今週水曜日の続きの話題となります。阿字ヶ浦駅で「ひたちなか開運鐡道神社」にお参りしてから、次の電車が出発するまでの時間を利用して、酒列磯前神社と駅近くのほしいも神社をお参りしてきました。まずは、今まで何度も訪れた酒列磯前神社へ向かいます。
駅から歩いて10分、神社の鳥居前に到着しました。鳥居をくぐると300mにわたり樹叢が続きます。
樹齢300年をこえる椿やタブノキがトンネル状に参道を覆います。
樹叢の説明です。
樹叢を抜けると鳥居と狛犬。その先の境内では、職員の方が掃除中のようです。
まずは幸運の亀に挨拶。宝くじは買いませんが。。。
病気平癒祈願の案内です。御祭神は少彦名命。日本神話において始源の神である造化三神の一柱。高皇産霊神の指の間からこぼれ落ちた小さな神で、海の向こうからガガイモという芋の皮の船に乗り、小鳥の皮を着て現れたと伝わります。大国主命(大名持命の別名)と共に国造りという神話の中で力を併せ心を一つにして日本国土を統治する国土経営をなされました。古くから「医薬の祖神」として多くの人々に病気平癒・健康長寿の御神徳を持つ神様として信仰されてきたそうです。
神楽殿に安置されている御神輿です。三年に一度の平磯三社祭にて雄々しく町内に担ぎ出されるそうです。
続いて拝殿にお参りします。
リスとブドウの彫刻は、日光東照宮の『眠り猫』を制作した左甚五郎の作と伝わっている彫刻作品です。
裏手の本殿を見学します。酒列磯前神社のご祭神である少彦名命、大名持命がお祀りされています。本殿の周囲は、スジダイ、タブノキの高木で覆われています。
塀の隙間からのぞくと、本殿前には色彩鮮やかな陶器の狛犬。今まで何度か訪れていますが、初めて気づきました。
本殿の周囲を見学後に酒列会館で御朱印を購入。樹叢をプリントした珍しいデザインでした。
酒列磯前神社を見学は、阿字ヶ浦駅へ戻り、駅近くの堀出神社とほしいも神社へ向かいます。
まずは堀出神社に参拝します。
拝殿です。今や隣接するほしいも神社の知名度が上がってしまいましたが、こちらが元祖です。以前の記事で紹介した由来を再掲します。"掘って出た" が神社の名前の由来です。
HPの説明によると、当神社考古学者で知られている徳川光圀公が塚を掘り起こした際、御神体(鏡、矢、剣)が出土されたことにより鎮座された比較的新しい神社だそうです。 社名は「掘って出た」ことにより堀出(ほりで)神社と命名され、古くから学問・厄除け祈願の八幡さまと信仰されてきました。
続いて隣接するほしいも神社。
HPから由来を引用します。
令和に元号が変わって初めて創建された新宮「ほしいも神社」。皆様の願いが叶いますように「ほしいもの」がすべて手に入りますようにという思いを込めた新しい神社です。「ホシイモノ(欲しいもの)は総て手に入る」ほしいも神社
皆様のご参拝を心からお待ち申し上げます。
拝殿の右奥にはご神木。
陰陽の神木はタブノキです。縁結び・夫婦円満・長寿・安産・子授かり・事業繁栄・五穀豊穣の御利益がある欲張ったご神木です。ちょうど、ご神職の方が掃除をしていたので話を伺ったところ、男女の象徴でもあるこの巨木は、ほしいも神社鎮座の際に偶然発見されたもの。恥ずかしいので覆いで囲ってあるそうです。しかも、最初に訪れて触った方が双子を出産したというお目出度い話もあるそうです。
ほしいも神社は高台にあり、北側には常陸那珂港を遠望できます。ちょうどコンテナ船が入港中です。スバルの自動車1500台を搭載することが出来る巨大な船のようです。ここは夜景もおススメですと教えて頂きました。
いろいろ話を伺ったお礼に、堀出神社とほしいも神社の御朱印を購入しました。
前の記事で紹介した、ひたちなか開運鐡道神社を足掛かりに、阿字ヶ浦地区に多くの観光客が訪れて発展していくといいですね。そのためにも、ひたちなか海浜鉄道がひたち海浜公園まで延伸するのが待ち遠しいです。