kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「シリアナ」

2006年02月14日 23時05分29秒 | 映画
今日は、今年度のアカデミー賞候補にも挙がっている映画「シリアナ」の試写会へ!

「SYRIANA シリアナ」とは、
ワシントンのシンクタンクで実際に使われている専門用語。
  イラン・イラク・シリアがひとつの民族国家になることを想定する、アメリカによる
  中東再建のコンセプト だとか!

この映画は、実在する元CIA工作員が、
暴露した赤裸々な真実の物語を基に作られています。
実在のロバート・ベア工作員が、中東で実際に体験し目撃した事実を書いた本は
「CIAは何をしていた?」「裏切りの同盟」が日本でも出版されているとか。

『世界で最も恐ろしいタブー解禁。』と銘打たれているだけあって、
石油に関わる巨大な利権の闇を
描いていて、これまで誰も口を閉ざしていた部分に焦点を当てています。
これだけの話を扱った映画に、そうそうたる役者が出演を志願したらしいです。
ジョージ・クルーニーは、CIA工作員になりきる為に、
体重を13kgも増やして役に臨んだらしいです。
(そのままだと、かっこよすぎて目立ちすぎるから。
 そんな目立つスパイはいない・・と)

とにかく映画自体は、色々なところで様々な人々の、
それぞれの日々の営みの様子が描かれています。
観客には連続したストーリーではなく、
断片的なパズルのピースが与えられると言えます。
少しづつ少しづつ与えられるので、それを観客はひとつに繋げなければいけません。
ですので、はっきり言って難しいです。途中で席を立った人もいました。
石油の利権、アメリカの石油に対する利益、軍事費、中東の状況・・・など
様々な知識がないと、本当の意味では映画を理解出来ないかもしれません。
しかし、今の中東情勢を作り出したのは、誰なのか何なのかどうしてなのかという
一番大事な部分を衝撃を持って目の前に突き出してくれる、そんな映画です。
見る価値があると思います。
観る前に予備知識を入れておくことをお勧め致しますが。

そして、一つ配給会社の方に言いたいのは・・・
この映画、最終チェックしました~??と問いたい!
なぜなら、タダでさえ難しい映画であり、
字幕で出る文字の意味を理解するのに忙しいのに
その肝心の字幕が、見えにくい!!というよりも、見えない時があるんです!!
背景が白色なのに、白抜きの文字使います??嫌がらせかと思いました・・・
アラビア語?をしゃべっている時は、さすがに英語の字幕も出るのですが、
それは白抜きだけど黒い枠取りがされた文字なので、小さくてもはっきり見えるのです。
みんな途中で、見えないから前に乗り出してました・・・
それでも読めないぐらいでしたけど・・・
あれはひどいですよ~!