木春菊の雑記帳

2005年6月開設の徒然日記。その時みたマーガレット(木春菊)が名前の由来です。

虎に睨まれた兎

2023-05-08 09:45:30 | ドラマ
大河ドラマ「どうする家康」
前半最大の山場
三方ヶ原の戦いを迎えました。

武田との戦を前にして
浜松から岡崎に帰る家康。
実際はそんなことしなかったでしょうが
それは演出と受け取っておきましょう

今まで信長からの呼び出しばかりでしたが
今回は家康からの呼び出し。
そして、瀬名を前に
「わしの弱い心をここに置いていく」
「お館様、また取りに戻って下され」
史実を知らなければ
まるで家康の死亡フラグ。
まさか本当に死んでしまうのではと
思ってしまうほど瀬名の視線が
切なく見えました。

そして浜松城を素通りする信玄を見て
軍議を開く徳川軍。
家臣団の問いかけに対し
以前ならばうろたえるだけだった殿の
成長を見ました。

しかし信玄にとってはまだ若造。
「どうする小童。時は待ってくれぬぞ」
「この戦、遠江の民がみておるぞ」
「相手は弱い。でもその弱さを知っている対した若造だ」
怒ってはいても家康を認めているかの口ぶり
これは想像ですが
強さを過信して同じ相手に二度負けた
若き頃の反省を活かしているようにも見えました。

三方ヶ原での対峙は虎に睨まれた兎のごとし。
「勝てるようになってから戦をすべし」
今回は信玄の戦教室の回でしたね。
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