ウリパパの日記

自由気ままに・・・

イワウチワ咲く三頭山を登山 2014.5.2

2014-05-02 23:18:16 | 山登り
カタクリの咲く御前山から戻り、自動車で奥多摩周遊道路を下り東京都民の森へと向かいます。時間はまだ11時30分ですが、お腹が空いてきました。森林館に併設されているレストラン「とちの実」で昼食休憩とします。注文したのは2年前に訪れた時と同じ「舞茸天丼」。舞茸や山菜などの天ぷらはボリューム満点。そば湯やお水がとても美味しいです。


昼食後、三頭山目指して出発。まずは標高1142mの鞘口峠へと向かいます。途中沢山の花が咲いていました。四角形の黄色い可憐な花はコガネネコノメソウ(黄金猫の目草)。高尾山近辺ではあまり見かけない花です。


鞘口峠付近ではエイザンスミレが咲き乱れています。

鞘口峠から三頭山へかけては標高差400mの急な登りが続きます。3月に購入した登山靴が足に馴染んできたとはいえ、先ほど8km歩いてきただけに足にこたえます。


北斜面にはヤブレガサが群生しています。日当たりの良いところでは傘が開いています。

ブナの路をひたすら歩き、鞘口峠から約45分で三頭山の東峰の近くまでやってきました。東峰の近くでイワウチワが咲くそうですが、登山路からはそれらしき姿が見えません。2年前に御岳山奥の院の北斜面の岩場で偶然見かけた花のことを思い出し、登山路から少しはずれて似たような場所を探します。


ようやく見つけました。




ひっそりと岩場に咲くイワウチワ。2年前は悪天候で断念しましたが、ようやく三頭山で出会うことができました。


東峰(1528m) と中央峰(1531m) です。


続いて西峰(1524.5m) に到着。ようやく晴れ間が出てきました。


西峰にある石柱は何でしょう?三頭山の三角点は東峰の山頂標識の脇に設置されていました。


三頭山から大沢山を経由して深山の路を下っていきます。ここでも沢山のスミレが咲いています。よく見かけたスミレですが、名前が分かりません。花はナガバノスミレサイシンに似てますが、アケボノスミレのように花が咲いてから葉が成長するようです。ナガバノアケボノスミレでしょうか・・・


こちらはアケボノスミレです。


フモトスミレを見つけました。1300m以上では花芽が出ていませんでしたが、石山の路を三頭大滝へ下る途中に一輪咲いている姿を発見。

ところで、大沢山からの下りは北側に崖を背負った尾根道が続き岩場もありました。ここでもイワウチワが咲いていそうな雰囲気でしたが、、、


標高が下がり三頭大滝へ500mを切った辺りで、偶然左手の斜面にイワウチワを見つけました。登山路脇に咲いていたとは驚きですね。冒頭の写真もここで出会ったイワウチワです。この辺りでポツポツ咲いています。まだ蕾もあるので暫く楽しめそうです。

東峰の近くで足場の悪い斜面を探し回ったのは一体何だったのだろうか。イワカガミの群生地を発見するおまけがついてきましたが・・・


今日は残雪をたくさん見かけましたが、雪の上を歩くのはここが初めてです。三頭大滝まで残りわずかの場所です。


帰りに三頭大滝に寄り道。


森林館へ戻る途中で見た新緑の淡いパステルカラーです。

森林館を出発してブナの路、深山の路、石山の路と三頭山を周遊してきました。距離にして7~8kmでしょうか。パンフレットには4~5時間のコースと紹介されていますが、花を見ながらゆっくり歩いて所要時間は2時間30分でした。目的のイワウチワに出会えて大満足でした。


(おまけ)

森林館のそばで、グアッグアッと鳴き声が聞こえてきたのでそっと近寄ると、、、巨大な親子蛙でした。
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月夜見山からカタクリ咲く御前山をハイキング 2014.5.2

2014-05-02 21:09:11 | 山登り
今日も初夏の日差しが降り注ぎ、八王子の最高気温は昨日の25.5℃とほぼ同じ25.4℃まで上がりました。上空の寒気も抜けて昨日に比べて天気も安定してきたので、今日は奥多摩の御前山と三頭山に登ってきました。この二つに大岳山を加えた奥多摩三山を一日で踏破するのは容易ではなく、2~3年前に奥多摩湖から御前山、大岳山、御岳山を歩いたときは距離が20km近くあってクタクタになったことを思い出しました。今日は奥多摩周遊道路に車を駐車して、午前中に月夜見山から御前山を往復し、午後は都民の森の三頭山周遊コースを歩いてきました。

奥多摩周遊道路は朝8時まで通行止めなので、朝はそれほど早く出かける必要はありません。朝7時に自宅を出発。38分後に檜原村に入り、約1時間で数馬の集落に到着。奥多摩周遊道路をのぼり、天気が良いのでまずは月夜見第一駐車場へと向かいます。


8時20分に月夜見第一駐車場に到着。朝早いため雲が少なく、奥多摩湖の先には奥多摩や奥秩父の山並みが見渡せます。ちょこっと頭を出した雲取山や立派な山容の飛龍山、前飛龍の左奥には奥秩父の国師が岳が見えています。


奥秩父をズーム。正面に黒金山、その右奥に貫禄の国師が岳です。

眺望はこれくらいにして月夜見第二駐車場に戻り、ここで車を停めて御前山へ向かいます。御前山まで距離は4km。目の前に御前山が見えていますが、意外と距離がありそうです。しかも東の空には雲がわいてきました。


月夜見第二駐車場の標高は1089m。小河内峠にかけて1.5kmほどなだらかな下りが続き、その後は登りとなります。巻き道を利用すれば厳しい登り坂はなく、新緑の中、快適なハイキングが続きます。芽吹き始めた木々の間から奥多摩湖が見え隠れします。


ところどころ、ミツバツツジが咲いています。


足元には数多くのスミレが咲いています。ナガバ ノスミレサイシンやタチツボスミレ、エイザンスミレが主役ですが、ヒナスミレの姿も見ることができました。


上の花は花弁が6枚あるので、ヒゲネワチガイソウでしょう。ワチガイソウは常に花弁が5枚です。

駐車場から1時間20分で標高1348.5mの惣岳山に到着。惣岳山の手前からカタクリの姿が現れ始めますが、すでに花の時期は終わっているようです。


惣岳山から御前山にかけては整備された尾根道が続きます。あいにく雲が広がってきましたが、このあたりのカタクリは今が見頃のようです。




御前山を訪れたのは、この花を見るためでした。


バイケイソウの群生地です。


再びカタクリの花です。柵の杭の脇にも咲いています。7年目の春にこんな場所に芽吹くとは、すごい生命力です。




日が陰ってきましたが、元気よく咲いています。


10時10分、標高1405mの御前山に到着しました。御前山上空は朝から雲におおわれていますが、雲の合間から時折日差しものぞいて半袖でも問題ありません。


御前山まで来ると、雄大な雲取山が姿を現します。

眺望とカタクリの花をを楽しんだ後、ここでUターンします。10時20分に月夜見駐車場へ向けて出発。


御前山から少し西へ下ったへところに南西方面の展望が開けた場所があります。かなり雲がわいてきましたが、雄大な富士山が姿を現していました。

11時15分に駐車場へ到着。カタクリの花を求めて2時間45分のハイキングでした。これから都民の森へ向かいます。目的はイワウチワが咲く三頭山です(続く)。

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