「Near the end of winter」

　2月14日バレンタイン・デー。

　「エア・チョコ」なるものを頂いた。こういう方法もあるのね。知らなかった。
　ナマで頂いたチョコは、机の引き出しに入れて少しずつ箱から出しては食べている。やっぱり値段の張るチョコは美味しい。

　そして昨日、3回目のコロナワクチン接種を行った。
　予約時間は夜の7時20分。
　市内「港町」にある某医院へと向かう。
　ツルッツルのアイスバーン状態の道路を、スピードを減速しながらゆっくり走った。寒空にぽっかりと凍えた月が浮かんでいる。

　病院の受付で体温を測り、待合室で待つ。凄い人で溢れている。
　時間が来て先生とのまずは面接。「2回目に熱を出たなら3回目も出る可能性、高いですよ」と言われた。
　ワクチンは「ファイザー」だった。1回目2回目とも「ファイザー」だったので、今回は「モデルナ」を打ちたかった。抗体の数が半端ないらしい。
　でも仕方がない。とにかく早く打ちたかったので少しだけ安心する。

　翌日。
　熱も平熱。仕事に出る。少し注射した左腕に痛みがある。
　今日は「卒業論文」の成績入力をしなければならないので、仮に熱が出ても仕事を休めない。今が一年で一番忙しいかもしれない。
　凄い件数のメールをチェックして、打ち合わせを何件か行った。

　なんか、このまま行けば、今回は3回目ワクチンの副反応はないかもな。打ち合わせを終えて、学内にあるコンビニでお昼を買って食べながら考える。
　良かったー。3回目はいい感じだぞ。

　ところが・・・。
　午後になって、少しずつずつ身体の関節が痛み出し、熱っぽい。寒気もしてきた。おいおい。副反応じゃん！
　事務室の前に備え付けられている外来者用の「顔認証用セキュリティカメラ」に顔を近づけると、37.0度。怠いし、悪寒はするし、頭も痛い・・・。

　でも、帰りたいけど帰れない。仕事が溜まってる。
　何とか5時までやり終え、逃げるようにして家路を急いだ。ああ。具合が悪い。最悪だな。

　完全に風邪の症状とおんなじだ。
　なんにもしたくない。とにかく寝よう。明日も休めないし。
　それにしても前回のワクチン接種後とほとんど似ている。接種翌日から具合が悪くなるのだ。

　今冬、最期の試練だな・・・。