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皇室の名宝(1期;永徳、若冲から大観、松園まで)

2009-10-17 22:01:33 | 美術館・博物館
東京国立博物館で開催中の「皇室の名宝」展へ。


天皇陛下即位20年を記念した特別展。
1期と2期あって、1期は近世~近代の日本絵画、
2期は正倉院の宝物などを展示するそう。

興味あるのは2期の方だけど、1期にも行っとくか、
という程度の気持ちで行ってきた。

結論。さすが皇室の名宝、見に行った甲斐があった!

いちばん見事だと思ったのは、狩野永徳の唐獅子図屏風。
堂々として迫力がある2匹の獅子が
どっしり重量感をもって力強く描かれている。
(紙に描かれたものなのに、重量感満点で
 ずっしり中身が詰まってる感じがするのが不思議!)


他に気に入った展示品は、

◆伊藤若冲の動植綵絵(どうしょくさいえ)
30幅がひとつの展示室(すべて若冲!)に集まって圧巻!
若冲の絵は全体的に余白が少なくて、
私が今まで見てきた日本画のイメージとはちょっと違う。
絵の構図は北斎が好きだけど、
若冲の絵は色が鮮やか&クリアで面白い。

今回の展示で気に入ったのは
芍薬群蝶図(しゃくやくぐんちょうず)、
蓮池遊魚図(れんちゆうぎょず)、
雪中鴛鴦図(せっちゅうえんおうず) の3点。
最初の2点は余白多め。やっぱり余白が好きらしい


芍薬群蝶図のクリアファイルを購入♪


◆酒井抱一の花鳥十二ヶ月図(かちょうじゅうにかげつず)
これも12幅がそろって展示されていた。
若冲と違って、なんだか、静かでおちつくかんじ。


◆円山応挙の旭日猛虎図(きょくじつもうこず)
朝日を仰ぐ虎の絵。
のっしりと大きな虎で迫力あるんだけど、顔はかわいい。
今にも「にゃー」と鳴きそうな雰囲気で伸びをしている。



皇室の名宝 -日本美の華
1期は11月3日まで。
混雑してるらしいので、気になる方はお早めに。




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