カウンターに座ったの、3年ぶりくらいかも!
冷蔵ケースだったところは板張り?になってて、料理の写真がいくつも。
この写真は「お客さんが撮ってプリントして勝手に貼ってった」ような意味のことをマスターが言ってた。
キレイに撮れてるからデジイチだろうなー。いいなー。
(私もこの日デジイチにしようか迷ったけど、重さに負けて断念した。)
この日は2人で訪問。
2人だと皿数厳選しなきゃなので、冷菜はスキップして小龍包へ。
黒酢とかのタレはついてないの?と聞くお客さんに「うちの小龍包のスープは臭みがないからタレは必要ないの」とマスター。(ずっと前は黒酢&生姜のタレがついていた気がしたけど、そういえばいつのまにかなくなってた。)
炸茄子(ザァチェズ)。ナスの皮をむいてカラリと揚げたもの。
「カリ、ふわ、トロリ」がもうたまらない。
トッピングのエシャロットも絶品。花椒がきいていてクセになる。
ずっと前からのお気に入り、ガンスー豆腐。
ガンは「干」でスーは糸をふたつ並べた字。(チンジャオロースのスといっしょ)
麺状の干豆腐をキュウリや干しエビと炒めたもの。
麻婆豆腐。いつものようにラーメンで、とお願いしたら、もうラーメンはつけてなくて、単品で出しているそう。
「ごはん(やラーメン)を欲しいと思わない、一品料理としての麻婆豆腐」を目指して味を調整したのだとか。
食べる前にそんな話を聞いたので暗示にかかったせいかもしれないけど、たしかに食べてる間じゅう、ご飯やラーメンは全然欲しいと思わなかった!
最後は担担麺。担担麺より辛い麺も新メニューとして出てたけど、ここはやっぱり定番の担担麺で。
定番、とはいえ以前食べてたものから味が少し変化している。
トッピングにネギが加わったのも初めてだし、ピーナッツも細かく砕かれてる。
「この味にするのに8年かかった」とマスター。
担担麺は7年前にはすでに完成されていた気もするけど、マスターの中では「成都のフードコートの片隅で食べた担担麺の味」、さらには「自分が美味しいと思う担担麺の味」を追い求めて長い長い試行錯誤が続いていたのだそう。
そうやって理想の味を追求してきた結果、最近になって「あのとき食べたあの料理の味は、この調味料からきてたのかー!」と、マスター自身の中で「つながった!」と思うことが増えてきたのだとか。
・・・などなど、面白くて深い話がたくさん聞けた。
ちゃぶ台のある空間も大好きだけど、蜃気楼の醍醐味はカウンター席だなあ、としみじみ思った夜。
蜃気楼リベンジ、楽しみにしてます。何を食べるかじっくり考えておいてね♪
久しぶりの訪問に何を食べようかとなやんでいたくらいなの。
まだ先になっちゃいそうだけど、リベンジの時にはよろしくね。
そうそう。実はコーダリーも予約してたのよー。こちらもキャンセル。どちらももっと早くに行くべきでした。