ウリパパの日記

自由気ままに・・・

サトザクラ満開の多摩森林科学園 2021.4.12

2021-04-12 20:48:06 | 自然

高尾周辺では早くもサトザクラが満開となっています。先週は、見頃となった陵南公園や南浅川堤防、上野町の街路樹などを巡りました。自宅近くでは多摩森林科学園のさくら保存林でたくさんの種類の桜が保存・公開されています。しかし、2019年の台風19号により甚大な被害をうけたため暫く閉園となり、昨年から今年にかけてはCOVID19の影響で臨時閉園。今年はようやく4月2日に開園となりました。

今日まで高尾で在宅勤務で、明日から再び茨城県です(早朝移動)。以前から一度行きたいと思っていたので、12時~13時30分まで休憩時間を頂き、大急ぎでその多摩森林科学園を散策してきました(早歩きです)。

 

自宅から廿里町へ向かう途中、東浅川小学校の横を通ります。毎年、町田街道沿いの八重桜が見事に咲き揃います。西門の南側には立派な鬱金桜が咲いています。

 

多摩森林公園まで行かなくても、東浅川小学校と陵南公園で十分に八重桜を堪能できてしまいますね。

多摩森林科学園で入園料400円を払い、さくら保存林へ向かいます。樹木園で咲き始めた初夏の花を見る余裕がないため、樹木園は素通りです。

 

柳沢林道を進むと ”佐野の普賢象” が お出迎え。1967年に京都市の佐野園から導入された桜です。

 

 

続いて駿河台匂

 


関山が満開です。1968年に京都植物園から導入され、”紅提灯”と名前がついていました。

 

案内図です。柳沢林道を直進し、遠見通りからあずまや方面へ向かいます。

 

二度桜です。一重咲きと八重咲きが混在することから名前が付けられています。時期的には遅いためか、普賢象と同じような八重咲きの花しか見当たりませんでした。

 

柳沢林道の奥まったところで彼岸通りに登ります。濃いピンクの大輪の八重桜が満開でした。麒麟という種類のようです。関山に似ている八重桜です。

再び柳沢林道に戻り、里桜園に向かいます。

 

里桜園にやってきました。

 

普賢象です。里桜の栽培品種で日本では室町時代から記録があるそうです。

 

万里香と紹介されていました。

 

こちらの普賢象は、1971年に長崎県大村神社から導入された”玖島桜”です。

 

  

こちらは関山。1968年に京都佐野園から導入され "鞍馬本社" と呼ばれています。

満開の八重桜を見ながら尾根歩きが続き、山の上あずまやに到着しました。

 

  

こちらは高砂。明治時代の荒川堤にあったそうです。

 


  
雨情枝垂。ほとんど葉桜になってしまいました。満開の時に見たかったです。原木は宇都宮市。

 

あずまやの脇には、薄紅色大輪八重咲の "江戸" 。陵南公園にある楊貴妃に似ています。1968年に京都植物園から導入され "白山大手毬" と紹介されていました。

 

あずまやから次の保存林へ向かいます。

 

山道途中で見かけたウワミズザクラ。木の上のほうで咲いていました。

 

次の保存林の尾根道から八王子市街を遠望します。

 

見返り通りを下ります。まずは駿河台匂。松戸市の八柱霊園から1952年に導入され "八柱の滝匂” と紹介されています。残念ながら満開を過ぎていました。

 

通り沿いではピンク色の八重桜が満開。名前を失念してしまいました。関山でしょうか。

 

市原虎の尾。中輪八重咲の白い桜です。

 

白い花が青空に映えます。

 

仲通りから見る園内の様子。八重桜が咲き競っています。

 

そんな中、地味に咲く御衣黄。

 

佐野の福禄寿。1967年に京都の佐野園から導入されました。

 

こちらの普賢象は、1985年に青森の弘前公園から導入され "弘前桜" と紹介されていました。

最後は夫婦坂付近を散策します。

 

薄い淡紅色の大輪八重咲きの松月。明治時代の荒川堤にあったものです。ちょうど満開でした。

 

淡い黄色い花は鬱金です。

 

御衣黄と似ていて、見分け方が難しいですね。

 

こちらは安行の鬱金。

ぐるっと園内を一周してきました。最後に福禄寿を紹介して終わります。

 

埼玉県川口市安行見本園から1966年に導入した安行の福禄寿。

全国各地の貴重なサクラが接ぎ木クローンとして持ち込まれ、ここで保存されているのです。2019年の台風19号爪痕が至る所で残っていましたが、復旧工事も終わり散策には全く支障を来しませんでした。

コメント
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