紅葉の見頃のうちにと、八瀬にある
瑠璃光院に行って来ました。
叡山電車「八瀬比叡山口」駅から高野川を渡って、川沿いに歩くとすぐの所にあります。
川辺の紅葉がきれいで、スケッチしている人もたくさんいます。
この門の写真を撮ろうと思うのに、ひっきりなしに観光客が出入りするので、なかなか撮れません。
やっと途切れた時に撮れた珠玉の(笑)一枚。
空には少し風があるたびに紅葉がはらはらと散って、最高のシチュエーション。
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門から玄関へと上がって行く露地にももみじが散り敷いています。
苔の上にもいっぱい
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毛足の長いふかふかの苔でした。
玄関前の池のある庭園。
池にももみじがいっぱい。
書院の前の庭園「瑠璃の庭」。
苔のじゅうたんの間をぬって一筋のせせらぎが流れています。
けれど、一番前の眺めのいいお席はお茶をいただく方達の席になっていて、後ろからはお庭の眺めはイマイチ(涙)。これだけ撮るのがやっとでした。
この上の階はこの日は貸切で入れず、残念。
書院の裏側に建つ茶室に向かう廊下からの眺めも素晴らしい。
せせらぎの中に苔玉のような固まりが点々と配されているのが素敵です。
こちらから向こう側下の段にある庭園に向かって水が流れて行きます。
茶室側からのせせらぎの眺め。
流れはやがて池につながって、背景のもみじ林の眺めへと広がっています。
「臥龍<がりょう>の庭」。
茶室の名前は「喜鶴亭」。
三条実美公が命名したそうです。
数奇屋造りの建物は京都電灯創業者が大正末から昭和の初めにかけて改修したもので、棟梁は中村外二、築庭は佐野藤右衛門一統の作だそうです。
今はお寺になっていますが、その前は料理旅館「喜鶴亭」(「八瀬の釜風呂」)でした。
壬申の乱で背中に矢傷を負った大海人皇子(天武天皇)が「八瀬の釜風呂」で傷を癒したという言い伝えがあり、この形は大原女家のお菓子にもなっています。
釜風呂の中はござに枕があってここに寝て蒸し風呂にあたるのだったんだ。
「八瀬の釜風呂」って、聞くだけでいっぺんも入れなかったなあ。
秋の特別公開が12月9日(日)まで延長になりました。
拝観料500円。10:00~16:30