ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

旧金比羅大芝居(金丸座)

2010-03-23 00:23:19 | 建物(香川県)
こんぴら歌舞伎が行われる金丸座。1835(天保6)年に建てられ、現存する芝居小屋としては日本最古のもので、国指定重要文化財になっています。
こんぴらさんにお参りする人達の娯楽の場として栄えたものです。


金比羅宮への参道石段を少し上がったところから左に曲がって10分くらい歩いたところにあります。

江戸時代にはもっと街中にあったそうですが、火災等を避けて少し山際に移築復元されました。(昭和51年)

昭和60年から毎年4月に本格的な歌舞伎役者を迎えて、公演が行われています。
今年は4月10日~25日に開催され、中村翫雀、市川亀治郎、片岡愛之助等が演じます。



小屋の中は年中無休、入場料500円で見学することができ、詳しく説明をしてくださいます。

中に入って見てびっくり、ものすごく立派な小屋です。
廻り舞台、花道、せり、空井戸、すっぽん等本格的芝居に必要な設備が整っていて、役者が宙乗りするための「かけすじ」という装置まであります。


客席の天井上も竹で格子組みになっていて、そこから花吹雪を降らせることもできます。
前方にあるのは、「顔見世提灯」で、今年の出演役者の紋が入っていて、翌年まで掛けられています。

舞台の裏には楽屋や風呂場、舞台下の奈落には廻り舞台やせり、すっぽんの仕掛けを動かすための装置があって、すべて人力で動かされています。


こんな素敵な小屋で歌舞伎が見られるなんて、すごいです!
いつか是非実際に見てみたいと思いました


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2 コメント

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金丸座って確か (夢風庵)
2010-04-18 19:56:04
金丸座、学生時代に復元される前、廃屋状態の時中に入りました。
道を聞いた地元の人にも、あそこに行くの?って珍しがられました。

観光客も他にいなくて、友達ともう一人たまたま道連れになった人と3人で入ったことを思い出しました。
なぜか自由に入れたと思います。
ものすごく古~い新聞が壁に貼ってありました。
床下にも入れた記憶があります。
一人だとたぶん怖かった。
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夢風庵さん (vivasan)
2010-04-18 23:02:37
すごい体験されましたね。それは確かに怖いですわ。
今ではすごくきれいに修復されていて、そんな状態は想像もできません。そんな時代の金丸座を知っておられるなんて貴重ですね。
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