笠間つつじ公園で満開のつつじを見た後、近くの笠間稲荷神社に足を延ばしました。拝殿前の大藤がそろそろ咲き始める頃です。例年5月上旬が見頃と紹介されていますが、今年は季節の歩みがとても早いので期待できそうです。
参道には八重の藤の案内が出てました。でも訪れる人は少なく閑散としています。
まずは拝殿にお参りします。
拝殿から振り返ります。拝殿側の藤樹が八重の藤です。
八重の藤の紹介。濃紫色の葡萄の房のように花弁が集合して咲き、実を付けない珍しい種類です。
下から見上げます。樹齢は400年の立派な藤です。枝張りは15mにもなるそうです。
葡萄の房のような藤の花です。
八重の藤の隣には、淡い紫色の大藤。こちらは花穂が長く垂れさがります。
こちらも樹齢400年。八重の大藤と共に茨城県の天然記念物に指定されています。
満開になると、花穂の長さは1m以上に達するそうです。
観光客も少なくせっかくの機会なので本殿を見学。本殿は国の重要文化財に指定されています。建立は安政・万延年間(1854~1861)です。
本殿の説明です。
本殿の外周は精巧な彫刻で埋め尽くされています。彩色を施さない素木造は江戸時代末期の特徴です。
外壁三方に七面の「蘭亭流觴曲水の宴」が精巧に彫られています。これは側面の彫刻。弥勒寺音八と諸貫万五郎の作です。
背面の彫刻。
当時名匠と言われた後藤縫之助の作「牡丹唐獅子」です。
御朱印売場に掲示されていた八重の藤と大藤の写真です。満開のタイミングで訪れてみたいですね。
楼門前から見る大藤。満開まであと1週間くらいでしょうか。GW前半が見頃となりそうです。
神棚を扱っている、ときわ神具の前のキツネです。
笠間稲荷神社を訪れたもう一つの目的は、藤の花をデザインした御朱印です。笠間に暮らしていた記念に1枚購入しました。