先日行ったリサイタルの予習の記録。
◇聴く
→YouTube、カシオーリ のCD
あらかじめ曲を聴いておくとリサイタルで実演に接したときの記憶の残り方が違う気がする。旋律が頭の中で流れるまで聴くのが理想。
演奏のイメージが固まらないように、予習するときは色々なタイプの演奏を万遍なく聴くようにしている。YouTubeで検索結果を上から順に再生することが多い。
とはいえ何巡かしてると何となく好きな演奏ができて再生回数に微妙な差が生まれる。今回はYouTubeで見つけた中にアンドラーシュ・シフのレクチャー&リサイタルというのがあって、解説が面白かったのでリサイタル直前はそればかり聴いていた。(おかげでシフがラララと口ずさむ声まで脳内で流れ始め、慌てて他の人の演奏でラララを希釈した)
リサイタルの曲目にあったドビュッシーは、主にカシオーリ のCDで予習。曲に関する資料を読みこんで研究し、デジタル録音とアナログ録音を使い分けたという力作。(録音時26歳だったというのが信じられない)
◇読む
→カシオーリ のインタビュー、アンドラーシュ・シフのインタビュー
カシオーリ のインタビューは前述のCD に付いていたもの。
感じたままの演奏ではだめ、骨格がないと、という言葉が印象に残った。
◇見る
→「北斎とジャポニスム」展
図らずも予習になった展覧会。
ドビュッシーの「海」の楽譜の表紙を始め、北斎の「神奈川沖浪裏」にインスピレーションを受けた作品がいろいろあって、作曲当時の時代の空気を肌で感じとることができた。
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