joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

家々

2006年06月01日 | 日記


夜に散歩していると、様々な感情に襲われます。

建ててからニ、三十年は経っているであろうような「家」、

モジュール化された?部品を簡単に組み立てたような、壁が薄そうな現代的な「住宅」、

巨大なマンション群で構成されたコンクリートと人工的緑の「街」、

木材が腐って黒くなっている古ぼけたアパート、

一体何をして儲けているんだろうと不思議になる大邸宅、

家と家との間が比較的ゆったりしている閑静な住宅街、

新しい家と古い家がぎゅうぎゅう詰めに押し込められ押し合いへしあいしているような人間くさい町。

僕の住んでいる場所にはこういった様々な形の家が近接し、また混ざり合っています。そういう意味では不思議な場所なのかな。所得の高い人・低い人が同じ場所に住んでいる。都心にあるような高級スーパー(輸入物ばかり揃えていたりとか)もない(と思う)ので、そうした様々な階層の人たちが同じお店でお買い物していると思う。

そういう家々を見ながら歩き、そこに人間の社会生活があることを感じます。そこには、養育があり、教育があり、親と子の感情的葛藤があり、苦労があり、虚無感があり、結婚があり、通学があり、勉強があり、夢があり、挫折があり、諦念があり、喜びがあり…

いろいろなことを経ながら一つの社会的存在となり、社会的生活を営む人たちの姿を感じます。人間のパワーの強烈さを感じます。


涼風


日本対ドイツ

2006年06月01日 | スポーツ
昨日の朝は6時ごろに目が覚めました。そう、まだサッカー日本対ドイツ戦がやっていた時間です。すでにスコアは2-0でした。後でダイジェストを見ると、それまでに日本は攻撃でかなりいいプレーを繰り返していたみたい。

僕が観始めた後半20分ぐらいはドイツが前がかり攻撃していた時間帯。それを見ていて感心したのは、日本がペナルティエリア付近でボールを奪ったとき、相手が二人三人と迫ってきたときも各人がボールを奪われずにちゃんとキープして針の穴を通すようにパスを回してカウンターにつなげようとしていたこと。

中田英・中村という世界レベルの選手を中心にして、相手の数が多くてもボールを奪われずにキープできる技術の高さにはあらためて驚かされました。

元々日本のサッカー選手は足元でボールをコントロールするテクニックに優れていると言われています。中田が「今まで一緒にやった中で一番上手い」という元ヴェルディの財前は、イタリアにサッカー留学した際には同僚やコーチをその技術で驚かしたと言います。

もっと遡れば70年代後半からの日本代表メンバーの中心だった木村和司、風間、金田といった若手達はその技術力でアジアの遠征試合では観客を沸かせていたそうです。そのテクニック中心のメンバーを選んでいたのが現在の川渕チェアマンです(このあたりの事情については『日本サッカーの未来世紀 』(後藤建生 文春文庫)に詳しく書かれています)。

90年代前半では代表クラスですらサッカーの戦術を知らなかったと言われている日本ですが(同上)、足元でボールを操るテクニックに関しては70年代・80年代と暗黒期の中で着々と伝統が積み重ねられていたのでしょう。そこから小野や中村といった選手が現れたのでしょう。

その日本が屈強な体格ドイツクラスの相手でも1対1では簡単にボールを奪われないことを昨日は証明していました。

涼風