gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

音楽は肉である。

2009-09-20 13:24:49 | 音楽
思えば物心ついたときから麺類が好きだった。

外食で選ぶのは必ず「スパゲティ・ナポリタン」だったし、
小中学生のときは給食の食パンや炊込ご飯よりも
ソフト麺やビーフンやスパゲティが楽しみだった。

麺好きは今も健在で、パスタはもちろん、蕎麦もうどんも素麺も大好き。
居酒屋の飲み放題コースに出てくるような、
茹ですぎてへにょへにょになったスパゲティでさえ愛おしい。
味は全く関係なく、麺の形状をしているだけで満足してしまう。

麺と対照的なのが肉。
もともと肉が好きというわけではないので、
日常生活では滅多に肉を食べない。
たまに食べるとしたら、フレンチのお店に行くときくらい。
産地にこだわった美味しい肉を腕利きのシェフが料理した、
そんな肉料理は大好きです。

・・・という自分の偏麺疎肉っぷりを省みていて
ハタと思いついたことがある。

私にとっての音楽って、まるで肉みたいな存在なのだ。

堪能するのは年に数回。
名オーケストラが、名指揮者のもとで、名曲を奏でるときだけ。
日常生活では音楽を聴くことは滅多にない。

毎年、秋になるとヨーロッパから極上の肉たちが続々と上陸する。
とくに去年は私にとって肉ラッシュで、
ウィーンフィルとベルリンフィルとコンセルトヘボウがやってきて、
ウィーン国立歌劇場までやってきた。12月にはアルゲリッチも来たっけ。

今年はちょっと控えめで、肉料理を予約したのは9月の2回のみ。
1皿目はスカラ座の「アイーダ」。
ミラノの老舗がアルゼンチン出身のシェフのもとで創りあげた、
エジプト風スパイスを効かせた絢爛豪華で壮大な肉料理。
2皿目はウィーンフィル。
独特の味に定評のあるウィーンの老舗が
インド出身のベテランシェフのもとでどんな料理を創りだすのか、
想像するだけでワインが進む
しかも食事処は大好きな溜池音楽堂。期待はますます高まる

というわけで極上の肉料理、これから堪能してきます♪