そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

7月9日(月)亜爾然丁のお茶

2012年07月09日 | 公開

 しかし、かかし、月曜朝いち演習は、またまた実質欠席者ゼロだった! どうかしちゃったんじゃないだろうか? 本日は作品を作った人と、作品の中の主体とは、必ずしもイコールではないという、ごくごく基本的な確認を要した。こういう不幸な人が作った、不幸をテーマとした作品だから、こんな不幸な気持だったのだろう…と、おいおい、それを作った時、作者はまだ出家も何もしていないんだよと突っ込みを入れる。一人称の文学というのは、存外難しいぞよ。歴史小説を書く授業じゃないからね、これは。

 続く講義は、実は話すべきことは先週までで話しちゃったから、もはや完全に消化試合モードに入ってしまった。まあ、それでも口から出まかせで喋くり続けることができるのは、亀の甲よりなんとやらだ。私も人の子おてもやん、ピーチクパーチクしゃべれども…(痴良久)

 昼食は「maruharu」へ行った。もちろんビールを飲む。先週は鰻重食ったのが同居人にバレたので、自重をした次第。同居人はほんとうに恐ろしい! 私はひたすら同居させてもらっているだけの立場なので、頭がまったくあがらない。給与も何もかも、あらゆる収入は全部召し上げられる。結婚した当初はたしか、年下の新妻だったはずなのに、こんにちただ今は私のお母さんだ。御歳すでに傘寿を過ぎたかも。いやはや、女性は歳をとるのが速いぞなもし。かぐや姫を見よ! 3ヵ月で成人したじゃないか。(こりゃセクハラぎりぎりか?

 14:00からはA君相手の特殊演習。亜爾然丁のお人であるA君には、先週痛風の病院へ行った際に、新宿駅辺で見つけてもとめた同国の物産品をお見せしたところ、先生~!、これ亜爾然丁の有名なお茶なんですよ~と大喜び。亜爾然丁は遠いからなと、全部差し上げました(少し返してくれたのが画像)。また、Wさんにいただいた金沢は高砂屋の麩菓子で、薄茶を1服差し上げた。A君はややぬるめの服加減がお好きだとか…。

 引き続いてK君の学会下発表を聴く。もしかしたら途中で居眠りをしたかもしれない。記憶が飛んでいる。申し訳なし。先生、朝から授業の連続で、ふらふら、くたくたなんだよ。ハンドアウトに盛り込む内容はこれでよろしいが、もっと見やすく工夫することだな。

 馬場へ出て、H堂書店にて千宗屋『茶味空間』(マガジンハウス)を購入。ふう、もう18:00を過ぎたわい。 

 

 

 「観光バスに乗って大宰府へ行く」というシャレは、やはり英語の先生には通じなかった…。フェイスブックでは大好評だったがねェ。


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