2019年9月1日から10月31日まで京都北山通り一帯で開かれている「北山モザイク」展、その中の一つ、「京都モザイク展 ひびく」が上賀茂南大路町にある「瑞雲庵」で10月1日から15日まで開催されています。11時~17時(最終日は15時まで)無料。
上賀茂菖蒲園町で市バスを降りて少し北に歩くと、
大きな農家が並ぶ風情のある上賀茂の通りが続いています。
その中に大きなお屋敷があり、そこが「瑞雲庵」です。
玄関前にモザイクの犬「まる」がいました。
「瑞雲庵」は、築 100年になる元両替商の邸宅だった立派なお家で、財団法人が家屋と庭園をきれいに修復して、芸術の創造支援、展示などを行っているところです。
その室内や庭園、蔵の中に国内外の作家30人のモザイク作品が置かれています。
モザイクとは大理石やガラス、タイルなどを並べて描く装飾美術です。
茶室の床の間にもモザイクが飾られています。
二階の吹き抜け板の間にモザイクが。
庭園の中にもモザイク作品がおかれています。
作品の一つ。
桜の花びらは石のかけら。
蔵の入口の上には漆喰の鏝絵が。
そして、蔵の中には、最近壊された京都商工会議所の床から一つずつ剥がして取り出された大理石の十二支モザイクが展示されていました。
これは矢橋六郎が作ったもので、商工会議所から取り出された後、府立陶板名画の庭で展示され、その後ここに来ているものです。
京都商工会議所にあった頃の様子はこちら。この独特の作品が壊されずにかろうじて残されたことは本当によかったです。