山と自転車

熊本県熊本市在住の「ちよ」です。
ロードバイクの記事をメインで書いています。

自転車ひとり旅-唐津・呼子方面に行ってきた-

2018年11月13日 11時01分47秒 | 自転車旅
仕事が終わって、夕方から自転車ひとり旅に行ってきた。

行き先は決まっていたけど、自走で行くか、輪行で行くか、輪行するならどこまで乗るかをずっと考えていて、結局新幹線である程度の所まで行くことにした。


17:30に家を出る。
まずは家から熊本駅まで自走。
曲がる予定の交差点よりだいぶん手前で間違えて曲がってしまい迷っていたら車に乗った1008さん夫婦とお会いした。
今日はMTB大会の帰りだそうだ。
ひとり旅に行ってくると伝える。(`・ω・´)キリッ


家から熊本駅まで7km。
熊本駅は現在改装中だった。



機械に弱いので、今までは駅に行って「みどりの窓口」でチケットを買っていたけど、今回初めてインターネットで新幹線の予約をした。
みどりの窓口で購入すると熊本駅から博多駅まで5130円だけど、ネット予約だと3600円だった。
駅に着いて機械の言う通りに操作したら、チケットがすぐに手に入ってすごく簡単だった。
今度からネット予約一択にしよう。
JR九州列車予約

輪行袋は4つ持っていて、今日使うのは、グランジ輪行袋キャリー
可愛いから買ったけど、最初から袋に持ち運び用のショルダーベルトが縫い付けてあるので袋に入れたらパッと担げる。
肩に当たるベルト部分にクッションがあるので肩も痛くないし、ベルトの長さ調節も簡単。

フレームサイズが520mm以下までの自転車しか入らないので注意。
結局輪行袋は前後輪外せて、携帯しやすい薄手がいいと思う。
厚手の輪行袋を最初に買ったけど、1回しか使っていない。


新幹線つばめに乗って、博多まで行く。





20:30前に博多駅に到着。


自転車を組み立てて、寄り道しながらホテルまで自走。




福岡国際センター。
本日は九州場所初日。
相撲は20代の時に観に行ったことがある。


博多ふ頭までブラブラ。


折り返し戻って、宿泊場所の博多マリンホテルに22時に到着。
素泊まり3500円と安かったので、こちらにした。

自転車そのまま持ち込み不可なので、また輪行袋に入れて部屋に運ぶ。
1時就寝。




翌朝6時起床。
今日は天気予報通り、雨が降っている。
今日走らないという選択肢はなかったので、カッパを着て7時に出発。

徐々に車が多くなり、慎重に街中を抜ける。


糸島市に入り、海が見えてきた。


ここは「鳴き砂で有名な姉子の浜」と看板に書いてあった。

歩いてみたけど、砂が湿っていたからか音は聞こえなかった。

黙々と集中して走り、スタートからほとんど平地で唐津までやって来た。
もうすぐ前から行きたかった「虹の松原」だ。


17世紀初め初代唐津藩主寺沢広高(ひろたか)が防風・防潮のため、海岸線の砂丘にクロマツを植林した。
「虹の松原」の「虹」は、昔松林が2里(8㎞)あったので、2里から縁起のいい「虹」に変換されたとのこと。

現在の松林の距離は4.5㎞と書いてあった。



前から食べたかった「唐津バーガー」に立ち寄る。


メニューが5種類かあって、私はチーズバーガーをいただく。(370円)

バンズがカリカリ、レタスもシャキシャキ、照り焼き風のソースが( ゚Д゚)ウマー
これなら2個食える。


次は唐津城へ。

雨が強くなってきた。



ここまで50kmくらい、今の時刻は11時。
呼子町(よぶこちょう)まであと20㎞。呼子朝市に行きたかったけど、計算ミス(出発が遅かった)で間に合わない。
朝市は12時まで。

ここで観光モードに気持ちが切り替わり、ゆっくり時間を使いながら唐津市内を探検。

その後唐津市内から20km走り、呼子町に到着。

せっかくなので、呼子大橋(よぶこおおはし)を渡っとこう。




曇りでも十分美しい。

「この景色忘れない…きっと」と強く思う。



名物のイカを食べたかったけど、どこもお客さんが多くて、一人で入りづらかったので、ここまで来て食べなかった。
こういう所は友達と来た方がいいな。



地図を見てだいたい予想はしていたが、まぁまぁのアップダウン。
でもまだそんなに距離は乗ってないので、心は折れていない。

雨は止んだけど、寒いのでカッパは着たまま走る。





玄海町浜野浦の棚田。




たまに長い坂がある。


橋に綱引きしている河童。

家に帰って調べたら、佐賀県には河童伝説があり、呼子では大綱引きが行われているとのこと。


17時、お腹が空いたので目についた「筑豊ラーメンばさらか唐津店」に入る。



あっさりめのスープ。

ラーメンを食べたからか、すごく元気になってグイグイ走る。
ガーミンを見たら20㎞/hしか出てなかったので、グイグイは気のせいみたい。(・ω<)

17:30、伊万里市に入る。


のんびりし過ぎて、今日はまだ110kmしか走っていない。
伊万里観光もしたかったけど、時間が足りなかった。

まだ元気なのでもうちょっと走ろう。
地図で調べて、ひとまず武雄市まで行くことにした。


武雄市へ向けて走っているとタイヤに違和感があり、止まってタイヤを触ったら空気が抜けていた。



交差点の街灯まで500mくらい歩いて移動してチューブ交換を始める。

これはもしかしたら自転車生活で最大のピンチかもしれない。

近所に住む方が車や犬の散歩で通りがかり声をかけて下さる。
「大丈夫です。」と笑顔で返事をする。
これくらい対処出来ないと、自転車乗りとは名乗れない。

もしパンク修理が出来なかったら歩いて駅まで行くしかない。
ここから一番近い駅まで8㎞。
この前知り合いがマラソン大会で10km走ったら1時間かかったと言っていた。
8kmを歩けば2時間以上かかるだろう―




結局近所の方に近くの武雄温泉駅まで車で送ってもらった。


パンクの原因は、中のチューブが劣化して空気が抜けたのだろう。
前回のパンクは2017年4月。あれから1年7ヶ月。
チューブを外す時にタイヤとチューブが一体化してベッタリくっついていた。
そして替えのチューブに交換しても空気が抜けて入らなかった。


駅に着いてお礼を言って手を振って別れる。
自分も困っている人を見かけたら、積極的に助けようと心に誓う。


武雄温泉駅から電車を乗り継ぎ、熊本駅に到着。

今熊本は「いだてん」推し。


もう私は自走できないのでタクシーに乗って家に帰る。
運転手さんに今日人に助けてもらった話をして、いつも聞かれるけど結婚話をしながら帰る。

運転手さんが気に入った人がいたら自分から食事に誘うくらい積極的に行った方がいいよとアドバイスをもらい、そもそもそれ以前に気に入った人が出来ないと返答する。
毎回自転車旅終わりのタクシーの車内は話が弾む。

夜の0時に家に着く。
いつも旅に出る時は部屋の掃除をしてから出る。
今日も無事に帰ることが出来た。
自転車に「雑に扱ってゴメン」と謝り、念入りに自転車の掃除をする。

失敗もあったけど、思い出深い自転車旅となった。
今日のことは一生忘れない…きっと。

走った距離:145km
獲得標高:1800m
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