法と正義の葛藤

女子中学生を拉致
薬剤を用いて暴行
死なせた上にまるで肉の塊のように
放置して罪悪感を抱かない

もしこんな事件の裁判員になったら
私だったら極刑を選びたいです

しかしそれが未成年だった場合
日本では難しいのが現実

今回見た映画「さまよう刃」は
こういう内容の映画です

既に原作を読みましたが
その台詞に命が吹き込まれると
また違った感想を抱きます

復讐をしたい父親
復讐者を守りたい刑事
その心情を寺尾聰・竹野内豊・伊東四郎さんが
上手く表していました

一流の作品に似合う
一流の俳優陣だったと思います

レイプ魔の青年にも
娘を殺された父親にも
事情があるだけに
見る人によって感想が
大きく分かれる映画ではないでしょうか