夕方の今はもう雨がやんだみたいだけど、今日は雨がずっと降っていました。
ときおりは外から雨音が聞こえるぐらい激しく降っていた。
それでも今日の午後は、そして今も、とても静かな時間だったと思う。
中途半端に曇り空でいるより、雨が降ってくれたほうが同じ曇り空でもひんやりと心地いい空気が漂っている。外から見ても、学校への通学路に植えてある木々が生きているような感じが伝わってくる。
とても静かなときというのは、緑の息が聴こえて来るように感じます。雀の声もとても涼しく感じる。
陽射しがきれいに差しているときは、それら緑から命が出てくるようになっている。
単なる曇りで空気が濁っているときは、こちらの感覚がイライラしている。
外に出ようかなと思ったけれど、聴きかけのMDを聴くことにしたので、結局出ませんでした。
近くに学校があるので、長い間いた“学校”(小学校から大学院まで)という場の雰囲気を思い出しました。平日の静かな夕方というのは、学校にいる者にとって、特権的な贅沢なのかもしれない。会社で働いている人たちは、そういうものを感じることがあるのかな。あるいは、彼らには彼らの、また別の楽しみを知っているのかな。
涼風