18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

カッとなって・・・

2007-07-17 00:36:08 | 風景
 何だかなぁと思う事件が相変わらず多いのは、幼児というか乳児に対する虐待である。

 「泣きやまないから、カッとなってやった。」というのが圧倒的な理由。

 なんでも思い通りに行くと思っている事自体が間違い。ましてや、乳児は親の保護を必要とはするが、親の物ではない。別の人格、別の人だ。だから落とそうが何しようが虐待は罪だし死なせれば殺人である。

 たいぞう議員が生後2ヶ月の赤ちゃんをおいて出かけたという話があったが、こういう行為を無責任と感じないのが今の親の世代なのかと呆れてしまうというか哀しささえ感じる。




 生まれた赤ん坊は、手に触れた親の指を本能的に握る。立つことも出来ないのに、足の裏を手で触れただけで足をバタバタとさせる。もちろん首も据わらない。保護が必要なのだ。

 赤ん坊は親が全身全霊をかけて守らなければならない存在なのだ。その包容力、忍耐力、そして愛情が親には必要なのだ。ひとかけらの疑いもなく親に愛情を求める。親にはそれに答える義務がある。答えることで親になっていくのだ。



 親の側にも言いたいことはたくさんあるだろう。イライラすることだってある。ハラが立つ事もたくさんある。でも、だからといってそれを弱い存在に向けてはならない。絶対にいけない。




 子どもは親の所有物ではない。好き勝手にしていいものではない。躾という理由の虐待もどきはやってはいけない。ビンビン、ぎゃーぎゃー泣きわめく子どもに、カチンとくることだってある。その時にその子に手をあげるか、ただ優しく抱きしめるか。その違いである。


 赤ん坊がなかなか泣きやまなくても、心配する必要はない。泣き疲れて寝るから。

 赤ん坊が泣いたなら、抱き上げて話かければいい、赤ん坊はしっかり聴いているから。

 こちらが愛情をもって話をすればいい、赤ん坊は泣きながらもしっかりと聴いている。それが赤ん坊の本能だから。

 
 赤ん坊は自らに何かの働きかけがあることにとんでもなく敏感なのだ。それはお腹の中に居るときからそうなのだ。 

 
 話しかけて、音楽を聴かせて、会話して・・・。だから生まれ出たあとも同じように接すればいい。

 どれだけ泣いていても、赤ん坊は親が嫌いだから泣いているのではない。

 お腹がすいた。おむつが気持ち悪い。どこかが痛いなど、何かを言うことができないからしかたなく泣き声で伝えている。

 親はしっかりと聞いてあげよう。カッとなる前に。