期限が明日に迫った、中之島の国際美術館で開催中の
「プーシキン美術館展」に、お友達をお誘いして行ってきました!
この絵画展は、ロシアの大金持ち2人の収集した作品を展示したものです。
フランス近代絵画の伝説的コレクターと言われる
セルゲイ・イワノヴィッチ・シチューキン(1854~1936)と
イワン・アブラモヴィッチ・モロゾフ(1871~1921)の2人。
しかし、2人は好む絵画の種類が全く違ったようです。
シチューキンは、自らの感受性を信じ
表現力の強い実験的、前衛的な作品を集め
まだ当時は無名だった、マティスやピカソを支えたことでも有名!
(かなりの先見の明があったってことですね)
モロゾフは、画商の意見をよく聞き取り入れ
評価に値する名作を揃えたとか。
セザンヌやボナールといった穏やかで装飾的な作品に引かれたらしい。
2人のコレクションは、1917年からのロシア革命を機に国有化され
その後1948年からプーシキン美術館とエルミタージュ美術館に
分割して所蔵されています。
明日までとなった土曜日ということで
人が多いだろうということは、予想がついたので
10時開館前に着くように行きました。
ですので、結構人は多かったものの
いつものように、ちょっとづつ押されながら進むような状態ではなく
比較的じっくり鑑賞することが出来ました。
(そして、ありがたかったのは、
ちゃんと絵画一枚一枚に短い解説がついていたこと!分かりやす~いっ)
やはり、この美術館展の目玉は、なんと言っても
・金魚:マティス(写真はポストカードを撮ったもの)
思ったよりも大きくて、迫力があります。
金魚自体は、小学生でも書けそうな気がしますが・・(失礼・・)
この構図や色使いが、やはり素晴らしいのだと思います。
後の気になった作品を挙げてみますと・・・
(絵画に関して、全然見識もありませんので、ただの私の好みですが・・)
・白い花瓶の花:マティス
私は、マティス作品では、こちらの絵の方が好きでした。
全体が山吹色のバックで、赤・緑・青・黄色など
はっきりした色がたくさん使われていて、
ゴチャゴチャしてしまいそうですが
色の配色・構図がしっかりしているからか、とてもまとまった印象!
・白い睡蓮:モネ
やはり、私モネが好きみたいです!
ぱっと目に飛び込んで来た瞬間になんとも言えない明るい華やいだ気分に☆
光を含んだ緑やパステルカラーの色彩が心地いいのです。
この絵には、モネが好んだ日本様式の太鼓橋が描かれています。
・刑務所の中庭:ゴッホ
この絵画は、ゴッホが命を絶つ約5ヶ月前の作品だということで
ゴッホの混乱した精神状態を表すように
胸にズーン・・と何か重く響いてくるような印象。
囚人達の動きや目の鋭さが今にも動き出しそうな感じ。
・夜(テ・ポ):ゴーギャン
この作品は木版画(3色刷り)でしたが
いつものゴーギャンの異国情緒溢れる色彩よりも
インテリアとして良さそうな黒とオレンジを基調にしたシンプルな作品。
ゴーギャンの作品には、サインと題名も
一枚一枚しっかり入っているのが特徴。
・指から棘を抜く女:ウジェーヌ・カリエール
この作品は、他の画家の作品と違って
最小限と思われるほど、色を使っていません。
肌色~茶色までのトーンで全てをかきあげているのです。
とても描くのが難しそうに思えて、感心しきり。
などなど、興味深く鑑賞することが出来ました。
出口を出てから、実際に絵画や版画を売っている所を覗いて
私が、部屋のインテリアなどに良さそうだなぁ~と気になったのが
ジョルジュ・ブラックの作品。
装飾建築の家に育った彼の作品は、センスがあり
黒一色で絵と文字を融合させた作品は、とても斬新!!
欲しくなってしまいました。
(版画だったら、そんなに高くないのでいつか買えればなぁ~と思います)
それにしても、この2人の大金持ちさには、感心しっぱなし。
だって、これだけの絵画を収集する為には、どれだけ注ぎ込んだのか・・・?
そして、実際に集めた作品の為の部屋まで用意というから・・・
マティス・ルームやピカソ・ルーム、
ゴーギャンの絵に囲まれた食堂などもあったらしいです。
「プーシキン美術館展」に、お友達をお誘いして行ってきました!
この絵画展は、ロシアの大金持ち2人の収集した作品を展示したものです。
フランス近代絵画の伝説的コレクターと言われる
セルゲイ・イワノヴィッチ・シチューキン(1854~1936)と
イワン・アブラモヴィッチ・モロゾフ(1871~1921)の2人。
しかし、2人は好む絵画の種類が全く違ったようです。
シチューキンは、自らの感受性を信じ
表現力の強い実験的、前衛的な作品を集め
まだ当時は無名だった、マティスやピカソを支えたことでも有名!
(かなりの先見の明があったってことですね)
モロゾフは、画商の意見をよく聞き取り入れ
評価に値する名作を揃えたとか。
セザンヌやボナールといった穏やかで装飾的な作品に引かれたらしい。
2人のコレクションは、1917年からのロシア革命を機に国有化され
その後1948年からプーシキン美術館とエルミタージュ美術館に
分割して所蔵されています。
明日までとなった土曜日ということで
人が多いだろうということは、予想がついたので
10時開館前に着くように行きました。
ですので、結構人は多かったものの
いつものように、ちょっとづつ押されながら進むような状態ではなく
比較的じっくり鑑賞することが出来ました。
(そして、ありがたかったのは、
ちゃんと絵画一枚一枚に短い解説がついていたこと!分かりやす~いっ)
やはり、この美術館展の目玉は、なんと言っても
・金魚:マティス(写真はポストカードを撮ったもの)
思ったよりも大きくて、迫力があります。
金魚自体は、小学生でも書けそうな気がしますが・・(失礼・・)
この構図や色使いが、やはり素晴らしいのだと思います。
後の気になった作品を挙げてみますと・・・
(絵画に関して、全然見識もありませんので、ただの私の好みですが・・)
・白い花瓶の花:マティス
私は、マティス作品では、こちらの絵の方が好きでした。
全体が山吹色のバックで、赤・緑・青・黄色など
はっきりした色がたくさん使われていて、
ゴチャゴチャしてしまいそうですが
色の配色・構図がしっかりしているからか、とてもまとまった印象!
・白い睡蓮:モネ
やはり、私モネが好きみたいです!
ぱっと目に飛び込んで来た瞬間になんとも言えない明るい華やいだ気分に☆
光を含んだ緑やパステルカラーの色彩が心地いいのです。
この絵には、モネが好んだ日本様式の太鼓橋が描かれています。
・刑務所の中庭:ゴッホ
この絵画は、ゴッホが命を絶つ約5ヶ月前の作品だということで
ゴッホの混乱した精神状態を表すように
胸にズーン・・と何か重く響いてくるような印象。
囚人達の動きや目の鋭さが今にも動き出しそうな感じ。
・夜(テ・ポ):ゴーギャン
この作品は木版画(3色刷り)でしたが
いつものゴーギャンの異国情緒溢れる色彩よりも
インテリアとして良さそうな黒とオレンジを基調にしたシンプルな作品。
ゴーギャンの作品には、サインと題名も
一枚一枚しっかり入っているのが特徴。
・指から棘を抜く女:ウジェーヌ・カリエール
この作品は、他の画家の作品と違って
最小限と思われるほど、色を使っていません。
肌色~茶色までのトーンで全てをかきあげているのです。
とても描くのが難しそうに思えて、感心しきり。
などなど、興味深く鑑賞することが出来ました。
出口を出てから、実際に絵画や版画を売っている所を覗いて
私が、部屋のインテリアなどに良さそうだなぁ~と気になったのが
ジョルジュ・ブラックの作品。
装飾建築の家に育った彼の作品は、センスがあり
黒一色で絵と文字を融合させた作品は、とても斬新!!
欲しくなってしまいました。
(版画だったら、そんなに高くないのでいつか買えればなぁ~と思います)
それにしても、この2人の大金持ちさには、感心しっぱなし。
だって、これだけの絵画を収集する為には、どれだけ注ぎ込んだのか・・・?
そして、実際に集めた作品の為の部屋まで用意というから・・・
マティス・ルームやピカソ・ルーム、
ゴーギャンの絵に囲まれた食堂などもあったらしいです。