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ミスユニバース準グランプー受賞のくららさん、沖縄出身は才色兼備、どこにも非が見受けられないと思われる。
世界大会参加にあたり、日本側スタッフは万全の準備をすすめてきた。ウオーキングなど諸々の勉強を彼女に課した。それらをくららさんは見事にこなした。だから受賞できたのだ。
しかし、声については本当の先生がいないのだ。現象的に聞くと、やや高音で細い。これは彼女の本来の声とは思えない。誰かがトレーニングした結果である。もし彼女が国際インタビユアー・キャスターを進めていくと、横隔膜が開いていないのでどんどん声は細くなり、最後に詰まる。当然、喉に負担が掛かり声帯がおかしくなる。その前にしゃベりたくないが起こる。廃業だ。
現状の声を耳で分析すると、息を鋭く長く出す勉強をしてきたと思われる。いい声に必要な息の風速は40m以上といわれている。遠くまで届く声は全て風速40m以上である。
問題は横隔膜、胸部、腹部が完成していて、40mの風速を支えていれば何ら問題は起きない。しかしこれを生まれながらに身に付けている日本人はゼロに近い。ところがこの3点を完成させる方法は、月で人間が暮らすぐらい大変だ。先人がいないのだ。何から何までトレーナーが開発しなければならない。しかも多岐にわたる知識、研究、才能が要求される。
こんなトレーナーが生まれるほうが不思議である。だからいないのだ。
ところが私の生徒は3点を完成させつつある。
日本人の声は完成に近ずくと「竹製のリード(クラリネットなどの笛)の音色になる」。柔らかで豊かで温かみのある音色だ。この竹製の音色からくららさんの声はかなり遠い。結局、日本の最高レベルのトレナーを集めたが、声のトレナーに関しては難があったわけだ
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