18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

SING/シング

2017-03-26 22:07:00 | 映画
話題の芸人さんたちや歌唱力で定評のある女優さん、声優さん、そしてバリバリのシンガーを声優陣に揃えたアニメ。

内容も、ストーリーも、いわゆるよくあるダメな奴が必死になって最後にはうまくいくという話。

アニメの理由が今一つわからない。

実写で、生身の人間でやればいいじゃないかと普通に思う。

トイ・ストーリーはCGアニメのほうがいいし、でないと成立しない。
ズートピアも、ファインディングニモも、アニメで正解。
ミニオンズも、まあいいけど、SINGはアニメでなくていい。

せっかく往年の名曲を歌ってくれるんでしょ。なんかなぁもったいないよ。

しかも、内村さんのアテレコ。前半はめちゃくちゃありがちで、フィットしてなかったよ。

なんか、やだな。もったいなすぎる。いい話なのに、台無し。いろんな動物が出てこなくても成立する。馬だったら馬、犬だったら犬だけでも成立する。ということは、人間でもいいわけです。

せっかくのストーリー。せっかくの設定。もったいなさすぎ。アニメよりも人間の演技が見たいと普段から思っているからというのもあるけども、この設定、ストーリー、エピソードなら生身の人間でやったほうがよっぽどオモシロかったろうに。

いろんな事件についてはCGで合成してもいいんだけど、演技は生身の人でやってほしかった。
子ども用映画だから仕方ないと思うけどね。


あーもったいない。


監督・脚本:ガース・ジェニングス
アテレコ:内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斉藤司(トレンディエンジェル)、山寺宏一、坂本真綾、田中真弓、宮野真守、大地真央








日本で一番悪い奴ら

2017-03-26 18:54:00 | 映画
ああ、映画だ。映画らしい映画だ。

綾野剛さんの演技はいまさら言うまでもないけども、やはりこの映画でもその実力がいかんなく発揮されている。新宿スワンといい、この映画といい、ちょっとこの近辺の芝居が多いので、もっと反対側の演技も観てみたいものです。


さて、舞台は北海道の警察。先輩刑事に刑事としての成績を上げるための秘訣を教えられ、徐々にそれにはまりつづけ最終的には収監されるという話。これが実話だというのだから、本当にどうしたものかと思うけども、これテレビじゃ無理だなと。


どんなふうに転落してゆくのか、テンポよく間延びしない。時々刻々と悪い顔になってゆく、綾野剛演じる主人公の諸星要一のも描けていて、いいなぁ、この映画。監督、脚本もいいんだろう。


是非見てください。



監督:白石和彌
脚本:池上純哉
原作:稲葉圭昭
主演:綾野剛
   中村獅童、YOUNG DAIS、ピエール瀧、植野行雄(デニス)、青木崇高、矢吹春奈、音尾琢真、木下隆行(TKO)


公式サイト:http://www.nichiwaru.com/



キセキ あの日のソビト

2017-03-26 18:43:00 | 映画
言わずと知れた、音楽グループ、Greeeenのデビュー秘話を描いた映画。

みんなが、とってもいい演技であっという間に映画が終わった印象。

さわやかでいいな。若い悩み、若いエネルギーがふんだんに盛り込まれている。

何もいう事はありません。


しかし、松坂桃李さん、めちゃいいですね。



監督:兼重淳
脚本:斉藤ひろし
主演:松坂桃李、菅田将暉
   小林薫、麻生祐未、野間口徹、忽那汐里、平祐奈、横浜流星、成田凌、杉野遥亮

公式サイト:http://kiseki-movie.com/





この世界の片隅に

2017-03-26 18:26:00 | 映画
アニメ映画「君の名は。」の大ヒットに隠れてはいるが、この作品は、純文学を読むような素晴らしい映画作品。



アニメでありながら、映像表現に頼ってない。なによりもこれが一番大きい。



アニメならではといえばそうなるのだろうけども、映像を自由に操れるのが特徴だ。アングルからデフォルメ、隕石を落とすのもあり、短いスカートの女子高生を動き回らせるのも自由。グラフィカルな色彩構成もどんどんやるのがアニメ。

でも、そういうアニメって食傷気味なんだよな。気づいてなかったけど、「この世界の片隅に」を観てそう感じた。

映画として、これでもか!と押してくるアニメって人の感性が少々鈍くても「分かる」ようになる。伝える力があるから。

でも、こんなソフトタッチなアニメーションは、いうなれば激辛で戦い合ってるアニメ映画同士の横で、熱々のごはんにダシの聞いた鯛茶漬けを頂くようなもの。ほっとするし、味わい深いし、繊細だし。みんなが注目するのは当然だと思う。

日本人の感性に響く、アニメ映画の代表作だと思う。いや、唯一無二かもしれない。




もし、まだ観てませんという方がいらっしゃったら、ぜひぜひ観てください。




さて、この映画は、戦中戦後の広島を舞台に、ちいさな一人の少女が嫁ぎ先でおりなす人間物語である。さりげなく、やさしく、いとおしい。人と人のふれあいやつながりが何を人にもたらすのかを丁寧に丁寧に描いている。



主人公の声を、のん(能年玲奈)さんが担当しているが、この映画にぴったりのトーン。最近のアニメ声優たちでは決して演じられない領域である。ゴリゴリ押してこない、こんなトーンの演技ができる若手声優なんておそらくいないだろう。それくらい繊細である。




全ての先入観を捨てて、観てほしい。
生身の人間が出ない映画ってあまり興味がないという人にもお勧めする一本です。


監督・脚本:片渕須直
原作:こうの史代
主演:のん
   

公式サイト:この世界の片隅に




LA LA LAND

2017-03-26 18:14:00 | 映画
久々の、アメリカらしい、総天然色ミュージカル映画。

と、CMをみて期待していたけど、それほどミュージカルミュージカルしてない。

例えば、レ・ミゼラブルにしても、アニー、コーラスラインにしても、古い映画だと、サウンドオブミュージック、シェルブールの雨傘、絹の靴下、雨に唄えばにしても、映画全体を覆う雰囲気がもう、ミュージカル。そのド、ミュージカルから比べると、やはり最近らしくドライだし、ドラマ寄りだなあという印象でした。


オープニングの勢いと全体のトーンの違いかもしれない。


監督・脚本:デイミアン・チャゼル
主演:エマ・ストーン、ライアン・ゴズリング
音楽:マリウス・デ・ヴリーズ
振付:マンディ・ムーア
衣装:メアリー・ゾフレス

公式サイト:LALA LAND