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石川遼、今後殆ど勝てまい

2012年06月25日 09時11分18秒 | Weblog

 遼君は最近、予選落ちが多い。

 何故か。15歳の時よりも技術は上に、筋肉力は強くなっている。経験も多い。

 つまり勝てる側面が倍増しているわけだ。それが負け続けている。プロゴルファーにとって「予選落ち」は屈辱だ。3回続けばプロ資格はく奪でもいいはずだ。

 一番悩んでいるのは遼君んだ。私は随分前から「勝てない」をいい続けている。

 最終段階、追い上げになるほど乱れる。これから追い上げる場面でミスが目立ち、ボギー、ダブルボギーを連発する。

 一般に心が乱れるといわれている現象だ。

 ここに大切な問題がある。平常心、無心、無欲・・・・などスポーツでいい成績を上げる言葉がある。しかしこれらは全て雲を掴むような抽象的なものだ。競技中にこのような抽象的な言葉で自分に言い聞かせても立ち直らせられない。むしろどんどん追い込まれ狂い始める。これが今の遼君である。

 これを私は「一点集中」という。お分かりだと思うが、一つの点にだけ集中していてはゴルフはできない。たとえば「遠くに飛ばす」だけに集中すれば、方向、風の具合、ボールを置く場所など複数の集中がお留守になる。この場合いに必要なものを私は「分散集中」となずけている。

 分散集中は全ての芸術家に必要な特殊能力であもある。ピアノ演奏を考えてみてください。左手、右手、足などが異なる別の動きをしている。一点集中では右の指だけでキーをたたくことになる。年寄りなど初心者が初めてピアノを始めるとき、この右手だけで引くがある。

 スポーツ競技で一転集中は「駄目・下手」の代名詞だ。

 遼君は現在この一転集中に落ち込んでいる。「勝ちたい、勝ちたい・・・勝ちたい」が勝ちたいという思いだけに集中しているわけだ。

 ではこの悪地獄に落ち込んだ時にどうすれば、脱出できるのか。端的に言えば複数のものに集中を分散させるのだ。例えばそのプレーヤーがピアノもうまいとする。その場でピアノ演奏をすれば、自ずと分散に代わる。しかしゴルフ場にピアノを持ち込むことはできない。そこで日頃から「分散集中の動作」を習熟しておくのだ。これはイメージでも可能だ。クラブを選ぶほんの2,3分でもいい。あるいは実際動作を試みてもよい。

 これで狂い始めている集中方法が正常に戻るのだ。

 この問題を遼君は全く知らない。気の毒なものだ。

 


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