kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「パッチギ!LOVE&PEACE」

2007年05月08日 23時26分00秒 | 映画
今日は、あの井筒監督作品の「パッチギ!LOVE&PEACE」の試写会へ。

なんと応募総数2000通以上の中から
選ばれし130組260名だったとか!イエーイ☆
それにしても、年齢層の高い試写会だったけど・・?

FM802DJのKIYOMIが司会として来ていて
さすが、流れるようにしゃべっていましたっ。

2005年に発表された前作「パッチギ!」では、
ものすごく勢いのある青春映画で、映画各賞を総なめにしたらしい。

私も前作を観たのですが、初めて見た『沢尻エリカ』の
可憐な美しさにかなりびっくりして、
エンドロールで名前を確認したことを覚えています。

前作は、1968年の京都を舞台にしていて
今作は、1974年の東京を舞台としているらしい。


主演のアンソン役とキョンジャ役は、
2000人を超えるオーディションの中から選ばれただけあって
堂々とした演技っ!!
これから注目の俳優かもしれません。

そして、藤井隆が出演していることは知っていましたけど
あんなに重要な役で出ているとは、知りませんでした。
純朴な田舎者の青年を好演してました。

チャンス役の子役の男の子が何とも言えない可愛らしさでしたし、
私的には、アンソン、キョンジャのオモニ(母親)役の
女優さんが、ツボでしたっ。
こんなおばちゃん、絶対に大阪にいますもんっ。

「ゲロッパ」や「フラガール」を手がけた羽原大介が
脚本を担当しているだけあって、
やはり随所に笑いが散りばめられていて
でも、その中に切なさや悲しみなどがしっかりと入ってきます。

私の高校には、在日朝鮮人の生徒も結構いて
アルバムに、日本名と朝鮮名2つ書いてあったりしました。
でも、見た目も全然分からないし
言葉も生まれた時から日本で暮らしているので
多分日本語の方が上手だと思うし、全然違和感がなく
普通に友達でした。
その頃は、深く考えたことなんてありませんでした。

でもやはり朝鮮人ということで、差別は実際に根強く存在し
きっと苦しんでいた人もいたのでしょうね・・
そんなことを思いました。

ちょっとだけ残念だったのは・・
この映画の中で、映画「俺たちは君のためにこそ死ににいく」を
意識してパロディ化した部分があったこと。
それも、あの映画も戦争を否定的な目線で描いているのに
肯定的に描いている風にとらえた表現だったこと。

そんな人の映画を否定しなくても、
この映画は十分感動出来るものになったはずなのになぁ~と。