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民主党が参議院第一党

2007-07-30 00:13:29 | 社会・経済
 まあ予想通りの結果。与党にとっては大逆風の中での結果だからまあこんなもんでしょ。

 肝心なのはこれから。

 自分としては、かつて前原代表の時の「幼稚園児集団」の民主党が本当に何処までやるのかが知りたいという好奇心でいっぱいだ。

 なんだかんだと言いながらも、過去にずっと自民党に居た人たちの党でもあるのだから、社会保険の問題にしても天につばするようなことにならないことを願っている。

 


 でも、比較するのはかわいそうだが、安倍総理は本当に足元がそもそもがたついている上に、社会保険庁問題についても、「小泉さんだったら…」という声も聞こえてきそうなリーダーシップの見えなさ加減がさすがに響いたのだろう。



 荒波に揉まれて、一匹狼のつらさや孤独、一方で庶民的でありながら政治的には信念の人、孤独に強いのだろう小泉さんと、取り巻きに守られたプリンス安倍さんとの差は、たくさんの課題を片づける中で出てくる膿や軋轢、罵声、逆風への対応が求められたときに明らかに思える。

 

 安倍内閣になってからもたくさんの議案が採決され、立法化へ向けて進んでいるのだが、それは、小泉首相の置きみやげの“順風”にのって力学的にやっているだけのようにも映る。


 優先民営化に反対して離党した大御所議員が居ないし、さらに小泉によって安定多数を獲得している衆議院。その小泉が指名した安倍総裁ともなれば、お膳立てはしっかり出来ていて、安倍内閣の前に道あり、という状態だったというのは言い過ぎだろうか?


 打たれ弱さといえばそれまで、育ちの良さという表現も外れていないと思うが、安倍内閣にとってはいまは大変苦しい時期だろう。



 民主党はしかし、コマが無いからねー。どうするんだろうね。これから。小沢代表が言い切っていたけど本当に“年金問題”を解決できるのだろうか?


 政党給付金を考えた小沢さん。「政治にお金はかかるんだ。」というのはもちろんいいし、いろんな団体から献金を受けるのももちろんいい、けども、そういう団体から献金を受けたから、なんだかんだといって理由を付けて、それらの業界にプラスになるような計らいを官の機能を上手くからめてしかも国民の目にははっきり見えないようにすることは絶対ノーだ。


 小沢さんに、医療制度改革のために日本医師会とサシで話をして医師側にとってマイナスとなる法案を認めさせた小泉さんのような行動を取れるのか?

 だれがなっても難癖付けられるのが首相である。小泉さんが支持されたのは、永田町の論理が通用しない事。献金をもらっていようが、得票に関係あろうが、いいものはいい、駄目な者は駄目と言い切る姿を見せ続けたことだと思う。

 小泉さんはパフォーマンスだけではない、実行してみせた事も大きかったが、もう少し分析的に考えると、それらの動きを常にマスコミを通じて知らしめ、“正直な人”なんだということを浸透させ、“お金と政治”というダークなイメージは本当に無く、安心できるようにしたところにあると考える。

 孤高の人だから、時に何を言ってるのか分からない事もあったが、野党がよく攻撃するような無責任さは無いし、こういう人に普通の選挙戦は通用しない。

 「男、小沢」政治生命をかけるのは選挙じゃなくて、政治の方なのだということをシッカリみせて欲しいものだ。もしそうなら本当に面白いことになる。お金とは切っても切れない小沢代表率いる民主党。果たしてどこまでやれるのだろうか?




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