18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

やらない理由

2015-05-31 15:50:00 | 風景
やらない理由はいくらでも思いつく。賢い人ほど、いろんな経験をすればするほど。合理的な説明を行う。

 でも、経験を積めば積むほど、賢ければ賢いほど、越えなきゃいけないことを思いつくから、やればできる確率は高いはずなのだ。

勿体無い。でもこれが一般的なのだ。みんなが同じ考えだと安心する日本人には特にこの傾向が強い。

やらない理由は簡単に思いつく。やれる方法を考えるのは大変だ。でも、本当はやれる理由を色々考えて、考えに考え抜いてその結果、やらないと決めると言うプロセスを踏むべきなのだ。

安易に、やらないと言う決断をしてはいけない。

セーラー服とブルーシート

2015-05-31 10:44:00 | 文化・芸術
小劇場作品。特に劇団を選んだり、劇場を選んだりしないで、ランダムに小劇場作品を観ているなかで、そこそこ面白かったのがこの作品。

テーマもしっかり伝わってくるし、脚本演出もいいのだろう、個々の登場人物も物語の中できちんと役割が明確になっている。
展開もテンポもよく考えられていて、観ているものを引き込むちからもある。


小劇場作品なので厳しい意見を入れるが、

難を言えば、教師役の2人はもっと教師の部分を深くさぐったほうが良かったと思う。2人はおのおのがちがった意味で生徒からは頼りにならないという役を与えられているのだが、そもそもどういうスタンスで教師をしているのかがしっかり探りきれていないから、生徒とのやり取りの部分が、いまひとつピンとこない、ややオーバーに感じられたり、ちょっとした違和感を感じたりした。

生徒役のみんなは女生徒らしさがきちんと出ていた。

ただし、一人先輩役のセリフは、もっと青臭くやれなかったか?高校生の青臭さ、なまいきさと、強い自己主張はちがうはずだと感じた。演出か演技かどちらかわからないが、お芝居全体のテーマにかかわるところなので、まだよくなるだろうと感じた。

作品そのものはとても良いと感じたので、再演してもいいと思う。

作:滝本 祥正
演出:大西弘記

TOKYOハンバーグ、B.LET’S合同企画作品

出演:永島広美、土田有希、清水理沙、佐藤友佳子、中村優里、松田千尋、瀬尾さよ子、
   石川俊浩、中村勇矢、宇鉄菊三
   







新宿スワン

2015-05-30 20:03:00 | 映画
なかなか、楽しめた映画。

綾野剛、伊勢谷友介、山田孝之、沢尻エリカらによるこの映画はみずからの弱みをそのまま受け止めてまっすぐに進んだ男と、自らの過去に蓋をして、偽りの自分で生きてきた男。 この2人のストーリーが結局は背骨で、その周囲の肉付けが、無駄なく的確で、しかも面白い。
結局、テンポも展開も伏線も適度で違和感なく、映画としてとても成功している。
観に行って決して損しないし、楽しめます。

ただ、一点だけ。周囲がベテランだったり、力のある俳優さんの中なので、目立ったのは少々かわいそうだが、山田優さんのお芝居はもっと良い演技を求めても良かったと思う。

監督:園子温
脚本:鈴木おさむ
主演:綾野剛
伊勢谷友介、山田孝之、沢尻エリカ
金子ノブアキ、豊原功補、吉田鋼太郎

公式サイト:http://shinjuku-swan.jp/

真夜中のゆりかご

2015-05-17 11:48:00 | 映画
素晴らしい脚本と監督そして俳優たち。
この映画は、見事にこれらが構成され、無駄なく人間の心のうちに秘めたものを描き出している。

100%おススメ。

この映画は、このタイトルから想像できる通り「赤ちゃんと親」が実に大きなキーになっている。
ヤクに手を染め、DV、乳幼児に対する育児放棄を暴力をもって強要する男とその女。

一方で、警官とその妻と望んで生まれてきた赤ん坊。

この2つのカップルが、抱える問題が見事なストーリー展開によって絡んでゆく、しかも展開のテンポ内容ともすばらしくどんどんと引き込まれてゆく。



ストーリーは勿体無くてかけない。ぜひ映画館で。

公式サイト:http://www.yurikago-movie.com/



監督:スサンネ・ビア
脚本:アナス・トーマス・イェンセン
主演:ニコライ・コスター-ワルドー、マリエ・ボネヴィー
   ニコライ・リー・コス、リッケ・メイ・アンデルセン



結婚

2015-05-12 20:25:00 | 風景
結婚して離婚した人。
結婚しないままの人。
結婚して一緒にいる人。
結婚して死別した人。

周りには色々いる。


結婚は邪魔くさそう。
その通り。

結婚って束縛される。
その通り。

結婚しても裏切られる。
その通りかも。

結婚する意味を見出せない。
なるほど。


と、結婚に対する負の情報は多い。
わかるけどさ。

結婚って、一緒に暮らすということなんだから当然いろんな事が起きる。

自分が引き起こす事もあるし、相手が引き起こしちゃうことだってある。

子供が生まれたなら、子供が引き起こすかもしれない。相手の親類縁者、自分の親兄弟が何かを引き起こすかも知れない。

そんな事が起きるんだってば。人の人生ってそんな事の連続でしょ。それが人生なんだから、夫婦だけなら二人分、親戚縁者を含めると、何人分ものそう言う出来事にでくわす。

そんなもんよ。

それを出来るだけ避けようとして、結婚しないのもわかる。でも多かれ少なかれ、みんなに必ずやってくるんだったら、別に結婚してもいいんじゃない。一緒に解決する為に頑張れる事もあるしね。



何をきっかけに結婚するのか?



単純にその相手と一緒に暮らしたいと思ったら結婚すればいい。



あるいは、一生守れるかどうかわからんけど、一生守ろうという気になったら結婚すればいい。


相手が真面目で、正直で、まっすぐなら、喧嘩しても仲直りできる。

ほっとできる。

信頼できる。

そう言う相手なら結婚すればいい。




生活を共にするわけだから、お互いに誠実であらねばならない。
子どもを育てるのだから、お互いに協力しなければならない。
お互いがお互いを尊重し、尊敬しなければならない。
相手が大変な時、困っている時には、助け合わなければならない。

当然でしょ?一緒に生活するんだから。



少なくともこの価値観だけは合わせておいた方がいいね。結婚するなら。




他の価値観が違っててもなんとかなるけど、これは譲ったらダメ。



一緒に暮らすんだから、楽しい事や嬉しい事は共有したほうがいい。自分だけが楽しむんじゃなくて、相手の喜んでいる顔を見たいと思う方がいい。



一緒に暮らすんだから、嫌な事、腹の立つ事、うっぷんばらしをしたい時もあるだろう。そんな時は、腹たち紛れに掃除でもすればいい。それでも収まらないなら、日記か手紙に書けばいい。書くだけ書いたら、しっかりしまい込むか、焼いて捨てればいい。

それでもダメなら相手に渡せばいい。




結婚しても、ちゃんと生活していけるかわからないという心配をするぐらいなら、ただただしっかり働く事を考えよう。

しっかり働くのは大変。だから仕事が長続きしている人をみんな信頼する。ちゃんと生活したいのなら、信頼される事も案外重要。

夫婦二人ともがしっかり同じように認識して頑張れば、最強。心配なんかしなくて良くなる。






けど、




人の心は時に変わる。





時に、天邪鬼。





時に、冷酷。






そう言う時は、ちょっとだけ我慢、我慢。





我慢してもらったら、「ごめんね」を忘れない方がいいね。






たまにはぶつかる時もある。





またにはいい。 でも、ぶつかったらちょっとだけ後悔すればいい。そしていつか謝ればいい。




結婚して、いい事なんてない。




いえいえ、そんな事ないな。




全くの他人を慈しむ気持ちなんてなかなか持てないよ。



他人を慈しむ気持ちを持つと、自分自身の心の中に、何かが生まれる。

決してその為に結婚したり、相手を慈しんだりする訳じゃないのだけども、その何かは、人として生まれた一つの達成感を感じさせてくれる。




結婚できないって事に、どこか未達成感を感んじている人がいたら、それは心の底からの慈しみの心を得られていないから。




人というのは、空腹を感じるのと同じように、当たり前の事として慈しみの心を必要としているからかも知れない。





結婚して失う事は、結婚しなくてもきっと失う。
結婚して得られるものは、結婚しない限り得られない。