど。


 さて、この攻略法だが、おおよそ殆どの(拗音・チャ・キャ・シャなどの音以外)言葉は、母音だけ発声して練習すればかなり楽に攻略できる。

 「有為雄(ういお)の見誤りをお哀れみ」などは、「ういおお、いあああいお、おああえい」と何度か練習してからやってみればビックリするぐらい簡単にクリアできてしまう。またこのとき、母音だけの時と、子音も発声した時の口の開け方の違いをしっかり意識するといい。子音を発声して上手く言えない時は、大抵口の開け方が足りない。

 やっかいなのが拗音。これはいろいろ探しても攻略方法は載っていない。たとえば「手術中」で引っかかる場合(自分もそうだが)の対策はどんな本にも載っていない。自分なりの攻略方法は次の通りだ。

 「しゅ、じゅ、つ、ちゅー」あるいは「SHU,JU,TSU、CHU-」と一音ずつ分けて練習し、それから、しゅじゅつの”つ”をかなり意識して強く言う様にしてみる。かなり強く言おうとしても、強くならないから大丈夫。

 慣れないうちはどうしても、「しゅ、じゅ、ちゅ、ちゅー」になるから、「じゅ」のあとの「つ」が「ちゅ」にならないように、「つ」に意識をしっかり置いておきたいから、意識的に「つ」を強く言おうとすると、かなり改善される。

 ちなみに「さ・し・す・せ・そ」をきれいに発音したいときは、子音の発音時に前歯を合わせるようにするとよいそうだ。ただし、「し」の時は、少し前歯を前後にズラして、上の前歯を前にするイメージ、発声するときれいに聞こえるらしい。

 「ら行」の音が「だ行」の音と区別がつかない場合などもあるが、これは完全に舌の長さが影響する。「だ音」も「ら音」も舌が上あごに付くが、この付き方(つく位置ち、つく強さ、ついてから離れるまでの速さ)などを意識的に掴む必要がある。

 これに苦労している人は、たとえば、「だ」といいながら、その発声時の舌の位置を変えてみれば分かる。普通に「だ」と言うとき、舌は比較的上あごの前側に付く。「な音」は上あごの前歯裏と前歯裏の歯茎に舌が付く。「だ音」は、前歯には付かないが、でも、上あごの前方なのは変らない。この「だ」を発声しながら徐々に舌の付く位置を後ろにずらしていくと、なんと不思議なことに、「ら音」になる。これが極端になると、いわゆる巻き舌になる。

 アナウンサーは、「ら音」が巻き舌にならないようにと指導されるから、「だ」と「ら」の舌の位置は極端に変らないが、でも音は明確に違うことが必要だ。舌の長さが違うと位置も変るのでこれは個人で最適な位置を見つけるしかない。

 ら行音の練習は

 「陸路にリレーされている連絡船に乗らなければならない。」
 「室蘭のリラなどの花束が、団十郎らに贈られる」

 「ら」と「な」と「だ」の組み合わせだ。明確な舌の位置の意識と、母音発声方法で練習すれば解決できる。