奥日光から日光へ戻り、霧降高原へ向かいます。まず訪れたのは霧降の滝。駐車場の標高は764mで、周囲の紅葉は色付き始めです。駐車場から10分ほど歩くと正面に霧降の滝が姿を現します。霧降の滝は、華厳の滝、裏見の滝に並ぶ日光三名瀑の一つ。滝は上下二段になっていて、合わせると高さが75mになります。
終盤をむかえた奥日光の紅葉はくすんだ色合いでしたが、こちらは色付き始めで、黄緑、赤、黄のコントラストが鮮やかです。
下段の滝をズーム。
上段の滝です。
霧降の滝を見てから、さらに霧降高原道路を登り、標高1350mの、きすげ平園地に到着しました。今年の7月9日にニッコウキスゲを見に来て以来です。11時過ぎに到着したとき上空には鉛色の雲が広がっていました。しかも周囲の紅葉は既に終わっていましたが、1445段の階段を上り標高1582mの小丸山展望台まで往復してきました。下山してからレストハウスで昼食をとっていると、雲の湧き方が弱まり、風向きが変わった影響も重なり雲が切れて青空が見えてきました。せっかく来たので、もう一度1445段の階段を上ることにしました。
僅かに残った紅葉の中を登ります。青空に映えます。
階段の上から振り返ります。サクサク階段を上ります。
草原の中の階段をサクサク上ります。
この草原はスキー場として使われ、霧降高原スキー場と呼ばれていました。1965年にオープンして2003年まで38年営業されていました。
ひたすら階段を上り続けます。再び振り返ると正面には高原山。この周辺は、7月にはニッコウキスゲが咲き乱れていました。
上から見下ろすと、駐車場の周囲はカラマツの黄葉におおわれています。
出発地点をズーム。
20分ほどで標高1582mの小丸山展望台に到着。気温はわずか2℃。これは1回目に登った時の気温で、昼食後に登った時は5℃まで上昇していました。
眼下には栃木県から茨城県の平野部が広がります。
高原山をズーム。右側のピークは釈迦が岳。左側が鶏頂山。その奥には明神岳と前黒山。手前の月山の左には栗山ダムを見下ろします。
高原山の右奥には、八溝山と高笹山。
小丸山展望台から先には登山道が続いています。
きすげ園地の回転扉から外に出てしばらく歩くと標高1610mの小丸山に到着します。7月もここまで来ました。この先赤薙山にかけての稜線が続きます。
赤薙山南東斜面の黄葉を見下ろします。
疎らに残る紅葉です。
再び雲が広がってきたので、1445段の階段を下り、霧降高原道路を北へ向かいます。
標高1300m~1400mの快適なドライブが続きます。途中パーキングエリアで休憩。正面に高原山と栗山ダムを望みます。小丸山展望台からの眺望とほぼ同じアングルです。
北側の空は積雲におおわれていますが、天気の大きな崩れは無さそうなので、予定通り川俣湖目指して北上することにしました(続く)