木春菊の雑記帳

2005年6月開設の徒然日記。その時みたマーガレット(木春菊)が名前の由来です。

手に汗握る8時間

2015-09-19 19:06:00 | 映画
東野圭吾氏が1995年に上梓した作品
天空の蜂
阪神淡路大震災の頃の作品が
東日本大震災後の日本を予言していたかの
ような作品でした

大型ヘリ、CH5XJ
通称ビッグBを盗難し
敦賀市にある原発施設
「新陽」に衝突させようともくろむ
「天空の蜂」と名乗る人物

それを食い止めようと奮闘する
愛知県警、福井県警、自衛隊
そして開発者である錦重工業の技術者

最初の犯行声明からヘリ墜落まで
8時間のタイムリミット
関係者にとっては長い8時間でした

詳しい内容は控えますが
一言でいうなら
コース料理のような映画
冒頭からひきつけられる魅力があり
一皿目、二皿目も決して飽きさせず
そして中盤手前で手に汗握る
まるでメインディッシュのような展開
直後に訪れる落ち着いた時間
(でも展開には欠かせない場面)
そして原作にはない最後のしかけは
まるで極上のデザートでした

作者自身が「映像化不可能」と
言っていた作品
それを映像化させたスタッフの技術に
敬意を表したいです
この作品に限ったことではありませんが
これは特にスタッフロールの最後まで
見てほしいと思います

2時間30分の作品を作るのに
その何倍もの時間を費やしたはずですから

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鉄の女 雪平 | トップ | 野尻湖を望む花畑 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿