kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「県庁の星」

2006年02月20日 21時05分14秒 | 映画
当たったけれど、用事で行けないお友達から頂いた
「県庁の星」の試写会へ行ってきました。

いつもはちょっと遠いので敬遠している
よみうり文化ホールですが、開演時間が遅いので
十分に間に合いました。

主演:織田裕二、柴咲コウという、ヒットメーカーの2人が
タッグを組んだことでも話題です。

ストーリーは・・・
野村聡は、K県庁のキャリア公務員。エリート意識を持った上昇志向の
強い男で、婚約者も地元大手建設会社の令嬢、と人生は順風満帆。
「特別養護老人施設建設」のビックプロジェクトを足がかりに
更なるステップアップを狙っている。
そのプロジェクトを進める上で、
民間企業との人事交流研修のメンバーに大抜擢される。
しかし、研修先はやる気のない三流スーパー「満点堂」
しかも教育係:二宮あきという自分よりも年下のパート店員。
書類、マニュアル第一の融通の利かない公務員と
お客様第一の現場主義のパートが、上手くいくはずもなく
事あるごとにぶつかって・・・・・



改革は、進みそうで進まない・・県政は、海千山千の人物ばかり・・
という辺りが、現実問題をしっかり踏まえた脚本になっていたと
思います。

やっぱりさすが織田裕二ですねぇ~。
はっきり言って、私は(顔も含めて)
そんなに好きな俳優さんではありません・・(スイマセン)
しかし、彼が出てることで面白そうというイメージを持たせる
だけの存在感と実績を持っています!

そして、そんな期待を裏切らない作品に仕上げてくる役者であるなぁと。
作品作りには、本気で取り組むので
スタッフや他の共演者達からは、煙たがられるという噂も聞きますが、
それでこそ役者なのかもしれませんねぇ。
今回は、エリートキャリア公務員ということで
押さえた演技にしているようです。
(頬もこけて、体重も絞ったらしいです)

司会の人が紹介していた彼のこだわりのひとつは・・・
スーパーに派遣された当日に、
スーツにエプロンをつけるシーンがあるのですが、
その時に、県庁のバッジがエプロンの紐で隠れていないかどうかを
ワンシーンごとにチェックしたらしいです。
(最初は県庁のキャリアということが重要という心境を表す為)


日曜日の「スタメン」という情報番組に
宣伝を兼ねて、珍しく生出演していました。
昨今の世の中の問題も、彼なりに色々と考えてる様子でした。
そういったことも、この映画の中に反映させているようです。
色んな現実の問題が詰まった映画です。
かと言って、堅い訳ではなくって、楽しめる作品です。


県庁用語で
「前向きに検討致します」=(イコール)「何もしません」
だということが出てくるのですが
これ、使おうかなぁ~!!(笑)