18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

成功にすがる

2005-01-25 02:27:38 | 
【写真】上から、初代テラノ(1986年)、2代目、販売中止直前モデル。2代目以降は恐ろしくトヨタのハイラックスサーフに似ている。

 人間だれしも、うまくいくことを望んでいる。特に仕事の場合、ライバルや同僚、同期の存在などもあり、「うまくいく」ことを客観的に図り知ることが出来るのでより成功へのこだわりが強くなる。しかし、これがともすると、「失敗しないこと」へつながる場合がある。つまり「冒険しない」「挑戦しない」というようにである。

 働く女性の方が元気だと言われる場合が多いが、それはどちらかといえば、「おとなしい男性」がおとなしさで目立つが、「おとなしい女性」は普通と変わりないと認識され、「元気な女性」は元気さで目立つが、「元気な男性」は比較的普通と見なされる今の働く環境の影響がある場合がおおい。客観的に見て、「男性、女性」での違いよりも、「元気かおとなしいか」での仕事への取り組みの違いがあるように思える。

 さて、この挑戦しない、おとなしい、冒険しないがさらにエスカレートすると、勝ち馬に乗ることになってしまうこともある。つまりすでにうまくいっている仕事や成功した事業に、「自分も関わっていた」ということを周囲に吹聴してしまうような場合だ。例えば「・・・あの製品の原案は本当は僕のアイディアをもとにしていたんだ・・・」「・・・わたしがあのときこんな提案をしていなかったら、きっとうまくいっていなかったわ・・・」などだ。おそらく事実関係の確認ができない人たちに、自分が成功したストーリー、いわゆる勝ち組に属していると思わせて自分自身の価値を誇示したがる典型的な例である。

 この手の話は多かれ少なかれあるので、注意したいものだ。

 この「勝ち組」に属したい人たちは、昔の日産自動車にも沢山いた。有名な話だが、日産に人気車が少なかった頃、久しぶりにヒット車に「テラノ」という車があった。いまでいうオフロード車で、トヨタのハイラックスサーフに対抗する車だった。デザインはたしか日産アメリカのカリフォルニアのデザインチームが担当して、2ドアで、後部座席の窓が三角形だったのがそのデザインの特長だった。

 ところがこの車がモデルチェンジした結果、なんともまあ情けないほとんどハイラックスサーフと同じような4ドアのオフロード車になってしまい、デザイン的に特長のあった、三角形の窓は、普通の四角い開閉ができる窓になってしまった。なんでこんな事になってしまったのか。これには結局こんな憶測が流れていたがあながち間違いではないと思う。

 当時の日産は、ヒット車が少なく、負け組意識が蔓延していた。重役も管理職も”成功”という文字にこれまでにない渇望を感じていた。そこに「テラノ」のヒット。多くの重役が、自分が”成功”に関わっていたいから、「テラノ」の周りに寄ってきた。その結果2台目はそれら重役の「助言・意見」が反映されて、とんでもない普通の車に変わり果てたというものだ。

 みんなでよってたかってヒット車を潰したのである。成功する為の挑戦を忘れ、なんの冒険もせずに、成功という名声だけを手に入れたい、「成功亡者」がせっかくの車を潰したのだ。成功したければ、挑戦するという原則、お金が欲しいならば働くという当たり前のことを忘れた、亡者を反面教師として、1つ1つの努力を積み重ねてゆくことを忘れないで居たいと思う。




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どうにもならんほどしんどいときはどうするべきか

2005-01-20 03:54:04 | 
 たまに買う雑誌のなかに、このプレジデントがある。以前は月刊誌で結構高かったのだが、購読層を広げるためだろうか、650円で月2回発行になっている。
 そのプレジデント誌の2005年1.31号に、「あなたの全課題」55問+αの解決法が特集されていた。いろんなテーマについて様々な分野で活躍している人からのコメントが付いている。その中で目を引いたのが、このタイトルにもある、「どうにもならんほど、しんどいときはどうするべきか」という問いだった。
 
 その問いに答えているのが、茶道裏千家第15代前家元の、千 玄室さんである。そこに書かれている記事はプレジデント誌を見て欲しいが、千 玄室さんは、朝起きて顔を洗うときに、鏡に映った自分に「おはようさん。今日も元気にいこうな」と言うそうです。そうすると誰にでも「おはようございます」が言えるのだそうです。また、夜寝る前には、かならず「ごくろうさん。今日はつまらないことがあったなぁ、でも明日はがんばろうな」と声をかけるのだそうです。

 簡単で誰にも出来ることなのだけれども、なかなかみんなやらないこととして挙てらっしゃる。

 まったく似たようなことを、テレビ番組で聞いた。
西川きよしといえば、有名な芸能人だが、大変苦労を重ねてこられていることも有名である。その西川きよしさんが、いろいろな人生の決断の際に、つねに鏡をみて鏡に映った自分に問いかけていたそうだ。結婚するとき、相方の故横山やすしさんが問題を起こしたときなど、いつも自分に、「それでええねんな」と自問自答していたそうだ。

 あらためて考えれば、人は自分自身に嘘を付くことはできない。気持ちが乗らないとき、いやなことがあったときは、どこかで心がささくれているものだ。そんな自分の気持ちは敢えて言葉にする必要もないくらい理解している。でもそんな自分に、自分自身で、「まあ、明日はがんばろうや」と声をかけるのは大変意味のあることだと思う。例え家族であっても、自分以外の人から「まあがんばろうや」といわれても、自分の気持ちなんてわからないのに!とおもってしまうだろうが、自分自身で声をかければ、そうはいかない。
 
 自分自身の今の気持ちを分った上で、それでも、「まあ明日がんばろ!」と言われるのだから、四の五の言わないで、「そうやな。思い悩んでてもしかたないやんな。」と思わざるをなくなるのだ。

 悩みを人に聴いてもらうのもよし、自分への手紙として書きつづるのもよし、鏡をみて声をかけるのもよし、いろんな方法で「さ、元気出していこかっ!」と気持ちを切替えていきたいものだ。

 「開き直るわけではないけども、済んだことをクダクダ言っててもしかたない、さ、気持ち切替えて、元気だしていこか!」

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津波

2005-01-15 12:08:51 | 社会・経済
 インドネシアのスマトラ地震での津波被害についての情報が整備されるたびにその被害の大きさや、津波の規模、あるいは今回の地震の大きさが判明してきている。インターネットで検索したら、あの地震の影響で、地球の自転速度が、100万分の2秒ほど速くなっただとか、いまだに地球全体が微震動しているだとか、どうやってしらべたらわかるのかよくしらないけども、地震そのものの規模を語る情報はしばらくはやむことは無いだろう。

 津波については、日本は先進国だそうだ。そもそもTUNAMIという単語が通用している。しかし、奥尻島の津波被害にもあるように、夜間、しかも震源地と海岸線が近い場合は、どれほどの対策や予報設備を用意しても、被害は食い止められない。そもそも夜の海なんていうのは本当に真っ暗闇だから、どれくらいの津波がやってきているのかなんて目視ではわからないのだから。

 地震が発生すると、あたりまえのように津波に対する警戒をするという部分では、先進国の日本。もしインドネシアやスリランカなどでもその備えがあれば多くの命が救えたかもしれない。

 震災10年となる阪神淡路大震災。自然の中で人間が生かされているという事実を謙虚に受け止めて、この事件を考えたい。


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たまにはライブでも

2005-01-07 01:11:47 | 音楽
 もっと気軽にナマの音楽に触れたい。そんなことから本当に様々な場所でいろんな種類の音楽の企画が用意されていることが増えている。特にこの12月は、”第九”の公演や”クリスマスコンサート”と称した各種イベントが目白押しである。

 今回ダイアリーでアップしたのは、GIZAのアーチストの定期ライブ会場となっている、GIZA Thursday Live at Hills at パン工場である。 場所は大阪西区堀江にある。堀江といえば昔は家具の街だったのだが、いまではおしゃれな若者の街に変貌している。そこに、焼きたてのパンを販売している店がある。それがHILLS パン工場という名前なのだが、GIZA studiosとどういう関係なのかがよく分らないが、その地下2階にライブ会場がある。

 会場そのものは縦長でミニライブ専用なのだが、ざっと200人ぐらいは詰め込まれてしまう。とうぜんなのだが全員立ったままだし、最前列からアーチストまで2メートルと離れていないから、これで盛り上がらない筈がない。

 街中にあって、ちょっと早めに仕事をひけたときなどに出かけてみてはどうだろう?

 出演アーチストのチェックはリンク先で確認して欲しいが、愛内里菜GARNET CROW近藤房之助三枝夕夏竹井詩織里上原あずみ宇徳敬子などがメイン、あるいはゲストで出演している。


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1月2日の夕焼け

2005-01-02 19:15:26 | 
 去年の大晦日から雪が降って、このお正月休みはどうなるかちょっと心配だったけども、無事によい天候となった。実家へ顔をだした帰り、自宅マンションからの夕焼けが大変きれいだったので一枚(携帯)で撮影しました。

 海と、雲と太陽とに囲まれた環境がすこしでも人の心の癒しになりますように。



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