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日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

日本対ドイツ

2006年06月01日 | スポーツ
昨日の朝は6時ごろに目が覚めました。そう、まだサッカー日本対ドイツ戦がやっていた時間です。すでにスコアは2-0でした。後でダイジェストを見ると、それまでに日本は攻撃でかなりいいプレーを繰り返していたみたい。

僕が観始めた後半20分ぐらいはドイツが前がかり攻撃していた時間帯。それを見ていて感心したのは、日本がペナルティエリア付近でボールを奪ったとき、相手が二人三人と迫ってきたときも各人がボールを奪われずにちゃんとキープして針の穴を通すようにパスを回してカウンターにつなげようとしていたこと。

中田英・中村という世界レベルの選手を中心にして、相手の数が多くてもボールを奪われずにキープできる技術の高さにはあらためて驚かされました。

元々日本のサッカー選手は足元でボールをコントロールするテクニックに優れていると言われています。中田が「今まで一緒にやった中で一番上手い」という元ヴェルディの財前は、イタリアにサッカー留学した際には同僚やコーチをその技術で驚かしたと言います。

もっと遡れば70年代後半からの日本代表メンバーの中心だった木村和司、風間、金田といった若手達はその技術力でアジアの遠征試合では観客を沸かせていたそうです。そのテクニック中心のメンバーを選んでいたのが現在の川渕チェアマンです(このあたりの事情については『日本サッカーの未来世紀 』(後藤建生 文春文庫)に詳しく書かれています)。

90年代前半では代表クラスですらサッカーの戦術を知らなかったと言われている日本ですが(同上)、足元でボールを操るテクニックに関しては70年代・80年代と暗黒期の中で着々と伝統が積み重ねられていたのでしょう。そこから小野や中村といった選手が現れたのでしょう。

その日本が屈強な体格ドイツクラスの相手でも1対1では簡単にボールを奪われないことを昨日は証明していました。

涼風


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