70才。役に立つ話が次々現われる。

世界で最低の日本人の声を改善する方法を95%まで独自に確立しました。

大阪万博でマイクで客の呼び込みやる

2012年12月24日 08時53分09秒 | Weblog

 

  日本一大きな万博、大阪で私は最下位のプロヂューサーを勤めた。

  エキスポホールの付属施設の水上ステージである。お祭り広場に隣接して、催しがないときにお祭り広場から、観覧できるように作られた「無料」の催しステージだ。

  お祭り広場の間に池があり噴水がいつも彩りを添えていた。

  噴水を専門の会社が、新たに無線操縦の丸い小型のステージで自由に池の中を移動するのを開発した。その操作を私は任された。

 ある時、ピエールカルダンショウが開かれ、カルダン氏がコントロールルームからショウを見た。その時私は、制服の胸にカルダン氏直筆のサインをいただいた。何とか無線操縦も終わり。カルダン氏は満足して私に手を差し伸べ「フランスに来い」と言われたらしい。

 さて、世紀の万博で、デパ地下のような客の呼び込みをやった話をしよう。

 エキスポホールでは日本人有名歌手のアンマンショウが20回ほど予定されていた。しかし前売り切符は毎回「ゼロ」に近く、当日売りも5,6枚の最低の入りであった。

 チーフプロデュサーの渡辺美佐さんは、困り果てて、水上ステージのマイクで「本日は〇〇さんのステージがあり、切符は未だありますよ」と場内にマイクで放送した。とうりに面した社員用出入り口に臨時の切符売り場も設けた。しかし全然売れない。

 同じブースにいた私にご指名がかかる。私が俳優座卒の俳優であったからだ。

 客の呼び込み?天下の万博会場で?

 「いいから、いいからやりなさい」。責任は美佐さんがおうと言う。

 それから私の大音響のアナウンスが会場内を流れた。一声で50から100枚の入場券が売れた。そして開演時には300から500名が座っていた。それまでは5,6名だったので私のアナウンス効果が十分あった。

  ところがお隣のお祭り広場からクレームがつく。「万博でマイクで呼び込みは止めてくれ」と言う当然のことだ。何しろ水上ステージは音響マニヤのチーフプロヂュサアーが、最高の機材を整えていた。 遠く離れていたアメリカ館前でも私の声は聞こえたという。優に会場の四分の一に響き渡ったわけだ。

 無事万博は終わる。最後の時、美佐女史は「社員になれ」と小さく私に言われた。

 しかし私はその年の12月4日、観光ビザでたつた、1,000ドルしか持たず、ロスアンゼルスに旅立った。

 死の地獄が待っているとは露知らず・・・・・・・。

 何れ後日、死に物狂いのお話をするかも。

  



最新の画像もっと見る

コメントを投稿