CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

250円のアールグレイ

2013-04-29 08:19:54 | 日記
昨日は、食欲がなかった。
というか、お腹があまり空かなかった。
結局、耳鼻科にも内科にも行かずに、出勤した。
トローチと葛根湯を持って。

職場の駅についても、お腹は空かない。
13時を回っていた。
どこかで食事をするにも、休日でごった返しているし、時間も足りない。

ふと、駅コンコースにあるパン屋さんが気になった。
サンドウィッチならなんとか、食べられるかもしれない・・・
職場は、いつもの4〜5倍の仕事量のはず・・・
食べておかないと・・・

そこには、パンヤさんの他に・・・
ロッテリアやおむすび屋さん、中華、アイスクリーム屋さんもある。
真ん中には、テーブルと椅子が並べてあって、そこで食べることができる。
つまり、『フードコート』とかいうものらしいが、
そこのパンヤさんでサンドウィッチを購入した。

「お持ち帰りですか?」と聞かれ、ふと「ここで、食べていきます。」
と答え、「アールグレイ」を注文した。

商品を受け取り、席を探す・・・ない(-_-;)

端っこのカウンターにかろうじて、席を確保した。

ひと切れ食べるのが、やっとだった。

アールグレイを飲む。
とても、いい香りだ。
なんとなく、ゆったりした気持ちになる。

紙のカップをトレーに戻したとき、
ふと、カップの脇にぶら下がっているモノに気づいた。

「ん?ティバックかぁ・・・」

苦くなっても嫌なので、ティバックを外した。

ふと、『ティバックとお湯』か・・・
『ティバックとお湯』・・・・・250円か・・・

え?これって、バカ高くない??
従業員の人件費、場所代・・・それにしたって、『ティバックとお湯』だよ・・・
『BLTサンド390円』まぁ、これはよしとしよう。
それに比べて、何度も言うが『ティバックとお湯』だよ・・・

価格競争激しき今日、いわゆるファーストフードは、
100円コーヒー時代に突入しているわけで、
『ティバックとお湯』250円かぁ・・・

などと考えた。

そして、知人から
「文化は高いよね・・・飲み代と比べる私がいけないのかな」
とメールが来たことを思い出す。

確かに、今、居酒屋で飲んでも5000円は、かからない。
銀座で、ドリンク別料金で4500円は、高い・・・かぁ。

確かに、飲み代と文化を比べたら、そりゃ違うよね。
でも、それぞれの価値基準があるからなぁ・・・

そうなんだよね、その時、その人が必要としていたら、値段じゃないんだよね。

『ティバックとお湯』私は250円分楽しんだかもしれない(笑)

日本という国は、『文化』が生活の傍らにない
あるいは、ある環境はすくないのかもしれない。

食べること・・・も『食文化』としてのカタチが成立していると思えないし・・・
逆に、日本に昔からあった『食文化』は、もはや崩壊しているのかもしれない。

そんなことを考えた・・・

250円のアールグレイで、結構、私の頭は、あちこち散歩した。

おっと、今日は、法事で日暮里。
こうしてはいられない、準備をしよう。