淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「名前をなくした女神」。杏主演の悲惨イジメ系TVドラマ第一回「ようこそ、ママ友地獄へ」を観た!

2011年04月14日 | Weblog
 ずっと晴れの日が続いてる。
 でも風が冷たくて、いつもの春を感じさせるようなポカポカした感じが一切ない。

 そしてまた、余震もまた頻繁に続いてる。
 いい加減、うんざりしてきた。
 最近では、ちょっとの揺れでは驚かなくなってしまった。平気の平左で、部屋で寝転がっていたりするのだ。
 これって、いい事なんだろうか?

 東京電力福島第1原子力発電所事故における国際評価が、その中でも深刻な「レベル7」まで引き上げられたことで、海外からの視線はさらに厳しくなるだろう。
 日本産の食品や農作物をも含め、工業品などの輸出先が激減することも覚悟しなければならないのではないか。
 まさに未曾有の危機である。

 こんな気が滅入る話題だけが跋扈(ばっこ)している今、人間にはなんと言っても息抜きが必要だ。
 なので、テレビを観る。これに限る。
 何も考えず、ぼんやり画面を眺める。横に、珈琲と豆大福、甘いケーキがあったら言うことない。
 春の新番組もいよいよ始まり出したしね。

 モデルで女優の杏が初主演した「名前をなくした女神」(フジテレビ系)が、火曜日の午後9時、オンエアされた。
 第一回目のサブタイトルが「ようこそ、ママ友地獄へ」。
 このタイトルだけでソソられる。
 面白そうっ!

 2010年に、同じフジテレビ系列で放映された、榮倉奈々主演の「泣かないと決めた日」(この番組も中々面白かったが)で、榮倉奈々を徹底的に苛め抜く役で注目を浴びた、あの杏が、今回は初主演でしかも優しいママ役を演じている。
 こういうキャスティングに関しては、フジ、さすがに上手い。


 一回目から、「名前をなくした女神」飛ばします。
 嫉妬、見栄、偽り、裏切りなど、有名小学校のお受験を控えた幼稚園児を持つママたちの、内に秘めた様々なドス黒い思惑が初回から大全開!

 ハウスメーカーに勤める主人公の杏は、優しくて家族思いの夫、つるの剛士と息子の3人家族。
 出産後も共働きを続けていたのだが、リストラを機に専業主婦となり、近所の幼稚園「ひまわりの子幼稚園」に子どもを通わせることになるのだが・・・

 杏のほかに、萩原聖人、りょう、木村佳乃が脇を固める。
 「泣かないと決めた日」で、榮倉奈々の上司でアルコール中毒の独身女性を演じていた木村佳乃が、今回もまたイジメ役。
 そのイジメ度、凄い。
 木村佳乃、自分の可憐で清楚なイメージを自ら壊そうとしているところがさすがである。

 とにかく、寄って集(たか)って、見栄っ張りでプライドだけを振りかざし、主役の杏とその息子を苛め抜くのである(当然、第一回目なのでまだまだ序の口というレベルですが)。
 こういう小さなママさんコミュニティの凄まじいまでの権力闘争を、このドラマは執拗に描いてゆく。
 まあ、だからこそ、視聴者としては安全な場所から見物出来るのだが・・・。
 
 第二回の放映が楽しみなドラマではある。
 次はどんな過酷な運命が待っているのか?
 次はどうやって嫉妬と見栄とプライドだけで何とか保っているママさんたちの攻撃を、主人公の杏は回避してゆくのだろうか?
 興味が尽きない。

 ところが視聴率を聞いてちょっとびっくりした。
 平均視聴率が9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)しかなかったのだとか。
 なんでえ?
 こんな面白いドラマなのにぃ?

 今後の展開次第では、ブレイクもありだと思うんだけど・・・。
 ただし、変におりこうさんドラマになることだけは止めてほしい。
 ねえ、スタッフ陣!





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする