一昨日の夜から降り始めた雨は、強風を連れてきた。
さらには、冷たい空気も呼び込んで、寒い春の嵐だった。
昨日は、朝から窓ガラスを叩きつける雨音が続き、
風雨で舞い散る花びらで、ガラス窓が桜色の水玉模様になった。
我が家の前の道路は、一面の花びらで淡いピンク色の絨毯を敷いたようだった。
風も雨も強かったけれど、こんなに一度に花びらが散る事は、あまりない。
午後になると雨は上がり、北風に乗って花びらが窓ガラスに向かってやってくる。
桜の花びらで風を感じた・・・しかも、その風はこちらに向かって吹いてくる。
とても素敵な時間だった。
てぃばぁの退院の頃には、風も少しおさまり始めていた。
強い雨と風に空気があらわれたように、8階の病室から見える里山がくっきり見えた。
何回病院を訪れただろうか・・・「見えるんですよ」と聞きながら、
一度もその姿を確認できなかった『スカイツリー』が、くっきりと見えていた。
町田市民病院からも、見えるなんて・・・すごい!
あれほど嫌がっていた病院も、1ヶ月以上いたら離れがたい気持ちになったらしく
感謝の気持ちと一抹の寂しさと、これからの不安を胸に、涙ぐみながらの退院となった。
自宅に戻り、ホッとしたのも束の間、
介護保険を利用しての様々なサービスの説明に
介護ベットの契約・・・宅食サービスのこと・・・
明日からの食事や買い物・・・etc.
説明は、二時間以上、疲れはてたため、契約は後日。
ケアマネージャーやヘルパーさん、業者の方が帰ってから、
ゆっくり、確認・・・理解できていないことも沢山ある。
頭で理解できないけれど、自分が今までとは違う段階に入ったと感じている・・・
「情けないね・・・こんなになっちゃって、申し訳ないね・・・」と涙していた。
「泊まってくれって言いたいけど・・・無理だもんね・・・頑張んなきゃね」
今日が、遅番なら泊まってしまうところだった・・・
胸がキュンとして・・・
「一晩泊まるよ・・・」と言ってしまうところだった。
幸か不幸か、今日は早番。
4時起床で、6時過ぎには家を出る。
早番で良かった・・・と思っている。
退院して、一人でいることの不安やこれからの心配と向き合って、過ごす一晩。
そこを超えて、少しずつ、新しいスタートを切ることになる。
あと数時間したら、てぃばぁも目覚めるだろう。
久しぶりの自宅での朝、何を思うのだろうか。
北風吹き荒れる春の嵐も過ぎ去り、じきに暖かくなるのだろう。
そんな中、桜の花びらのように、母からの一葉の葉書が届いた。
寂しい思いをしている母のことを気にしながらも、何もできずにいる。
そんな私の心の穴を、てぃばぁが補ってくれているのかもしれない。
母に何もできない分、てぃばぁのために何かしたいのかもしれない。
もう少し暖かくなったら、母を温泉にでも連れていこう。
桜の花びら散る中で、母の葉書を読みながら、そんなことを考えた。
さらには、冷たい空気も呼び込んで、寒い春の嵐だった。
昨日は、朝から窓ガラスを叩きつける雨音が続き、
風雨で舞い散る花びらで、ガラス窓が桜色の水玉模様になった。
我が家の前の道路は、一面の花びらで淡いピンク色の絨毯を敷いたようだった。
風も雨も強かったけれど、こんなに一度に花びらが散る事は、あまりない。
午後になると雨は上がり、北風に乗って花びらが窓ガラスに向かってやってくる。
桜の花びらで風を感じた・・・しかも、その風はこちらに向かって吹いてくる。
とても素敵な時間だった。
てぃばぁの退院の頃には、風も少しおさまり始めていた。
強い雨と風に空気があらわれたように、8階の病室から見える里山がくっきり見えた。
何回病院を訪れただろうか・・・「見えるんですよ」と聞きながら、
一度もその姿を確認できなかった『スカイツリー』が、くっきりと見えていた。
町田市民病院からも、見えるなんて・・・すごい!
あれほど嫌がっていた病院も、1ヶ月以上いたら離れがたい気持ちになったらしく
感謝の気持ちと一抹の寂しさと、これからの不安を胸に、涙ぐみながらの退院となった。
自宅に戻り、ホッとしたのも束の間、
介護保険を利用しての様々なサービスの説明に
介護ベットの契約・・・宅食サービスのこと・・・
明日からの食事や買い物・・・etc.
説明は、二時間以上、疲れはてたため、契約は後日。
ケアマネージャーやヘルパーさん、業者の方が帰ってから、
ゆっくり、確認・・・理解できていないことも沢山ある。
頭で理解できないけれど、自分が今までとは違う段階に入ったと感じている・・・
「情けないね・・・こんなになっちゃって、申し訳ないね・・・」と涙していた。
「泊まってくれって言いたいけど・・・無理だもんね・・・頑張んなきゃね」
今日が、遅番なら泊まってしまうところだった・・・
胸がキュンとして・・・
「一晩泊まるよ・・・」と言ってしまうところだった。
幸か不幸か、今日は早番。
4時起床で、6時過ぎには家を出る。
早番で良かった・・・と思っている。
退院して、一人でいることの不安やこれからの心配と向き合って、過ごす一晩。
そこを超えて、少しずつ、新しいスタートを切ることになる。
あと数時間したら、てぃばぁも目覚めるだろう。
久しぶりの自宅での朝、何を思うのだろうか。
北風吹き荒れる春の嵐も過ぎ去り、じきに暖かくなるのだろう。
そんな中、桜の花びらのように、母からの一葉の葉書が届いた。
寂しい思いをしている母のことを気にしながらも、何もできずにいる。
そんな私の心の穴を、てぃばぁが補ってくれているのかもしれない。
母に何もできない分、てぃばぁのために何かしたいのかもしれない。
もう少し暖かくなったら、母を温泉にでも連れていこう。
桜の花びら散る中で、母の葉書を読みながら、そんなことを考えた。