スポーツジムで2セットのエクササイズをこなしてびっしょり汗を掻き、熱いお風呂にゆっくり浸かって外に出た。
秋の爽やかな青空が広がっている。
時間は午後の2時を少し回ったあたり。車に乗ってFMラジオを点けたら、山下達郎の「サンデー・ソングブック」が流れ、彼の「風のコリドー」が聴こえて来た。
やっと長い倦怠期から脱出したようだ。
ヤル気が起こらず、このまま自分が終わっちゃうんじゃないかと思って少し落ち込んでいた。やはり無理矢理にでも身体を動かして前へ前へと進まないと、そこで何もかもが息切れして終わっちゃう、間違いない。
帰り道、遠回りして「浪館通り」に出て、T精肉店というメチャクチャ美味しい肉屋さんに寄る。いつも混雑しているのだけれど、今日は何故か空いていて、並ばずに「串カツ」(これがマジで美味しい!)と「コロッケ」(これがまた美味い!)と「アジフライ」(かなり大きくて肉厚!)を買って帰った。
夕暮れが迫っている。
3連休の2日目、10月8日日曜日の穏やかな秋の夕暮れ時。
久しぶりに浜田省吾を聴く。それも彼のオリジナル・アルバムじゃなく、洋楽をカバーしたアルバム「The Moonlight Cats Radio Show Vol. 3」だ。
2017年にVol. 1 と Vol. 2の2タイトルが同時発売された、その第3弾目となる浜田省吾とツアーバンドメンバーによる洋楽のカバー企画アルバムである。
それにしても最近は、浜田省吾をまったく聴いていない。あれほど苦しかった時期、貪るように聴き狂い、彼に助けられたというのに・・・。自分ながらほんと薄情だ。
今回の「The Moonlight Cats Radio Show Vol. 3」には、「Baby It's You」、「 Please Mister Postman」、「Twist and Shout」など、ビートルズも歌っている50年代60年代のヒット曲がたくさんカバーされていて悪くない選曲ではあるものの、「1」と「2」もそうだったけど、浜田省吾の声質というか歌い方そのものが、かなり野太くて、1つのワードをなぞるようにハッキリ丁寧に歌うので、日本語で歌うとインパクトがあっても(浜田省吾のヴォーカルって大好きだ)英語で歌われるとちょっとそこに違和感を覚えてしまうのだ。
浜省好きなら聴いて損はないし、こういう他流試合はファンとしても微笑ましい。でも正直に言っちゃうと、「Baby It's You」も「 Please Mister Postman」も「Twist and Shout」も、どうせ聴くなら原曲がいい。