18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

「セルピコ」を観たい

2006-12-28 22:51:02 | 映画
 ラジオを聴いていて楽しいのは、自分がずっと忘れていたことに気づかせてくれることだったりする。なぜかわからないけども、テレビはまさに娯楽なのだけども、ラジオはその番組の中でのひと言が妙に気になったりする。

 そのラジオで、TokyoFMの朝の番組にSKYというのがある。DJは石川實年齢はおそらく30代の後半か40代にかかったぐらい。その彼の話のなかで映画「セルピコ」の話があった。

 かなり昔の映画だが、主演がアル・パチーノ。実話を元にした映画で、確かに高校生ぐらいの頃に話題になったのを憶えている。

 警察官に憧れて晴れて警察官になることができた主人公のセルピコは、警察内の汚職にただひとり正義を貫き通すというストーリー。もちろん嫌がらせや、果ては撃たれてしまうのだが、セルピコの信念は変わらなかった。この事件をきっかけに米国では警察を取り締まる制度ができたという話なのだそうだ。

 この話をラジオで聴いて改めて感じたのは、セルピコはなぜ警察や警察組織に絶望して警官をやめなかったのか?という事だ。

 いまだって、こんなことをやったとしたら、白々しい正義漢ぶった奴だとかと村八分にされたり”シカト"されたりするだろうし、きれい事がいつまで通用するのか?といっていやがらせを受けるのは間違いないはずだ。

 自分だったらとっとと警察を辞めているか、みんなと一緒になって汚職をなんともおもわないようになっていると思う。

 銃で撃たれても、正しいことをやることに拘ったセルピコの生き様をもういちど映画を通して見てみたい。そしてものごとに拘ることなく生きることが自分の価値を高めるのか、拘ることの意義を改めて考えたいと思う。

 ついこの間ミレニアムだとか言ってたのがいつの間にか2006年も終わり2007年を迎えようとしている。時間に流されている自らの生活を少しでも書き留めるためにはじめたブログは少しは振り返ることに役立っているとは思うが、セルピコのような生き方、感じ方をいまの自分はどのように感じる事ができるのかも改めて確かめてみたい。

 中学生、高校生の子どもを持つ親も、子ども達と一緒に観てはどうだろうか?考えさせられる話であることは間違いない。

 米国にはこのような過去の汚点を映画というかたちにに残している場合がいくつもある。このお正月にテレビだけではなく、映画を観て感じたことが話できれば有意義な過ごし方になるのではないだろうか?



この時期になると観たくなる映画がある

2006-12-27 01:05:17 | 映画
 1987年11月公開の映画。いまからなんと19年前の映画。何だか分かりますか?ホイチョイプロダクション+馬場康夫+ユーミンの曲=「私をスキーに連れてって」(^O^)

 もうそんなになるのだなぁ~というのが率直な感想だ。あとにも先にもこれほどの滑るシーンを撮ったスキー場を舞台にした映画も無い。

 クランクインが、87年3月!主演の原田知世が撮影現場に入ったのが4月。なのにしっかり雪がある!19年前は雪がいっぱいあったんだということとか、原田貴和子が実家の呉服屋で電話で会話するシーンで使われている携帯電話のでかさ!といったら笑っちゃうぐらいである。

 女優の眉毛も細いのが流行る前だし、ボーダーなんて居ないし、カービングスキーじゃないし、ゲレンデでのコミュニケーション手段はアマチュア無線だったりする。

 時代を振り返るのと、スキー滑る前に気分を盛り上げるのと、若い原田知世と三上博史を観るのは面白い。

 この映画の中で、まだ知らない同士の原田知世と三上博史がペアリフトに一緒に乗るシーンがある。混雑しているスキー場では、ペアリフトに一人で乗るよりも二人で乗ってもらうようにしていたのだが、自分にもそんな記憶がある。

 野沢温泉スキー場で、たまたまペアになったのだが、初対面なのに、リフトに乗る直前まで全く知らない者同士なのに、なぜか会話ができてしまう。会話が無いとなんとなく気まずい雰囲気にもなるからかもしれない。
 
 「いつから来てるんですか?」とか「東京から?」とか「団体ですか?」とか…。それで上手くすればその日、あるいは半日一緒に滑ったりする。そういう場面は狙ってできるものではないけども、そんな出会いもあるのだというのは、この映画だけの話ではなく現実でもある。

 さて、なんとこの「私をスキーに連れてって」は2003年にDVDで再出版されている。思わず買いました(^^ゞ

 今年は例年に較べて雪がさらに少ないが、この映画を観るとスキーに行きたいと思う。毎度観て思うのだが、何年経ってもスキー場とユーミンの曲は合うなぁと思う。

 ”サーフ天国スキー天国”、”恋人がサンタクロース”、”A HAPPY NEW YEAR"、”BLIZZARD"、が挿入歌だが、BGMで流れている、”ロッジで待つクリスマス”も気に入っている。

 DVDではコメンタリーで馬場康夫、河井真也、一色伸幸、海和俊宏、富田功などがいまでしか聞けないその当時のエピソードを語ってくれていて大変楽しめる。

主演:原田知世、三上博史
助演:原田貴和子、高橋ひとみ、沖田浩之、布施博、鳥越マリ、飛田ゆき乃、竹中直人、田中邦衛


▲スキーに出かける準備。このあと関越道を”サーフ天国スキー天国”をBGMに走る。

▲この映画の影響で、白のスキーウエアが相当流行った。女の子がみんなかわいく見えたな、確かに。
▲スキーならではの楽しみ”ムカデ”なんて誰が考えたんだろうね。
▲いまでもあるらしいゼファーイン。実際はかなり小さい店なのだそうだ。

▲エンディング。

今年もスキーに行くしかないねこれは(^o^)


むちゃくちゃな日本語

2006-12-23 01:26:45 | 文化・芸術
 今日、帰宅した時、いつも通りに郵便受けをチェックするとA4サイズのチラシが一枚入っていた。そこには赤字で「ガス工事のお願い」と書かれてあり、ヘルメットを脱いだおじさんがぺこりと頭を下げているイラストまで描かれてあった。

 「ガス工事のお願い」って、「住民にガス工事を手伝えとでもいうのかぁ?」というタイトル。ひどすぎる日本語だ。

 普段周囲の会話や、ラジオ番組などでいわゆる「ら抜き言葉」が多くて、耳に付く事が多いので意識して「ら」付きで話すようにしているほうだから、この日本語は許せない。

 ある人から、「今日、駅でとんでもないアナウンスをしているのを聴いたんです。」という話を聞いた。

 どんな内容かと言うと、駅でのアナウンスで、「危険ですから、駆け込み乗車はおやめ下さい、駆け込み乗車の防止にご協力下さい。」というのがあったのだそうだ。

 「駆け込み乗車の防止に協力」って、つまり、「駆け込んでくる奴が居たら、みんなで電車の入り口で乗車できないようにしろってこと?」と思わず突っ込んでしまいたくなる。

 最近、頭脳系のゲームが増えてきているから、「的を射る」「当を得る」の誤用で「的を得る」があるだとか、慣用句の誤用は知られるようになってきているが、冒頭の2つは、慣用句の誤用ではなくて、完全に日本語の誤りである。

 コンビニのレジなどで支払う時の「1000円からお預かりいたします。」というのもひどい例としてあげられる。使っていてきもちわるく無いのか?おそらく平気で使っているのだから違和感がないのだろうが、そういう奇妙な言葉遣いに対する無神経さは、どこか知性の欠落を感じてしまう。だからこの意味のない「から」はやめるべきだ。

 ブログに書く文章も気を遣いながらも、上手く書けない時もある。いまひとつ意味が通じにくい時もあって人様のことをどうこう言えた義理ではないが、注意することは必要だ。


▲せっかくだから、「ガス工事のお願い」のチラシを写真に撮っておいたので見て、如何に奇妙なチラシなのかを実感してきれいな日本語を書く意識を高めてほしい。


ラグビー大学選手権大会スタート!

2006-12-18 01:36:28 | スポーツ
 ラグビーシーズンも真っ只中。そして大学選手権もスタート。12月17日の秩父宮ラグビー場では、2試合が開催され、早稲田、関東学院がそれぞれ次へと駒を進めた。

 ラグビーは、高校まではおおよそ関西、西日本が強く、大学ラグビーはやっぱり東京勢が圧倒的な強さを示している。

 早稲田の時代を作った清宮元早稲田大学監督は、現在社会人であるサントリーの監督を務めているが、かれは大阪の出身で、大阪府立茨田(まった)高校のラグビー部出身である。

 今日の試合も、予想はしていたが、早稲田と関西(かんせい)学院大学は、完全に横綱相撲で早稲田が勝利したが。関西学院も点差ほどのボロボロ感は無かった。勢いもあったし、果敢に攻めていた。ただ、早稲田に較べてメンツがそろっていないのが痛いのと、ゲームの理解度が早稲田とは際だって弱い点が今後の改善点だろうと思う。

 関西学院が点差が大きく開きながら、ボロボロ感が無かったのは、自分たちのやれるラグビーをやろうとしておおよそやれたからでは無いかと思う。早稲田のオープン攻撃に対して、最初から人数が不足しているのが分かるシーンが何度かあったのと、ブラインドサイドの隙をついて走られても、あわててチームとしての動きがバラバラになることもなく最後まで、チームとしてまとまっていた。

 試合終盤のワントライ、ワンゴールはその成果だと思う。

 第一回戦で、立命館、同志社が姿を消した。関西勢では京産大と大阪体育大学だけが二回戦に進んだ。

 12月24日の第二回戦では、早稲田対慶応の戦いが注目の試合となる。さあ、面白い試合を見せて欲しい。

 しかし秩父宮はいいラグビー場である。今回初めてバックスタンド側で観戦したが、グランドとの高さがほとんど無くて芝のにおいが心地よかった。

 ラグビーのルールはわかりにくいと言われるが、慣れると簡単。クリスマスイブに、男達の熱い戦いを観戦するのもいいだろう。


▲バックスタンド側からの眺め。緑の芝生がきれいだ。

ヴィッセル神戸J1昇格!

2006-12-17 20:54:52 | スポーツ
 無事にというか、なんとかというか、最後の最後までファンを楽しませてくれたヴィッセル神戸が一年でJ1に返り咲きました。

 とことん崖っぷちのチームであることを再認識させてくれた、入れ替え戦の2戦目ロスタイム。

 神戸っていっつもこういうのを乗り越えてJ1に残ってきたのだけど、去年は見事にJ2落ち。まあ一度先例を浴びないとダメだと思っていたのでそれほどショックではなかったが、やっぱり一年でJ1に戻れるか、きっかけがつかめずにJ2に残ったままになるかは気になっていた。

 ファンの間では有名な話だが、J2落ちが決まった試合の直後、キャプテンの三浦淳宏(アツ)選手が、奥さんに「俺、残るよ!」とすぐに電話したのだそうだ。奥さんは、「男だね。」と言ったらしい。


 これもあって殆どのメンバーは神戸に残った。

 今シーズンは、結局J2リーグ戦を48試合戦い、入れ替え戦2試合を凌ぎ、都合50試合をこなしたのだが、このシーズンに入る時に、グアムでの徹底的な走り込みがなかったら絶対に途中で息切れしていただろうと思う。

 来シーズンに向けてさらに走り込みを強化して、走り負けないチームにするのだそうだが、サッカーはそういうスポーツだから是非基本は徹底して欲しい。

 神戸の選手は、全体的に”あらっぽさ”が無い。だからイケナイという訳じゃなく、そのあらっぽさのなさをもっと活かした、走る、駆け抜ける、左右にパスを回して相手を振り回して戦うサッカーを目指してもいいかもしれない。

 選手の補強も必要だが、サッカーのスタイル造りはもっと欠かせない事だ。泥臭く勝つのは2006年のシーズンで学んだことだから、2007年は駆け抜けるスピードと、スペースを素早く付く広い視野を身につけて、チームが一つの生き物のように戦えるように目指して欲しい。

 J2に落ちた、京都パープルサンガ、セレッソ大阪も関西チーム。なんとか東高西低を解消したいものだ。


▲ヴィッセル神戸の選手、コーチ陣お疲れ様でした&ありがとう!