18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

街の散策

2004-12-30 23:02:21 | 
 明石には、有名(?)な魚の棚商店街がある。魚の棚とかいて、”うおんたな”と言うのだが、ほんの100メートルばかりの小さな商店街だが、季節を感じることが出来る昔ながらの商店街である。
 
 魚の棚という位だがら、圧倒的に海産物やさんが多いのだが、ほんの数件だが、お漬け物やさんや八百屋さん、お肉屋さんなどが軒を並べている。まだ子どもたちが小さいころなどに出かけても、「こんなに沢山は食べないなぁ」と言っていたが、最近では子どもたちも十分に大人と同じぐらい食べるようになってきたので、魚の棚には大変重宝している。

 冬場などは、魚介類がおいしいし、年末になると、明石の名物の鯛や、もう少し経って春が近づく前には、イカナゴが大変おいしい季節になり、各家庭で「イカナゴの釘煮」作りの為に2kg,3kgと買って帰る主婦たちも増えてくる。

 最近では大型スーパーマーケットが郊外にも出店して、めっきり少なくなった個人商店だが、それぞれの街々では、こんな風景が未だ残っている。合理的な世の中になったとはいえ人と人が声を掛け合って買い物をするというのも大切にしてゆきたいものである。



エレクトーンフェスティバル2004兵庫地区大会

2004-12-27 02:38:05 | 音楽
 前回の日記に引き続き、エレクトーンの話題。12月25日、26日とエレクトーンフェスティバル2004兵庫地区大会が開催された。その25日にうちの子のグループが見事金賞を受賞しました。好結果で2004年を締めくくることになって本当によかった。

 年々加熱するコンクールの事は前回の日記で書いたが、エレクトーンフェスティバルはもうすこし”楽しむ”要素が強く出ているので子どもたちも楽しそうである。フェスティバルはコンクールとちがってグループでの演奏となるし、26日開催では、コンクールの部以外に、ジョイフルの部という大人の参加部門やTEEN’S JAM部門もあり全体的に楽しめる内容になっている。

 兵庫県各地のヤマハ音楽教室でピアノやエレクトーンを習っている子どもたちのお祭りなのだが、親の方が真剣度合いが強い。受賞したチームもそうでないチームもいろいろな表情や会話が飛び交う活気のある一日でした。

 25日の結果:コンテストの部
 小学生低学年部門
 金賞:ジュビランド序曲 演奏:Twinkle  楽器店:新響
    :Song of Joke 演奏:スター☆キッズ 楽器店:ヤマハミュージック神戸
 小学生高学年の部
 金賞:交響曲第1番 Ⅳ Finale 演奏:マリーゴールド  楽器店:ハセガワ
    :HEAD ROOM  演奏:ECCじゅにあっ!! 楽器店:菅波楽器明石支店




門戸開放

2004-12-25 09:15:31 | 社会・経済
 最近では、敢えて”駅弁”とは呼ばず、普通に”お弁当”という事が多いのだが、出張の度にお世話になるのがこの”駅弁”である。東京-大阪間の新幹線を利用する時によく駅弁を購入するのだが、大阪びいきの身としては残念ながら駅弁のバリエーションとおいしさは東京駅に軍配があがる。今回の駅弁も季節限定の”蟹めし”なのだが、カニの身の量もちゃんとあって、カニみそもしっかりついている。名ばかりの蟹めしではない、本格的なお弁当だ。

 それに比べて、新大阪駅のお弁当の種類は残念ながらここ数年かわり映えしない。同じ1000円でも東京駅では、季節限定商品があったり、企画モノのお弁当があったりとお弁当やさんの努力がよくわかるし、食材もいろいろと吟味されている。1つ1つがしっかりとおいしく品数が多いだけというものではない。新大阪駅のお弁当屋さんにはもっとがんばってもらいたい。 活性化のアイディアとしては、もっといろんなお弁当業者に門戸を開くことがもっとも良いのではないかとおもうのだが・・・。




ジュニアエレクトーンコンクール2004全日本大会

2004-12-18 22:28:38 | 音楽
 だいたい年末になると、いろんなところで一年の総決算としてコンテストや表彰が行なわれている。音楽関係の賞もそのひとつだが、今日(12月18日)と明日(12月19日)に開催されるのが、財団法人ヤマハ音楽振興会、ヤマハ株式会社主催による、ジュニアエレクトーンコンクール2004全日本大会である。今日18日は小学生低学年部門と中学生部門だったが、低学年とは思えない程のテクニックを要する曲が目白押しだった。年々レベルがあがり、講師陣も傾向と対策を考えてゆけばそうなるのは仕方ない。その善し悪しは別として、その為にたくさんの練習を繰り返してきた子どもたちは本当に大変だし、その努力は受賞の有無にかかわらず賞賛に値する。

 そんな中、今年の審査員の総評は大変印象深いものだった。「テクニックはすばらしい。低学年とは思えないレベルである。」そう評価する一方で、「音を一つ一つ大切にすること、原点をわすれないように。」とも評した。やや過熱気味になっているテクニック追求傾向に一つ釘をさしたかたちになるのだろうが、いずれにしても意味の思い一言である。

 主催者発表の結果はこちら:http://www.yamaha-mf.or.jp/kekka/jec/




自分は正しい

2004-12-18 14:08:35 | 
 前回は虐待について書いたが、大抵の親は、子どもに対して自分(親)の言っている事は”正しい”と思っているはずである。それそのものは必ずしも悪いとは言い切れないが、子どもを教育したり、しつけたりする際の親の価値観ほどしっかりしたものでなければならないものはない。 
 親が言えば子どもは大抵、親を正しいと信じてその通りやる。親の言うとおりしていれば怒られない。怒られない為にもしたがう。本当ならそのやり取りのなかで子どもは、”正しいものの考え方”や”ものの見方”を学んだりしてゆくものなのだが、実はそこへ行着く前にこどもは親から離れてゆくことが増えてくるのだ。学習塾や習い事などがそれである。

 子どもが親にしかられる、叱られた子どもに親がその理由を話す。何故イケナイのか。何故叱られたのか。そんな繰り返しが無いと、やってもいいこと、やってはいけないこと、に対する基準がもてなくなる。基準が無いから、親が観ていなければ怒られない、故にどんどんとエスカレートするのである。ましてや、「xxx先生に怒られるから、ダメ!」というのは言わずもがなである。開いた口がふさがらない。

 例えば、”万引きや人のものを盗むのは悪いことだ”と親は教えなければならない筈だが、こどもから”なんで?”と問われると答えられない。”人を傷つける、殴る、蹴る”などという暴力も”何故ダメなのか”が答えられない。社会のルールを守るという事を幼少期に教えないままで育つとどんな子どもが出来上がるのか、またそんな社会性の希薄な大人がいったい何をするのか。近頃の社会ニュースを見ればよく分る。

 しかし哀しいことにニュースで報道されるのはあくまでも氷山の一角。現実には、犯罪までではないにしろ、いびつな価値観のまま年齢を重ねている人も多い。IT産業に身を置く立場で、身近な例は、いわゆるSE(システムズエンジニア・通称エス・イー)といわれる人たちの社会性の乏しさである。SEは特にコンピュータを相手にする仕事だと思われがちだが、現実はそうではない。SEほどより他の人との会話やコミュニケーション力に優れていないと困る存在はないのだ。年齢にして50代以上のSE及び元SEの方々にはそんな傾向は無いが、40代以下に特に顕著である。人とのコミュニケーションが上手く取れない。会話が出来ない。質問したり質問に答えたりが出来ない。勿論言葉が不自由なのではない。内容を知らないのでもない。出来ないのは、相手と自分とのそれぞれの立場に基づいての会話ができないのだ。お客様と友達感覚で言葉を使うなど、こんなことさえ教えなければ出来ないのかと考えさせられる場面に遭うとげんなりしてしまう。

 SEでそれこそ10年近くやっているベテランになるとさらに手強い。経験と実績を積んで論理的に「自分は正しい」と思った事柄については相手をやりこめる。それが例えお客様であってもである。SEとしての感覚は理解できるが、大人なのだ、会社の仕事でやっているのだ。基本が出来ていないなんていうのは論外である。しかし、基本がまったくダメ。そういう人物が目立ているのは事実である。

 社会人とは良く的を射た単語である。社会のなかでコミュニケーションがとれてきちんと調和してゆける存在。それが社会人である。成人式で大酒を呑んで騒いだり、講話を聞かずに携帯でメールを平気で打合っている。それは正しいのか?と人から言われなくてもできるのが社会人な筈なのだが・・・。