18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

ザ・マジックアワー

2008-07-28 07:34:20 | 映画
三谷幸喜監督4作品目となる「ザ・マジックアワー」

 ストーリーは公式サイトで確認していただくとして、主演の佐藤浩市。さすがですね~。売れない役者の役を演じる上に、妻夫木聡にだまされるというキャラクター、しかもこよなく映画を愛するとても愛嬌のある面もある。本当にすごいなぁと思う。


 映画が好きで、特にギャング映画が大好きな主人公が、あることをきっかけに自分の限界を感じて「役者をやめる」と決意する。そして“役者人生最後のシーン撮影”を前にして、憧れだった往年の俳優と出会う。


 そしてその俳優が一言「私だって待っているんだ、次のマジックアワーを、この年になっても」と告げる。


 マジックアワーとは、昼から夕方に変わる撮影にとって最高の時間そして、新しいスタートの時間、新らしいチャンスに出逢うかも知れないマジックな時間。


 マジックアワーというキーワードの持つ意味をうまく重ね合わせたところがなかなか憎い。いままでの三谷作品の中でもっとも「うまいなぁ」と言える作品。



 最高の俳優を惜しげもなく使った上に、レトロな街並みも暖かさを伝えてくれた、エンターテイメントとして最高の作品。あっという間の136分だった。





うさばらし殺人

2008-07-24 21:01:25 | ニュース
 相次ぐ無差別殺人、通り魔事件。食品に縫い針を刺した事件。共通するのは「うさばらし」と「自己顕示」。


 ゆがんだ自我といってもいい。


 普通、少々嫌なことがあっても人殺しまではしない。友達に愚痴を聞いてもらったり、飲んだり食べたり買い物したりしてウサを晴らす。


 それが殺人だったり、社会的には犯罪といわれることを平気でやる。



 結局のところ「みんな俺のこと振り向けよ!」という世間からの孤独のうさ晴しと、嫌なことがあったことに対するうさ晴しの両方なのだ。


 「みんな俺のことを振り向けよ!」というのは分りやすく言えば、赤ん坊が泣くのと同じ。相手にされないとますます鳴き声が大きくなる。


 では大人ではどうか?社会性が閉ざされ、うまくつきあえないでいて、自分で自分の心に鍵をかけてしまって、相手にされないと嘆いている。


 そういう人は増えている。これからもこういう犯罪は起こるだろう。

やっぱり人はコミュニケーションしてなんぼ

2008-07-23 00:17:21 | 
 最近の、いや昔からテレビドラマでは、人と人の心の行き違いを描くことで話しをどんどんとややこしく、またハラハラさせてくれる。

 この間のTBSのドラマ、Tomorrowでも親子の、すれ違いを描いた物だった。

 取り立てて珍しい構成でもないけども、いまだにこのようにいろんなドラマで相変わらず出てくるのは、人間の普遍の性というものなのだろうなと、改めて感じる。


 当事者になれば、やっぱりドラマ同じように人とどこかで欠け間違えたボタンに気づかず苦しんでしまうのだろうが、一方で、数多く自分のまわりでそういう「行き違い」を観ていると、少しは自己点検できたりする。

 もうちょっと冷静になればいいのになぁ。と思うこともたくさんあるし、ちゃんと言えばすぐ分るだろうと思うことだってたくさんある。

 

 仕事がら、人の話をしっかりとらえようとする習慣が付いているから、相づちの打ち方や相手の目を見ていれば、こちらとうまく意思疎通ができているかどうかが分る場合がある。

 「あ、この人は本当は納得してないな。」と思えばたとえ無駄だと分っていても、わざわざ検証作業をしたりもする。きちんと調べて、結果を出す。もちろんその結果は最初通りなのだけども、相手はようやく本当に納得した顔をする。

 これは何に納得したのかといえば、こちらの態度にである。

 理屈だけで済まそうとしないで、きちんと相手の言葉に耳を傾けて行動したことに納得した訳だ。


 こういう時に、「コミュニケーション」は言葉だけではないことを身に染みて感じる。言葉だけでは論理的な納得。態度を合わせると感情で納得。



 ドラマのようなすれ違いならなおさら、ウジウジしていないで行動しろよ!と言いたくなったり、もっとちゃんと伝えておけばいい物を・・・などと感じてしまう。まぁそれを言ってしまえばドラマは成立しないけども。





太陽と海の教室

2008-07-21 23:37:51 | ドラマ
 またまた学園物ドラマが始まった。日本テレビのごくせん、TBSのルーキーズ、そしてフジの太陽と海の教室。

 第一回目観ましたが、なかなかええんでないか。ごくせんやルーキーズよりも生徒達の設定は普通。いわゆるワルや不良ではない。そして織田裕二演じる先生は、「夢はなんだ?」と問いかける。


 いわゆる「ウザイ」を思われることを本当に「ウザク」、先生としては「真っ正面から熱く」やってるのがいい。


 学園ドラマなので、若い人達に向けたメッセージ性が強いと思わせておいて、実際は大人にもしっかりメッセージを出しているところがなかなか良いんではないでしょうか?


 しかし、CHANGEもそうだったけど、月曜日の9時って時間に帰るのは、結構難しい。





ガツン!と

2008-07-20 02:53:58 | ドラマ
 フジテレビの深夜ドラマ「ハチワンダイバー」が終了した。

 結構お気楽に楽しめたドラマだが、最後の最後で「ガツン」とやられた。

 たった一言なんだけども、いまの自分にはしっかり心に刻み込まれました。

 「負けたからって、負け犬じゃない!途中であきらめたら負け犬なんだ!」

 なかなかいいこと言う。 実は、あることをほぼあきらめかけていた自分には、とてもとても心に刻まれてしまった言葉でした。